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おかしな転生 作者:古流 望

第27章 陰謀は黒くてほろ苦く

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271話 フバーレクVSボンビーノ

 ボンビーノ領ナイリエ。磯の香りが漂う港町には、常と変わらぬ喧騒がある。この町の主、 ウランタ=ミルーボンビーノ子爵は、一人の貴人を客人として迎えていた。


 「ボンビーノ卿、ご迷惑をおかけする」


 自分よりも大分年下ではあるが、フバーレク辺境伯ルーカスはウランタに対して敬礼をする。爵位こそルーカスの方が上であるが、こう見えても貴族家当主としての経験はウランタの方が上であり、長い。それ故に殊更丁寧な挨拶を心掛けるルーカス。

 元より軍家のフバーレク家としては、ウランタの持つ軍功にも敬意を払う。かつて十歳にも満たない時には既に海賊討伐を指揮し、軍功を上げたという経歴には一目も二目も置かざるをえない。

 斯様に丁寧な挨拶をされ、恐縮するのはウランタだ。ルーカスは自分よりも年上であり、爵位も上。その上、モルテールン家を通じて姻戚の姻戚という、遠縁の親戚にあたるのだ。ウランタとしても、相手に対して失礼な対応は出来ないと、背筋を伸ばす。


 「何をおっしゃいますか。フバーレク閣下を迷惑と思うはずもございません。当家はいつでもフバーレク家を歓迎いたします」

 「そういっていただけるとありがたい」


 貴族が他領を訪れるというのは珍しいことではないが、僅かな供回りだけでお忍びの様にやって来ることは珍しい。

 お互いに握手を交わしあったところで、ウランタは用向きを尋ねた。


 「当家の門は閣下に対してはいつでも開かれております。しかし、急なことで驚いたのは事実です。それも閣下自らが、これほど急いでおられる。何か事情がおありでしょうか」


 当代のフバーレク辺境伯は、一般的な水準からすればまだ若い。その上、先代のフバーレク伯が戦中に没した後に跡を継ぎ、領内の体制も盤石と言い難い部分はある。本来であれば領内の内政に注力していているべき立場にも関わらず、自ら足を運ぶとなれば、余程の重大事。ボンビーノ家に如何なる用事があるのか。気になるのは当然である。


 「……実はその件で、卿のお力をお借りしたい」

 「どのようなことでしょう」


 急に尋ねてきて、力を借りたいという。何をするにしても、出来れば積極的に協力して、友好関係をアピールしておきたいところだ。

 ウランタは、若干前のめりになりつつ話を聞く。


 「御家の魔法使いに、我が義弟への連絡を取ってもらいたい」

 「義弟とおっしゃいますと、カドレチェク家ですか?」


 ルーカスには妹がいる。特に有名なのが双子の姉妹。

 美人姉妹であるという噂だが、そのうちの一人であるペトラは、数年前にカドレチェク公爵家に嫁ぎ、公爵夫人となっている。元々の社交的な性格もあり、王都でもサロンの幾つかを主宰するほどだ。社交界において無視できない影響力を持つ、重要人物である。彼女であれば、王都において何がしか凄い情報を入手し、こっそり兄に伝えている可能性はある。どんな情報なのかは分からないが、秘密裡に流した情報がボンビーノ家に関することであり、機密性の高さから当主本人が動いた、というのは有りそうな話だ。


 「いや、モルテールン家だ。ペイストリー殿へ、至急の用がある」


 しかし、ウランタの予想は外れた。義弟は義弟でも、双子の妹の方の旦那に用事があるようだった。一体どんな用事なのか。

 ペイスへの用事。それも、今の騒がしい時期となるなら考えられることは一つ。類推することはたやすい。


 「……ドラゴン、ですか」

 「その通り。おお、そういえば、卿も大龍と戦ったのであったな」


 ペイスが大龍と戦った時、形式としては援軍を要請されたボンビーノ家へ、更にモルテールン家が助太刀するというものだった。

 勿論人の手柄を自分の手柄と威張るような性格では無いウランタだ。ドラゴンを倒したのがペイスであるという事実を伏せることは無いし、広まって騒動になっている話の内容も、ペイスがドラゴンスレイヤーになったということ。ウランタのことは殆ど話題にもならないし、彼自身それでいいと思っていた。

 しかし、形式だけを純粋に見るならば、ウランタもドラゴンスレイヤーを名乗ってはおかしくない。実際にモルテールン家を“従えて”戦いに臨み、結果としてドラゴン討伐を為したのだ。それが仮にペイスの独断専行によるものだったとしても、軍の常識に照らして考えるならば、ウランタが自らの手柄であったと言い張ってもなんら不思議は無い状況なのだ。軍を指揮し、飛びぬけた実力者や強力な魔法使いを使いこなし、成果を上げるのも上級貴族としては大事なことである。

