我々の研究における「ロボットや機械の意識」および「人工自我」の定義
「ロボットや機械の意識」とは、情動創発、可塑性、記憶、生成、分岐(判断)により構成される新しいニューラルネットワークの機能によって作られる。
新しいニューラルネットワークの機能は、神経医学研究で明らかにされた感情と記憶に関する神経レセプター同士の密接な関係、イオン交換だけに限らない伝達システムの発見などから新たに構築される。そして、新しいニューラルネットワークの機能のうち、自己と他者を区別してアイデンティティをもつものを、特に「人工自我」という。
この課題の最終目標は、「ヒトでは表現できない、解決できないアイデアを自発的に出力する」人工自我の構築である。その出力のため、我々はアラン・チューリングの展望に立ち返り、人工自我には従来のノイマン型の計算機だけではなく、非ノイマン型の計算素子も含めた計算機を用いる。
デジタルハリウッド大学で講演を行いました。
演題:「Some hypothesis to derive an anti-Einstein
field(反アインシュタイン場仮説)」
東京デンタルショー2019で講演します。
11月10日(日)11:30~ @お台場ビックサイト
NHK World “Life with Robots” 日本語版が放映されました。
光吉 俊二, 朝長 康介, 橋本 昌嗣, 鄭 雄一, 中村 維男: Some hypothesis to derive an anti-Einstein field. デジタルハリウッド大学紀要, 第6号, 3-23, 2019. (pdf)
Nobuhito Manome, Shuji Shinohara, Kouta Suzuki, Kosuke Tomonaga, Shunji Mitsuyoshi: A Multi-armed Bandit Algorithm Available in Stationary or Non-stationary Environments Using Self-organizing Maps. Lecture Notes in Computer Science, Vol. 11727, 529-540, 2019.