新潟の日本酒おすすめ人気ランキング10選【八海山・越乃寒梅も！】

新潟の日本酒は「淡麗辛口」が基本ですが、その常識を破るのが佐渡地方の日本酒です。佐渡地方では小さな酒蔵である「逸見酒造」が仕立てるお酒「至」もそのうちの1つ。新潟特有のピリッとする辛口ではなく、どちらかと言うと甘口寄りで、洋梨のような華やかな香りが楽しめます。

こちらは酒米として、山田錦を使用しています。「至」は、2015年にテレビ放送で取り上げられたことで爆発的な人気が出たため一時は入手困難になりましたが、現在ではなんとか入手できる状態となりました。時期によっては生酒も流通しているため、新潟特有の「淡麗辛口」だとハードルが高いという方は、ぜひ参考にしてください。

大洋酒造の造る「大洋盛」は、新潟県が開発をした新たな酒造好適米である「越淡麗」を使用して作られています。透明感のある日本酒となるように、精米歩合は極限と言われる40%まで磨きをかけられているのも特徴的。

これにより淡麗辛口というだけでなく、爽やかな香りもプラスされており、なんとも言えない味わいに。実力も折り紙つきで、関東信越国税局酒類鑑評会において、三度の新潟総代を獲得しています。ぜひこの機会にご賞味くださいね。

妙高酒造が手がける「妙高山」は、最高級山田錦と越淡麗とを精米歩合50%まで磨きあげて醸造しています。「妙高山」の仕込みに使用する水は、その名の通り妙高山の伏流水。透き通る味わいに寄与しています。またこだわりはそれだけではありません。通常の殺菌とは違い、1本ずつ湯煎殺菌をし、香り高い深い味わいに仕上げているのもポイントです。

名工杜氏と言われる「平田正行氏」のもと、自社活性培養酵母を使用して混醸仕込みをするなど、日々攻めの日本酒造りを行っているのもこちらの面白いところ。

その日本酒造りは海外でも評価されており、数々の賞を受賞しているほか、「純米大吟醸 妙高山」も2013年度に全米日本鑑評会の大吟醸B部門で金賞を受賞しています。その名を世界にまで広げたこだわりの味を堪能されたい方はぜひ！

天保14年創業の麒麟山酒造は地酒にこだわりを持つ酒蔵で、酒米造りから仕込みに使用する水までこだわりをもって日本酒造りを行っています。

仕込みには地元の御神楽岳を起源として流れ出る常波川の軟水を使用し、お米に関しても麒麟山酒造内にアグリ事業部を設置して、専門の社員が中心となり栽培するほどの徹底ぶり。

辛口の日本酒こそが、飲み飽きずに毎日の暮らしの中でずっと飲んでいられる日本酒と位置付け、徹底的にキレのある味とパンチ力を磨いています。日本酒本来の味が好きという方には、ぜひとも飲んで頂きたい日本酒の1つです。

新潟県上越市に蔵を構える「丸山酒造場」の代表的な日本酒が「雪中梅」。先ほどもお伝えしたように、古くから新潟の三大日本酒として知られる銘柄ですね。新潟特有の辛口のお酒ではなく、あえて旨口としたのには、戦後に蔵を復活させた丸山三郎治氏の計らいがあったためだそうですよ。

当時の清酒の一升瓶は大工の日当よりも高値であったと言われており、それゆえ丸山氏はキレの良い辛口の酒の場合、酒の飲み過ぎで家計が苦しくなってしまうと考えたそう。また、1日中体を使う農村で働く人には、甘口の方が美味く感じるだろうとの配慮もあったようです。

つまり「雪中梅」は、当時の人々の生活を考えて作り出された日本酒なんですね。辛口すぎない味は、新潟らしいお酒が苦手という方にもぴったりですよ。

「鮎正宗」の蔵元である「鮎正宗酒造株式会社」は新潟県妙高市猿橋地区の、冬になると2m以上の雪がつもる豪雪地帯にあります。豪雪により蔵の温度が5℃程度に保たれるため、繊細な温度調整が必要な日本酒造りには非常に適した環境です。

