カジット「ンフィーレアに叡者の額冠贄を装備して効果発動!墓地から可能な限りアンデッドを特殊召喚する!」
モモンガ「呼んだ?」
ガーネット「ちょっと待って」
次から次へとアンデッドが湧き続け、霊廟の周囲は完全にアンデッドで囲まれたことがわかる。骸骨やゾンビだけでなく死者が折り重なって新たにアンデッドが生まれ、それに反応するかのように亡者が墓地から蘇り、辺りは地獄の様相と化していた。
ガーネットの敵になりうるレベルのアンデッドはいないが、その数は増え続けて総数は1000を超えるだろう。
(モモンガさんは冒険者として活動してるんだろ? そしてこの少年はその依頼主。…………え? つまりモモンガさんここに来ちゃうじゃん。え? 来ちゃうの? マジで?)
モモンガさんがモモンという冒険者としてこの都市で活動しているのならば、依頼人が犯罪集団に攫われたら助けに来る可能性は高いだろう。
つまり悠長にここで穴を掘って都市から出る計画は破棄するしかなく、フランケンシュタインの怪物となったこの身体でもここまで掘り続けるのは地味に大変だったが、ここは放棄せざるを得ないだろう。
しかしモモンガさんの関係者が誘拐されたことは、一つの事柄を指し示している。
(──依頼人が誘拐されたということはナザリックの手はこの都市に入り込んでないのか? なら慌てる必要もない?)
そもそも都市を掘って脱出するという案は、この都市がナザリックによって完全に包囲されてる可能性があってのものだった。しかし、依頼人が拐われることを防げなかったということは、ナザリックの手がこの都市に充分にいないことの証明ではないだろうか?
それを踏まえてガーネットは目下の現状を考える。
(──どうするか、だな。多分彼らはテロリストかなんかだろうけど……、今すぐ解決しなくちゃならならいほど緊急性は高くないか? 俺が解決しちゃったら
この問題に手を出すべきか否か。目の前の少年のことを案じれば助けたほうがいいとも思うが、モモンガさんが助けに来るのならその必要もないと考える自分もいる。しかし、あとでこの人間を助けなかったとモモンガさんにバレた場合のことを考えると助けるべきかもしれない。
ガーネットは霊廟の天井からハゲ頭の男の背後へと音もなく降り立つ。後ろに目をやれば猫っぽい女が器用にシュティレットを振り回しながら、退屈そうにアンデッドが都市へと進むのを見ておりこちらに気づく様子もない。
ガーネットの持つ羅針盤は男の持つ歪な球に強く反応してlv40相当のアイテムということを示している。つまりこれより強く反応していないアンデッド顔の男や猫っぽい女はlv40以下なのだろう。ここまで近づいても反応しないことから感知系スキルを極めてるわけでもないだろう。
改めて観察すると女からは真新しい血の匂いを嗅げるので、彼らがキナ臭い連中なのは間違いないようだ。
ハゲ頭の男越しに問題の少年を観察する。どんな仕組みの魔法なのかはわからないが、この少年がアンデッドを湧き出している魔法の鍵なのだろう。ならばこの少年を拐ってしまえば事態は解決するはずだ。
「〈
〈天長地久〉、これは魔法をかけた空間を幻影として維持し続ける幻術である。
それはガーネットがナザリックでメイド達の掃除を乗り切り、穴掘りを誤魔化すのに使った魔法であった。本来の用途は宝箱のアイテムを盗る前や罠が作動している空間に使うことで、あとから来たプレイヤーを騙してPKなどをするための幻術魔法である。
少年を中心に幻術をかけて空間の景色をそのまま上書きする。一見変化のないように見えるが、ガーネットには幻影が実体に重なっているのがわかる。幻術の設定時間は30分ほどで大丈夫だろう。
幻術をかけた空間に魔力系の攻撃で切り裂けばそれだけで解除される只の第六位階魔法だがこの世界では充分であろう。
そのまま少年に自分の隠密性を同期させて担ぐ。少年を持ち上げると目の前には微動だにしない幻術の少年が残る。そのまま少年を肩に担いで静かに霊廟から外を出ようとし、ふと後ろを振り返ると犯罪者らが何もいない幻影に対して未だ儀式を続けているのが見える。
(──はぁ)
何も気づいていない彼らを見て、ガーネットはこの世界に来てから感じる遣る瀬の無い罪悪感からため息を吐き、この世界に来てから出会った存在を思い返す。
森を出た先の村人、ナーガのシャースリュー、エ・ランテルの冒険者達、そして謎の犯罪者集団。
この世界では、ナーガや
そしてこの世界に来た時は訳も分からず、考えないようにしてきたが、
偶然ゲームのアバターの姿のまま異世界に来るなど、あり得るのだろうか? もし何かしらの意図や原因があるのなら、それは自分やモモンガさんに何をさせたいのだろうか?
