社会同居男児への暴行容疑でメキシコ人の男逮捕 三重県警三重県亀山市で昨年10月、ブラジル国籍のチアゴ・ファン・パブロ・ハシモトちゃん=当時(5つ)=が暴行を受けてその後に死亡し、同居するペルー国籍の女が逮捕された事件で、県警捜査一課と亀山署は9日、女と同居するメキシコ国籍の建設作業員ワタナベ・ゲバラ・アレハンドロ容疑者(41)=同県鈴鹿市竹野2=を、チアゴちゃんの兄(9つ)に対する暴行の疑いで逮捕した。 ワタナベ容疑者は、チアゴちゃんへの暴行容疑で逮捕されたペルー国籍の無職ベルムデス・パーラ・ラケル・ジュディ容疑者(38)と内縁関係にある。 逮捕容疑では、昨年2月ごろから10月15日までの間に、当時住んでいた亀山市本町のアパートの部屋で、兄の頭を壁にぶつけたとされる。県警は認否を明らかにしていない。 県警などによると、チアゴちゃんと兄は、ワタナベ容疑者の知人の実子。昨年2月ごろから、ワタナベ容疑者とベルムデス容疑者、ベルムデス容疑者の長女(8つ)、長男(3つ)との6人で暮らし始めた。 昨年10月15日午後1時ごろ、アパートの自室で、チアゴちゃんが意識不明で倒れていたのをベルムデス容疑者が見つけた。チアゴちゃんは病院に運ばれたが、同28日に外傷性の脳障害で死亡した。 病院が虐待の可能性があるとして、県内の児童相談所に通報した。チアゴちゃんの体には新旧の複数のあざがあり、死亡時の体重は14キロほどで同年代の平均の3分の2程度だった。県警は日常的な虐待が行われていたとみて、死因との因果関係を含めて調べている。 (中日新聞) PR情報
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