火山

西之島 噴火再開から3カ月「南西側で新たな変化」衛星レーダーがとらえた!(動画)

 昨年12月以来、3カ月間にわたって活発な活動が続いている小笠原諸島の西之島について、国土地理院は地球観測衛星がとらえた最新の姿を公開した。

 

 流れ続ける溶岩流によって、島の北側と東側では陸地面積が広がっているが、最近では火砕丘の南西側にも新たな変化が起きているという。

溶岩流が流れる方向が変化

 西之島が噴火活動を再開して以来、今月5日で3カ月目を迎えた。この間、「だいち2号」に搭載されているレーダー画像の解析を続けてきた国土地理院によると、中央部の火砕丘からは当初、島の東西の海岸線に向かって溶岩が流出し続けていたが、今年の1月以降、流れは北東方向一帯に変わったという。

 2月に入ってからは、北と東南方向の広い範囲で溶岩が堆積しているのが確認されており、2月末ごろには火砕丘の南西側でも地形の変化がとらえられている。

 

 海上保安庁は先月17日にも上空からの観測を実施しており、このときも中央火口からは連続噴火が見られ、海へ流れ落ちる溶岩流の先端から白い水蒸気が上がっているのが観測されている。

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