中日・梅津は“飲む点滴”を通販で購入して見えない開幕に備える「体にいいということだったので」

　中日の梅津晃大投手（23）が10日、ナゴヤ球場で自主練習し、体調を維持する秘訣（ひけつ）として甘酒を飲む独自の健康法を取り入れていることを明かした。

　「暇なときに調べたら（甘酒が）体にいいということだったので練習が休止になった初日（5日）にネットで買いました」

　梅津が目をつけた甘酒は米とこうじ、または酒かすを原材料とし、ブドウ糖やアミノ酸などを豊富に含む。成分が点滴とほぼ同じであることから「飲む点滴」とも言われる。アルコール量が少なくソフトドリンクとして扱われる。「まだ効能はよく分かってませんが」と言いつつ毎日少しずつ飲んでいるという。

　この日は個別練習の際に球場のブルペンへ。変化球も交えながら約30球を投げた。手応えをつかんだようで「休止中に寮の部屋でやった体幹トレーニングやシャドーピッチングが体になじんできた」と表情も明るい。

　新型コロナウイルスの影響で先行きは不透明なままだが「僕は開幕に間に合うかどうかだったのでこの状況をポジティブにとらえて、もう一度鍛える時間にしたい」と前向き。苦難を乗り越え球春が訪れたとき、竜党を酔わせる快投を見せる。