このような環境で造られる「鮎正宗」は、仕込みに蔵元に寄り添う山脈の湧水を使用しており、大変やわらかな口あたりを実現しているのも魅力的。

「淡麗辛口」が多い新潟県ですが、比較的甘めのなめらかな口あたりを実現しているのが特徴の1つです。ぜひ、創業140年の伝統の味を体感してみてください。辛口の日本酒が苦手という方にもおすすめできる1本ですので、プレゼントにしても喜ばれるでしょう。

新潟県の長岡市に構える酒蔵「吉乃川株式会社」の醸す代表的な日本酒「吉乃川」は、地元新潟県産のお米を100%使用しており、さわやかな香りとキリッとしたパンチのある味が特徴です。

辛口で爽快感があるため、日本酒好きなら飽きずにどんどん飲めてしまうようなお酒に仕上がっていますよ。極上吉乃川シリーズは、この他にも特別純米や純米吟醸、純米大吟醸なども発売されており、様々な味わいを楽しめるのも嬉しいポイントですね。

新潟らしい辛口の味わいを求めている方は、ぜひ一度ご賞味ください。また贈り物としても大変喜ばれる日本酒ですので、大切な方に差し上げるのにもぴったりです。

新潟県新潟市に蔵を構える「石本酒造」の「越乃寒梅」は、新潟の三大日本酒として古くから有名です。プレミアムな日本酒として新潟だけでなく、全国クラスで知名度が高いお酒でしょう。

日本酒は戦後の高度経済成長期に甘口が求められた時代がありましたが、そんな中でも石本酒造はキレのある飲み口が正真正銘の日本酒であると掲げ、辛口を貫いたとのこと。その姿勢はまさに感服の一言です。口に入れると広がる旨味と、ピッとしたキレの良さのバランスが絶妙で、日本酒ファンなら一度は飲んで頂きたい名作です。

辛口でありながらも酸味は抑えぎみで、深い味わいを感じられる日本酒になっています。Amazonレビューでも「非常に上品な飲み口」や「雑味が少なく美味しく頂けました」と大変好評ですよ。特別な時間を過ごすお供に、ぜひいかがでしょうか。

「八海山」という日本酒の銘柄は全国にも知名度が高く、お酒を飲まない人でも知っているほどの日本酒でしょう。新潟らしい「淡麗辛口」の日本酒の先駆け的な存在としても知られており、全国にその名を轟かせています。

そんな純米吟醸酒の「八海山」はお米本来の旨味と、一度口に含んだ時にまろやかな喉越しを感じられ、日本酒好きであれば一度は飲んでみたいお酒です。

八海醸造株式会社のある新潟県南魚沼市は新潟の中でも豪雪地帯であり、清らかな水には困りません。新潟の自然が育んだ水があってこそ、八海山は誕生するのです。また海外展開も積極的に進めており、今や日本のみならず、世界の八海山となりました。

まだ飲んだ経験のない方は、ぜひ一度日本を代表する銘柄の味わいを肌で感じてください！贈り物としても大変喜ばれる日本酒ですよ。

新潟県を代表する日本酒として君臨し続けている一本と言えば、久保田シリーズの中の最高峰「久保田萬寿」ではないでしょうか。原料米には、最高級の五百万石と新潟県産米を使用しており、仕込みに使用する水は、朝日地内を流れる地下水を採用しています。

これにより雑味がなくまろやかな口あたりとなり、まさに久保田の最高峰となっていきます。極上の逸品ですので、特別な日に特別な人と過ごすにはぴったりのお酒でしょう。Amazonレビューでは、52件の書き込みがあり☆4.2を獲得（執筆時）。その評価にも納得がいきます。

新潟の日本酒でどれを選んで良いのか分からないという方には、まず久保田シリーズから勧めれば間違いないでしょう。「萬寿」以外にも吟醸酒「千寿」もあり、こちらも冷やお燗でも美味しく頂ける日本酒になっています。

贈り物としても、自分へのご褒美としても最適な久保田の「萬寿」。多くの人を感動させる、魔法のような日本酒をぜひ味わってくださいね。