走りと一言で言ってもいろいろある。
大別すると単独走行と集団走行だが、
その中でも両者には多くの形態の走りが
ある。
ただ、集団走行は単独走行ではない。
つまり、単独行為ではない。
「バトル」は別として、集団走行には
そのシチュエーションごとのルールが
ある。
自分のことだけ考えて好き勝手に走り
たい者は集団の中に入るべきではない。
たとえ、それがどんな走行の形式のもの
であってもだ。
理由は一つ。
てめえ一人のロードではないからだ。
しかも同一方向に同じ目的で走る集団に
おいては、団体行動ができない者は完全
にアウトだ。
MCの場合はもっと進む。
MCはMCの走行会においては、共に走る
に値する信頼できる者としか共に走らな
い。
これは走行の技術の巧拙の問題ではない。
人的質性の問題だ。
ただし、MCのオープンイベントとしての
走りの場合は別だ。
来る者は拒まない。オープンだから。
そして、MC主催の走行会の場合、身勝手
で邪な考えを持っている人間は、そのうち
お引き取り願うことになる。これは確実
に。
勝手に出ていても、向こうから声がかかる
ことは無くなる。
そうした例を嫌という程見て来た。
それは、走りの目的の無理解や、主旨への
敬意が不在の場合に多く起きる。
だが、これは別段、MCだけのことではない
ことだろう。
しかし、オートバイの場合は、明白な事が
ある。
己のことしか考えない奴は己をも滅ぼす
奴なので、そのような者とは命がかかる
「走り」などは共に行なえないのである。