MCメンバーがライディングブーツを
新たに買った。
ライディングブーツといっても、80年代
レーシングブーツにあたるような作り込み
なんだけどね。
直立ヒールは、残念ながら現在のところ
カドヤさんしか作っていない。
物理法則は時代変化しないのに、現代は
なんと不明が一般化していることか。
バイクにしても、焼き鳥ヤッキー御用達
のようなポジションの二輪ばかりメーカー
は作ってるし。
直立ではなく傾斜ヒールだが、まあ、この
くらいならば許容範囲だろう。
注目すべきは、内側に向けて斜めカットの
ケニーカットになっていることだ。
この手のブーツを履いてライドすると、
その使い勝手の良さに驚くことだろう。
とにかく、ステップの操作がしやすいの
だ。
バイクのステップとは「足置き」では
ない。いろいろと足裏で操作をするため
のパーツがバイクのステップなのだ。
ただの足置きならば、世の中の二輪車は
全部がスクーターのフラットデッキの
ような足置きが着いている筈だ。
そうではないから、あのようなバーが
両側から出ている。
だが、今の世の中、物事を深く考えよう
とはしない人だらけなので、バイクに乗る
のに足を使おうとはしない。
ただただ、ドテッとステップに足を置いて
いるだけで、全く下半身でマシンホールド
をしようとしないから上体に力が入り、
ガッチガチの硬直になる。
そもそも、「背骨を真っ直ぐに伸ばす」
などという大嘘が蔓延り出してから、
この世はバイクに乗れない人間だらけに
なった。
四輪車で「アクセルとブレーキは足を
離してから踏み替える」という危険な
大嘘を教えているのと同じだ。
私が免許を取得した頃は、二輪車の
背筋伸ばしと四輪車の足離しという
二大巨悪の大嘘は教えていなかった。
四輪車などで、足を一旦空中に浮かせる
ということが如何に危険なことであるか。
事実、踏み間違えでの大事故が多発して
いる。
多発していても、取締り当局も、それが
自分たちや関係機関の誤った運転指導に
よるものというところに自省の視点は
向かわない。
二輪車では、姿焼きの焼き鳥ヤッキーに
なるのには理由がある。
ヤッキーが二輪運転不適合であるのは
論を俟たないが、あのような不適切な
乗車をするには理由がある。
それは、彼らは一切「ステップを使う」
ということをしないからだ。
足元がフラフラ覚束なくて、どうして
歩行も駆け足も二輪車運転もできようか。
走る時も大地を蹴る走り方にはちゃんと
した地面の蹴り方がある。歩行も然り。
大嘘を広めている人間たちは、事故多発
を助長している者たちだ。
だが、一切自覚は無いどころか、正義の
使者であるかのように自認している。
嗚呼。いかにこのことこそが危険なこと
であることか。
やめよう、バイクの焼き鳥載り。
ストップ！姿焼き載り！
ヤッキー
白バイ技能競技全国大会優勝者による
模範乗車姿勢。これが二輪車運転の
正しい適切なフォームだ。背中を脱力
させて自然に曲げ、頷は出さない。
上体だけでやろうとしても駄目。下半身
で車体をホールドする。
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