渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

二輪車老若問答

2020年01月14日 | 公開情報
空戦から帰還した戦闘機のような二輪車
である。
バイクはこうありたい。
 
さて、路傍に二人で座り、私は若者に
尋ねてみた。
「AとBではAが簡単と私は考えるが、
AとBではどちらが難しいか」と。
若者は答えた。
「低いレベルならばAのほうが簡単だが、
ハイレベルなところに行くとBのほうが
難しい。あれ?俺、何言ってるんだ?」
質問のトリックにハマっている。
これは意地の悪いトリックなのだが、
結論としては、Aのほうが簡単であると
いう共通認識が無意識性の中にあること
が確認できた。思惟によって説を論する
タメにする所見が聞きたかったのでは
なく、隠さぬ本音のところを聞きたかっ
たからだ。
これは定理ではなく、個別の感知の質性
としての回答だ。
私もよくこの手の問答を年長者からかけ
られた。
ただ、それらの人たちは、最初から答え
を用意して、それに合致しないと全否定
するというようなくだらぬサラリーマン
の悪意あるパワハラ上司のようなスタンス
で問答をしかけることはしなかった。
そこには一つの誠意ある確信を確認したい
という軸線があった。
私は、そうした人たちは、人として良質
だと思う。下衆で下劣な下心は無い。
 
二輪車問答は面白い。
私も昔はよく年上からいろんな問答を
された。禅問答みたいなのも多かったが、
「二輪車について考える」ことのために
なった。
 
ユーゾーさんから持ちかけられる問答で
は、的外しなことを答えるとすぐに
「(バイク)やめちめえ」だったけどさ(笑)。
「耳タコですよ」と言うともっと怒る
しよー(笑)。
まあ、でもチャンバー盗まれた時には
の毒がってもうワンセットのクロスチャ
ンバーをタダで作ってくれて、シリアル
ナンバーではなく私の名前を刻印してく
れた。
これはチャンバーも刻印も頼んではいな
い。ユーさんの気持ちなのだろう。
そうして私は世界に1セットしかない
ユーゾークロスチャンバーをユーゾーから
プレゼントされた。
 
私は武術・刀剣関係でもバイク関係でも、
多くの方々に世話になった。
今、改めて感謝をしている。
この記事についてブログを書く
« 何かがある時速120km | トップ | 蘇らない記憶 »