 武勲を必要とするであろうボンビーノ家だ。ルーカスは思い出したようにウランタを持ち上げる。


 「あれは戦ったと言えるのかどうか。害獣討伐をしている最中に突然現れた為、尻尾を巻いて逃げ出したというのが正しいでしょう」


 しかし、ルーカスの言葉にも喜びを見せないウランタ。むしろ褒められることを嫌がっているふしさえある。


 「ご謙遜を。巷の噂では、我が義弟と共に戦い、後方支援に徹したとあるが」


 フバーレク家も耳が早いことで知られる大家。ボンビーノ家も、ちゃんとドラゴン討伐時に動いていたことは掴んでいるのだ。

 仮に表立って動かず後ろにいたとしても、そもそも一番上の責任者が最前線で切った張ったをやらかす方が間違っているのだ。後方でふんぞり返って指揮するのも、珍しいことではない。


 「支援するほどのものはありませんでしたよ。一番働いたのは、祝勝会の準備でしょうね。食料確保を後方支援というならそうかもしれませんが、使ったのはことが終わった後です。私が居ても居なくても、変わりは無かったでしょう」


 ウランタの言葉は素直な心情を吐露したものであるが、実態に即しているかといえば首を捻る。少なくとも実戦を知るものは、後方支援の重要性を嫌というほど叩き込まれているので、ウランタが功績を誇ったとしても当然だと考えるだろう。

 しかし、自分のやったことが大したことが無いと言い切るのは、それだけペイスのしでかしたことが大きすぎるということ。なるほどなるほどと、ルーカスは頷きながら話を受け取った。


 「ははは、そうであるか。祝勝会に参加できなかったのは残念だが、次の機会が有れば是非呼んでもらいたいものだ」

 「閣下がご参列下さるとあれば当家としても誉れではありますが、次の機会がありますかどうか」


 ウランタの微妙な言い回し。そこに何かあったかと察するルーカス。


 「……色々と雑音は多い、かな?」

 「率直に申し上げるなら、多いです」


 ボンビーノ家もドラゴン討伐を主導していたわけで、少なくとも関係者であることは間違いない。ウランタが望めば、ドラゴンに関する利益の幾ばくかをモルテールン家に譲渡させることも出来る。欲深でもなく、厚顔でもなく、あくまで誠実にモルテールン家と向き合おうとしているウランタの性情を知らない人間からしてみれば、宝くじで大当たりした行動購入者のように見えるわけだ。

 モルテールン家ほどで無いにしても、揉み手でにじり寄って来る人間はさぞ多いことだろう。心中お察ししますといったところか。

 もしも今もう一度何かのパーティーをやれば、参加者は先の祝勝会の倍ではきかない。

 それを指して雑音と表現するのは、ルーカスにも似たような覚えがあるからだ。


 「そうだろう。当家のことも、その一つであるか」

 「閣下を雑音などとは申しませんが、モルテールン家への仲介や、或いは直接的に当家に接触しようとする動きは確実に増えております」

 「やはりか。もし煩い者がこれ以上増えて欲しくないというなら、私も少しは力になれると思うが」


 交渉というものにもやり方は色々あるが、ボンビーノ家とフバーレク家のように縁故のあるもの同士であれば、ギブファーストが一般的だ。先に恩を売っておけば後日返してもらえる、という前提の元に、売れる時に恩を売っておこうとするやり方である。

 ボンビーノ家に有象無象が集ってくるという。その原因がウランタにあるならば、ボンビーノ家単独で解決することは難しい。例えばウランタが年も十代と若すぎるほどに若く、経験が浅いとして舐められている場合。ウランタが一人で幾ら気を吐いたところで舐められている事実は早々変わらない。或いは、何がしかのウランタの失敗や行動を理由に、これだったら押せると思われてしまっている場合。当人が何を言い訳しようと、過去を変えることは出来ない。子爵という地位が軽んじられているかもしれないし、貧弱な陸軍力が侮られる原因かもしれない。こうなってくると最早解決は不可能と言える。

 問題の根本がウランタにあるなら、ウランタが出来ることには限界があるという話。年上でもあり、フバーレク家当主という立場にあるルーカスならばウランタを助けられる場面は多いだろう。


 「……なるほど」


 売れる恩を、売れる時に高値で売っておく。恩義の信用売りのような話に、ウランタも軽く頷いた。


 「正直、当家としても似たようなことは起きている。その件でも、急ぎモルテールン家と話し合う必要があると、こうして出張って来たのだ」

 「モルテールン家との話し合いであれば、王都に行く方が良かったのでは?」

 「本気でそう思われるかな?」


 ウランタとて、モルテールン家については入念に情報収集をしているはずだ。だからこそ、今王都に行ってカセロールと会うメリットと、モルテールン領に行ってペイスに会うメリットを比較する意義を知らないはずもない。

 まして、フバーレク家とモルテールン家の繋がりは、ペイスの妻のリコリスがルーカスの妹であることが基本。ならばリコリスの居る所の方がルーカスとしてはやりやすいに決まっている。そこに気付かぬボンビーノ子爵でもないだろうと、自分を試すようなことをした少年を、ルーカスは試し返した。


