渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

いつかロードで

2020年01月12日 | 公開情報


昨日、ZRのフロントブレーキパッドを
交換しての試し乗りの時、R185の海岸
線の通りでRZにすれ違った。
直線ですれ違う時に、遠景で見て「あ、
RZだ。乗れてんなあ。ヤキトリじゃない
じゃん。珍しい」とか思ったら、うちの
ご近所さんのRZだった(笑)。
試し乗りが終わって帰還し、アパートメン
トの屋内ガレージでまたばったり出会った
ので話をしていたら、向こうもすれ違う時
に「あ」と気づいたらしい。
元カワサキZ乗りの人だ。
こんな感じのZ1000マークII。


めちゃくちゃカッコいいZだった。
今はそれを手放して歴史的名車である
ヤマハRZ250のカスタム車に乗り換えて
いる。
本当は2台持ちたかったのだが、いろいろ
考えた末、RZ250カスタム1台に絞った
のだという。
普段は市民の命を守る仕事をしている
ナイスガイだ。危険で過酷なジョブだ。
ビジネスではない。

彼は3ない運動が盛んなエセ教育県の広島
県の高校出身なので、高校生の時にはバイ
免許が取れなかったのだという。
聞くと、最高裁判決で3ない運動は違憲で
あるとの確定判決をうけて文科省が各高校
に早期交通教育をすべしとの通達を出した
後の現在も、広島県は3ない運動を継続し
ているという。
法律で認められた免許を取得するとまるで
犯罪者のように広島県では高校生を扱う。
実は憲法を犯し、免許制度の法を犯して
いるのは教育機関の教師たちであるのに。
教育放棄をして、子どもたちを犯罪者扱い
して何が教育であるのか。
私立高ならまだしも、公立高校でそうした
憲法違反と法令違反をしてまで、生徒たち
の人権を蹂躙している広島県の高校。
やっているのは機械ではない。人間だ。
法治国家の社会の道に反することを教員
たちがやっている。
本当に西日本、特に広島県岡山県四国の
教育機関は3ない運動は違憲であるとの
最高裁判決が出た後も、公的な高等学校で
免許取得を禁止しているのは、明らかな
違法行為および不法行為であるのに、
それを争おうとする政党もなければ、
教育現場の声も無い。

「ナンセンスだ」
RZ乗りの人は言う。
そういうのが真っ当な心だと思うよ。
バイク乗りだからこそ持てたまともな
社会通念。一般的にバイクに乗らない
教育者たちのほうが違法行為を続ける。
どうなの?
このバイク乗りの意識のまともさというか
真っ当な社会通念の獲得の現実という点
は。
バイク乗りだからこそ社会の真の在り方
が見える、という一面かもね。
目を曇らせた教育ママゴン(死語。しかし
モンスターと名を変えて継続)たちや教育
者たちは、子どもたちに大切な教育は何
であるのかを思考し実行する事を放棄して
いる。
かなーり、日本というのは社会的にダメ
な社会だよ。政党も、政治とは独立した
教育機関で働く人間たちも。
制度を無視して破壊しているのが教師たち
なんだから。
そら、教師による非人道的ないじめも起き
る。あれが実は「普通」なんだから。
今の日本の教育機関においては。形は違え
ども、あのいじめが実体なんだよ。

さて、「ブレーキ鳴き止んだよ」とZRに
試し乗りして貰った広島の友人に峠から
メールした。
親子ほど歳の離れた友人で、サバゲ仲間
でありバイク仲間だ。
バイクは数台持っている。
ミニバイクだがレースもやってる。
その彼が、たまたまきょうは三原の道の
駅に寄ったらしい。


彼が道の駅で休憩していると、フォン!
とやって来た人がいた。
遠くから見てすぐにこの人だと分かった
という。


若者はこのイナズマ刀乗りに話かけた
らしい。私の事も出して。
イナズマ乗りは「いやー。峠で後ろから
追いかけまわされちゃったよー」みたい
な事を言ってたらしい。
嘘こけ。てんで追いつかなかった(笑)。
若者も「嘘こけ。このタイヤは何?」
と思ったらしい。
両輪ともサイドエンドまで削れまくって
いる。完全に走り屋だ。しかもタヌキ(笑)。
「かるーくいこうか」
「OK、かるーくね」
「ボケ!何がかるーくじゃ。ギンギン
やんけ!」
「うるせー!俺はお前に峠で一度勝ちてえ
んだよっ!」
(セリフaboutバリ伝)
というほどの三味線ね。
三味線て表現もバリ伝では一ノ瀬レーシ
ングのメカのおっちゃんが口にして、
ぐはー!いつの時代だよと若いチーム
スタッフに言われていた。
しかし、1982年の映画『汚れた英雄』
では主人公晶夫のチームメカニックが
口にしていた。82年当時でも私自身も
「いつの時代だよ。ナウでいかした
ごきげんなヤングがしゃべるホットな
言葉でしゅか?」とか思っただよな。

ま、でも、イナズマセンセはタヌキの
三味線引きすね。
で、若者が私に言ったタイヤは私の知る
タイヤと違っていた。
ここ一月でタイヤを履き替えて、さらに
それが両輪両サイド溶け溶けにさせてい
るのだ。
とぼけても無駄。
若者によると、タイヤ中央よりもサイド
のほうの減りが激しかったという。
そらね、そりは峠族だからだよ。峠しか
走らないとそうなる。
しかも、サーキットとは異なる溶け方に
なる。サーキット走行では溶けたタイヤ
は粒々ができて固まる。コース以外の
公道ワインディングの走行ではサラッと
したタイヤ表面の溶け方になる。
そんなことは若者もコースライダーで
レーシングマシンに乗っているので知悉
している。
ダメっすよ、とぼけても、センセ(笑)。
うすらとぼけても、あなたは速い。
あと、1秒見れば乗り方でどういう人だ
か判っちゃう。分からない人には判らない
だろうけど、解ってる人間はすぐ見抜く。
「とぼけたおっちゃんでしたー」と若者
は言う。
ま、おいら人喰い族は大好きだけどね
(笑)。
人は喰うけど食えない連中ね。
そういう人種は面白い。
落語家なんてのは典型だよな(笑)。

この峠はうちから二番目に近い。
舗装がまだ良いので走りやすい。


この峠は夕暮れ前が絶景だ。
まさに夕映えという瀬戸内海国立公園の
景色を見ることができる。
路面も良好だ。超高速コーナーも無いの
で安全。
ただし、落ち葉と小石の落石が半端なく
落ちているので、走行注意。
あと、私は必ず超スローにするコーナー
がある。日陰でしかも落ち葉と小石落石
が多くある低速コーナーだ。
他にも高速コーナーで落石が多い所も
あるので十分に注意してほしい。
昨日も前輪がバンク中にサイコロ位の小石
を踏んで数センチ横に前輪が跳ねてすっ
転ぶかと思った。ちょい焦った。
皆さんも、このロードはご注意ください。
特に、山の法面でネットを貼ってある
区間は落石だらけなので。


「人はひょんなことで知己を得るもん
ですなあ」(by 七人の侍)
いつかどこかのロードで君と出会える
ことを。




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