緊急事態宣言の発令を受け、日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は7日、初日を2週間延期した大相撲夏場所(5月24日初日・両国国技館)について、あらためて開催への意向を示した。
電話取材に応じた芝田山部長は「お客さんを入れるとか、縮小するとか別として、開催するという気持ちは変わりありません」とした。
ただ、「5月になってどうなっているかというところで見極め、専門家の先生と話しをして。感染者も増えている。大阪のとき以上に緊迫感を持って」と慎重に話し合いを重ねていく。
各部屋には徹底した自己管理に加え出稽古の禁止、呼び出しと行司の自宅待機、床山にはなるべく公共交通機関を使わないよう指示している。
また、両国国技館に相撲診療所があるが、医療崩壊を防ぐため「発熱やのどの痛みがある場合は診察できないが、健康な人に薬を渡すことができる」とした。
27日が夏場所の番付発表となっているが、10日の執行部による定例会議で日程変更が議題の上がると思われる。
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