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【コラム 撃戦記】気になる比嘉大吾の今後…やんちゃもリングに立ってこそだが【山崎照朝コラム】2020年3月18日 13時14分
強打を誇る元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(24)が2月11日、所属の白井・具志堅ジムと契約を解除。新たに所属ジムを探すことになった。比嘉は先月13日、後楽園ホールでジェイソン・ブエナプラ(フィリピン)を6回TKOで下し、1年10カ月ぶりの再起戦を飾った。ボディでダウンを奪い追い込んでの連打。大吾らしい勝ち方だった。沖縄からの応援団も比嘉を後押し、豪快な勝ちっぷりに誰もが早期の王座奪還を期待した。が、控室での比嘉は「今の自分には闘争心が…。モチベーションが上がらなければこのまま辞めるかも…」だった。 比嘉のこの発言に元世界3階級制覇の長谷川穂積氏は「ボクシングは理由がないと戦えない。早く戦う理由が見つかるといいな」と比嘉の去就に注目した。比嘉は減量失敗で前代未聞の汚点を残しただけに強打を惜しむ気持ちが伝わってきた。待遇や契約条件などで妥協点が見いだせなかったのが理由のようだが、比嘉は16勝(16KO)1敗。勝ち星はすべてKO。“狙って倒せる”豪快さが魅力だ。今回は引退を示唆した前回と違い現役を明言しているのが救い。やんちゃもリングに立ってこそ―なのだが。(格闘技評論家) PR情報
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