 「いえ、失礼しました。ペイス殿との話し合いをお望みなのですね」

 「うむ。やはり直接話したいとは思っている」


 ペイスという歩く災害に対し、被害を抑えようとするのならば、震源地を何とかせねばなるまい。周りの堀を埋めていても、動くたびに大地震を起こす大ナマズの親戚が居れば意味がない。埋める端から壊されてしまう。直接会って交渉する。それはフバーレク家としての決定事項だとルーカスは言い切った。


 「分かりました。そういうことであれば、当家としても協力致しましょう」

 「ありがたい」

 「くれぐれも、当家の協力をお忘れなきよう願いたい」

 「勿論だ。それではこの手紙を、急いでペイストリー殿の元に届けてもらえるだろうか」


 予め用意されていた手紙を取り出すルーカス。内容はシンプルに会いたいという事前通知だ。ただし、出来るだけ早く会いたいという内容と、自分からボンビーノ領まで出向いていて、そのままモルテールン領まで行く心づもりを付け加えてある。

 ペイスなら、その内容と手紙の運搬手段でルーカスの言いたいことは察するだろう。


 「分かりました。しかし、ことが危急とはいえ中身を検めますが、それは構いませんか?」

 「……構わない」


 ウランタとしては、手紙を運ぶのであれば事前に中身のチェックを要求する。これは当然だろう。まず無いと思うが、良からぬ陰謀を企てていて、もっともらしい理屈でボンビーノ家を無理やり巻き込もうとしている可能性もあるのだから。

 例えば、フバーレク家からの手紙に見せかけてこっそりボンビーノ家の手紙を偽造しており、それをボンビーノ家に運ばせることで信用させて、詐欺に巻き込む、などというのが考えられる可能性の一つ。

 ボンビーノ家でしか不可能な運搬手段で、ボンビーノ家からの手紙らしきものが届けば、多少偽造が荒くても信用させることは可能だ。その上で「金を立て替えて〇〇に払って欲しい」などという内容を偽造してあれば、これからルーカスがモルテールン領まで出向き、金を受け取ればそのままボンビーノ家の借金扱いになる。

 後からあれはフバーレク家の手紙を代行しただけだと言っても、どれほどの信用があるか。世間体は確実に毀損する。

 まさかフバーレク家がそのような姑息な手を使うとは思えない。しかし、一応は確認しておかねば、安心も出来ない。まさか、があり得るのが貴族社会なのだ。

 当たり前の要求であると、ルーカスは手紙の内容チェックを受け入れた。


 「では早速届けさせましょう。届けた後のことは当家としては責任を持てませんが、どちらにせよ最低でも往復に二日は掛かりましょう。その間、是非当家にご逗留下さい」

 「世話になりますが、感謝いたします」

 「馬の世話も、お任せください」


 フバーレク辺境伯家は、軍馬の飼育と生産に関しては国内でも屈指の実力を持つ。

 現代でもサラブレッドの飼育に専門家が居るように、体格の大きい馬を“生産“しようと思えば、そもそも体格のいい親馬が必要だ。南大陸にも野生の馬というのは居るが、それを捕まえてもフバーレク産の馬と比べるととても小柄なものになる。

 大の大人が鎧甲冑を身に着けた上で騎乗し、長い行軍に堪えられるほどの体力を持った軍馬となると、手に入れるのは相当に苦労するもの。少なくとも野生の馬を捕まえて調教しても、体力や筋力は既存の軍馬に比べれば大きく見劣りする。その点、フバーレク産軍馬は体格も大きく体力があり、調教も行き届いていて物おじしないと評判だ。

 ある意味、フバーレク家の最大の利権が馬である。

 当然ながらこの生産技術やノウハウの流出には気を使っていて、本来であれば、種馬ともなれる牡馬は外に出さない。

 しかし今回、例外的に去勢していない牡馬が使われている。牡馬と牝馬を比較した場合、どうしても体力的に牡馬の方に軍配が上がる。その為、少しでも早く移動したかったルーカスとしては、やむなく牡馬を領外に持ち出していることになる。

 これは、どう見てもチャンスだ。

 貴重な“フバーレク産軍馬”を使い、フバーレク家の管理外の“種馬”を作り出す機会。フバーレク産の軍馬は、基本的に騙馬のみが出荷される。しかし逗留期間中、上手く牝馬と近づけさせられれば、“種を盗む”ことが出来るかもしれない。

 ボンビーノ家としては、狙わないはずがないのだ。


 「いやいや、そこまで世話はかけられません。我々は馬の世話に慣れておりますれば、馬房の片隅をお借りできればそれで結構」

 「……左様ですか。では、客室にご案内いたしましょう」


 ウランタとルーカスの、少しでも自分たちの利益をもぎ取ろうとするやり取りは、幾度となく交わされることになった。

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