気象
雷直撃!牛23頭が一瞬で感電死 驚きの結末は…?米国(動画)
2019年09月16日 06時00分
先月終わり、米テキサス州北部の牧場に雷が落ち、柵に一列につないでいた23頭の牛が一撃で死亡する事件があった。
この悲劇が起きたのは、ダラスから北東へ200キロほど離れた、オクラホマ州との境界近くに位置する田舎町アノナ。
家族で広大な牧場を営むトレイ・ウッディ(Trey Woody)さんのお父さんが先月28日の朝、生まれたばかりの子牛のようすを点検するために牧場に出向き、この光景に遭遇した。
テキサス州北部ではこの前日、激しい嵐が続いたが、ウッディさんらは特に心配することなく自宅で過ごしていた。
この牧場では、夜間も牛を畜舎に戻さず、屋外のフェンスにつなぐ飼育方法をとっていたが、柵の1本に雷が直撃。このため、強力な電流が流れて、8頭の子牛を含む23頭が一瞬で感電死した。
大量のステーキ肉だ
ウッディさんらが駆けつけたとき、牛はみな、左側を地面につけて倒れ、足を天に向けて上げていた。そして腐敗によって体内に溜まったガスでパンパンに膨れ上がり、胃は焼けこげたような痕跡が残っていたというから、いかに雷の衝撃が大きかったかわかる。
牧場やゴルフ場、運動場のような開けた土地は、落雷の危険が高く、立っている人間が一番高いものになるので、そこをめがけて落ちる可能性がある。
テキサス州では、2016年にも東部の牧草地で、木に雷が落ち、その下で雨宿りしていた19頭の牛が一瞬で感電死する事件があった。このときの牛は、食肉加工したのち、地元の人たちに大量のステーキがふるまわれたという。