「東京裁判史観(自虐史観)を廃して本来の日本を取り戻そう!」
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する。
( 心が臨界質量を超えるとは → http://tinyurl.com/5kr6f )
( 東京裁判史観とは → https://tinyurl.com/ugz9qah )
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《 いま必見のネットチャンネル 》
★水間条項TV https://tinyurl.com/rvez6uw
日本メディアが報道しない情報最前線が見えてきます。
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《 いま注目の論点 》
★つくる会狙い撃ちの「不正検定」――藤岡信勝さん
★激化する中台「防疫外交」合戦――矢板明夫さん
★台湾のコロナ対策と後藤の遺訓――井上和彦さん
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とりわけ酷(ひど)かったのが昭和20年3月10日の東京爆撃です。日本の本土空襲の指揮をとっていたカーチス・ルメイという将軍は東京を碁盤の目のように区切り、タテに何度となく爆撃を行い、次はヨコに爆撃を繰り返し、さらにはナナメの線に沿って爆撃をつづけたのです。その一日だけで約十万人の一般人が殺されました。
◆東京はホロコーストされた都市だ
『中国・韓国に二度と謝らないための近現代史』
【 渡部昇一、徳間書店、p230 】
最後に、私も機会あるごとにさまざまなかたちで「日本の主張」を言い続けているということを記しておきます。
アメリカ軍による蛮行というと、ふつうは原爆ばかり指摘されます。しかし終戦の直前には日本の六十以上の都市が空襲で焼き払われたのです。これを忘れてはなりません。
とりわけ酷(ひど)かったのが昭和20年3月10日の東京爆撃です。日本の本土空襲の指揮をとっていたカーチス・ルメイという将軍は東京を碁盤の目のように区切り、タテに何度となく爆撃を行い、次はヨコに爆撃を繰り返し、さらにはナナメの線に沿って爆撃をつづけたのです。その一日だけで約十万人の一般人が殺されました。
アウシュヴィッツのガス室で十万人を殺すとなったら、いったい何か月かかるか。興味がある人には計算してもらいたいと思いますが、東京の場合は一日でそれだけの人が殺されたのです。
ついでに記しておけば、このように明らかに非戦闘員を狙った爆撃だったため、戦後、東京大空襲に対する批判が巻き起こりました。それに対してカーチス・ルメイは何ひとつ反省の意を示しませんでした。ところが日本政府はそんなルメイに対して勲一等旭日大綬章を贈っているのです(昭和39年)。「戦後、日本の航空自衛隊の育成に協力した」というのがその理由でした。時の首相は佐藤栄作。なんとも釈然としない出来事でした。
ところで私は、上智大学を退職するとき、自宅書斎にある学術的な洋書の総目録を680ページの本にまとめました。Bibliotheca Philologica Watanabeiensis ~ The Catalogue of Philological Books in the Library of Professor Shoichi Watanabe というがそのタイトルです。そして序文を兼ねて「書物と私」といった主旨の自叙伝のようなものを記し、私が大学に入るために上京したときの光景についてこう書きました。
《More than sixty main cities of Japan had been burnt to ashes together with mountains of books.》
《Japan was a literally burnt-out country and Tokyo was a holocausted city.》
六十以上の主要都市が焼かれ、おびただしい数の書物が灰になった。日本は文字どおり焼け野原で、東京は「ホロコースト」された都市であったという意味です。
すると、「国際古書学会」(本部はフランスの国立図書館内にある)の雑誌が私のこの序文を全文転載したいといってきましたので、もちろんふたつ返事でOKしました。
この雑誌は世界中の本好きの人が読んでいますから、《Tokyo was a holocausted city.》という一節は世界中の心ある愛書家の胸に留まったと思います。外国人はたいてい、日本で大きな被害を受けたのは原爆による「ヒロシマ」「ナガサキ」だけだと思っていますから、東京が「ホロコースト」された都市だと知って認識を改めたのではないでしょうか。ちなみに、大空襲で焼き払われた東京を《a holocausted city》と表現したのはおそらく私が最初だと思います。
