コールマンのこのクラシックアメリカン
テントはいいなぁ。
約10万円。結構するね~。
昔はみんな三角テントだった。
私が小学生の時によく行ったキャンプ
では、まだこの世にワンタッチのテント
も丸形テントも無かったので、すべて
家型のテントだった。
しかも、車利用での移動ではなく、担ぎ
よ、移動はすべて。電車使って。
とんでもない距離を歩く。
もうね、登山なのかキャンプなのか
分からないというようなのがキャンプ
だった。
しかもテントが帆布のような素材なので
すんげ重たいの(笑)。
それを小学生だろうが背負って、自分の
足で大人たちと共に歩いた。
ザックもザック自体がすごく重かった。
なんせ、人口素材の人口皮革のほうが
天然皮革よりもかなり高くて、革ジャン
が安かった時代だから(笑)。
化学繊維の出始めはとても高級繊維だった。
アポロ計画の最初の頃ね。
コールマンのこのオールドスタイルの
新製品テントは、見た目は何ともノスタル
ジックな趣がある。
ただ、三角テントって、広くて快適だけど、
使い勝手はあまりよくはないと思うよ。
テントの上に昔は雨除けのタープを張って
いた。テント単体での防雨ではなく。
そして、テント回りにU字溝を掘って排水
を整備する作業がテント張りでは必須
だった。
それと、これは時代だね~。今では宜しく
ないが、トイレは地面に穴を掘って作った。
かなり深い穴だ。トイレの作り方も巧拙
があって、トイレ用穴掘りの技法もあった。
丸でなく長方形にきっちりと掘ることと、
周囲の足場固めとかね。
ザックに荷物の入れ方も方法があって、
これは今も変わらないだろうが、基本は
重たい物を上部に入れる。
そして、ショルダーストラップは緩まない
ようにする。体にバッグを密着させる感じ。
それゆえ、最強は背負子とされていた。
これは物理的な事なので、軍用でも米軍
などは行軍用にアリスパックのフレーム
などが存在したが、あれはまったく背負子
と同じ原理だよね。
フレームを外してザックとしても
使えた。
今でも改良された物が現役。
軍用品という物は、民間の登山や野外活動
のアイテムとしてノウハウが転用されてい
ることがとても多い。
軍用背嚢などはザックとしても、キャンプ
や登山などにも十分に使える。
ただ、本格的登山となると、装備としては
専門的に開発された物のほうが使い勝手
は良いだろう。
軍物の特徴としては、専用物ではなく、
「兼用可能」な装備として開発されて
いることが多いからだ。
限定させないのが軍用装備の特徴とも
いえる。デュアルパーパス、という感じ
で。
家型のオールドスタイルのテントは欲しい
が、実用性からいうと、今の時代には疑問
が残る。
ただ、オールドスタイルを楽しみたいの
ならば大いにアリだろうなぁ。
私はブッシュクラフトでは米軍アリス
パックのフレームなしを愛用しています。
バイクでのキャンプツーリングなども
これを後ろに積載すれば十分使えるの
だけどね。ツーリング専用バッグも
欲しいことは欲しい(笑)。
しかし、何が何でも必要、ということでは
ないので、今のところは代用品で十分だと
思っている。連泊キャンツーだといろいろ
装備を整えないとならないのだろうけどさ。
今のところ、宿泊ツーリングも、デイパック
の二連積載で済ませています。
米軍アリスパック。3泊までなら、これに十分
な装備は格納できる。但し、水筒類は腰に
ダブル装着。平時の装備で一番重たいのが
水だ。