二代目キリン。初代のカタナを受け継ぐ。
MCグリフォンのメンバー。
MCガルーダのカシラ。
ガルーダとランブル放火犯人詐欺師松本。
ガルーダと松本。
ランブル放火犯人の詐欺師松本。
作者東本昌平は、完全に細かく描き
分けている。
長尾泰三の喫茶店ランブルを放火し、
ガルーダのメカニックのイットキさん
の看板を騙し盗った松本は、死ねば
いいのに。
放火の最高刑は死刑だ。
ヤキトリ野郎松本は死んだほうがいい
と思ったりする。石にけっ躓いてコテ
チンと。
最後は見知らぬ奴にランブル放火の件を
SAで吹聴しているところをグリフォン
のメンバーに聞き咎められてボッコボコ
にされているが、劇画『キリン』の中で
一番の真の悪人がこの詐欺師だ。
そして、松本がこれでもかというほどの
ヤキトリ姿焼きの典型載りであることを
東本昌平はきちんと見事に描き切ってい
る。
『キリン』全編を通して、東本昌平、
世の中、何がどうなのか解っている
作家だ。
人間の質性は、素行だけでなく立ち居
振る舞いに顕著に現れる。
二代目キリンのたたずまい。