世界中の愛書家は古書学会の雑誌を大切に取って置きます。そんな人たちですから、空襲によって「山のような本が灰になり」、東京が地獄のように「ホトコーストされた」という事実は、永遠に彼らの記憶に残るはずです。
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する。
( 心が臨界質量を超えるとは → http://tinyurl.com/5kr6f )
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《 いま注目の論点 》
★つくる会狙い撃ちの「不正検定」――藤岡信勝さん
★激化する中台「防疫外交」合戦――矢板明夫さん
★台湾のコロナ対策と後藤の遺訓――井上和彦さん
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とりわけ酷(ひど)かったのが昭和20年3月10日の東京爆撃です。日本の本土空襲の指揮をとっていたカーチス・ルメイという将軍は東京を碁盤の目のように区切り、タテに何度となく爆撃を行い、次はヨコに爆撃を繰り返し、さらにはナナメの線に沿って爆撃をつづけたのです。その一日だけで約十万人の一般人が殺されました。
◆東京はホロコーストされた都市だ
『中国・韓国に二度と謝らないための近現代史』
【 渡部昇一、徳間書店、p230 】
最後に、私も機会あるごとにさまざまなかたちで「日本の主張」を言い続けているということを記しておきます。
アメリカ軍による蛮行というと、ふつうは原爆ばかり指摘されます。しかし終戦の直前には日本の六十以上の都市が空襲で焼き払われたのです。これを忘れてはなりません。
とりわけ酷(ひど)かったのが昭和20年3月10日の東京爆撃です。日本の本土空襲の指揮をとっていたカーチス・ルメイという将軍は東京を碁盤の目のように区切り、タテに何度となく爆撃を行い、次はヨコに爆撃を繰り返し、さらにはナナメの線に沿って爆撃をつづけたのです。その一日だけで約十万人の一般人が殺されました。
アウシュヴィッツのガス室で十万人を殺すとなったら、いったい何か月かかるか。興味がある人には計算してもらいたいと思いますが、東京の場合は一日でそれだけの人が殺されたのです。
ついでに記しておけば、このように明らかに非戦闘員を狙った爆撃だったため、戦後、東京大空襲に対する批判が巻き起こりました。それに対してカーチス・ルメイは何ひとつ反省の意を示しませんでした。ところが日本政府はそんなルメイに対して勲一等旭日大綬章を贈っているのです(昭和39年)。「戦後、日本の航空自衛隊の育成に協力した」というのがその理由でした。時の首相は佐藤栄作。なんとも釈然としない出来事でした。
ところで私は、上智大学を退職するとき、自宅書斎にある学術的な洋書の総目録を680ページの本にまとめました。Bibliotheca Philologica Watanabeiensis ~ The Catalogue of Philological Books in the Library of Professor Shoichi Watanabe というがそのタイトルです。そして序文を兼ねて「書物と私」といった主旨の自叙伝のようなものを記し、私が大学に入るために上京したときの光景についてこう書きました。
《More than sixty main cities of Japan had been burnt to ashes together with mountains of books.》
《Japan was a literally burnt-out country and Tokyo was a holocausted city.》
六十以上の主要都市が焼かれ、おびただしい数の書物が灰になった。日本は文字どおり焼け野原で、東京は「ホロコースト」された都市であったという意味です。
すると、「国際古書学会」(本部はフランスの国立図書館内にある)の雑誌が私のこの序文を全文転載したいといってきましたので、もちろんふたつ返事でOKしました。
この雑誌は世界中の本好きの人が読んでいますから、《Tokyo was a holocausted city.》という一節は世界中の心ある愛書家の胸に留まったと思います。外国人はたいてい、日本で大きな被害を受けたのは原爆による「ヒロシマ」「ナガサキ」だけだと思っていますから、東京が「ホロコースト」された都市だと知って認識を改めたのではないでしょうか。ちなみに、大空襲で焼き払われた東京を《a holocausted city》と表現したのはおそらく私が最初だと思います。
世界中の愛書家は古書学会の雑誌を大切に取って置きます。そんな人たちですから、空襲によって「山のような本が灰になり」、東京が地獄のように「ホトコーストされた」という事実は、永遠に彼らの記憶に残るはずです。