(俺は、なんでこの世界にいるんだ? 俺は……本当に俺なのか?)
しかしそんな彼らの邪魔をしたガーネットの力には積み上げた努力や経験があるわけではない。ただ気づいたらゲームのアバターでこの世界に来てしまっただけで、積み上げた構成も数年前に何の危険も犯さずに遊んで出来上がっただけのことである。
例え彼らが犯罪者や悪人だとしても、誰かの目的を踏み躙り邪魔をしたかったわけではない。他者を踏みにじる存在を嫌悪したとしても、誰かの邪魔をしたかったわけじゃない筈だ。そしてこんなことを気軽にやれてしまう自分が恐ろしく感じてしまう。むしろ自分が異世界から来た人間だと思い込んでいる化け物だった方が納得できるだろう。
そんな答えの出ない思考を、辺りからアンデッドが湧き出てるのを感知して止める。どうやらこの少年を移動させても未だこの魔法は止まらないらしい。
あの場所から少年を動かして犯罪者達から離せば全て丸く収まると考えていたがそうもいかないらしく、騒がれるのを恐れて少年の口を抑えて抱えていたのだが意識もなく抵抗する素振りすらない。
あのテロリスト集団たちが魔法の発生源でないのならば彼が目を覚まさない原因もこの頭につけている装飾品が原因だろう。その効果を知るためにガーネットはイベントリから鑑定アイテムをとりだすのだった。
◆
鑑定アイテムによると、少年が頭につけているこの装備は適合した人間が装備することで自我を失う代わりに本人が使えない魔法を使う存在へと変質させる呪いのアイテムらしい。アイテムの相当レベルを考えると振り子の羅針盤に最も強く反応しそうなものだったが、反応しないということはユグドラシルとは違う法則のアイテムなのかもしれない。
このアイテムの厄介なところは、無理に装備を外してしまうと装着者が発狂するらしいことだ。〈魔眼〉を発動させてサークレットをつけた少年を見ると、少年の頭に魔力の糸が絡みついているのがわかる。土に根をはる植物の根のように絡みつき、植物を引っこ抜けば土も連なり崩れるように、人間の精神をも崩壊させるのだろう。
無事にこの少年を助けるには、このサークレットを
(盗むか)
この装備を外す、つまりは正規のやり方で取り外そうとすれば、魔力の糸が引っ張られて人間の方も傷ついてしまう。ならば正規じゃない方法でこのアイテムを
「〈蜘蛛腕〉〈多腕の手探り〉〈愚者の盗み〉〈静奪〉」
スキルを使ったガーネットの背後の空間から4本の黒い靄のような腕が現れて、少年の身体めがけて振るう。
盗みの回数権を増やして、相手の装備品を盗むスキルを使い、ステータスを下げる代わりに成功率を上げて、相手のヘイトを買わないように所有権を奪う。これが100レベルプレイヤー相手なら確実にかなりのリスクがある悪手だが、レベル差的にそういうことは起こらなかったらしい。
少年の体を通り過ぎた黒い手の一つにはサークレットが握られており、他の手には透明な衣服が握られている。
真夜中の墓地で一糸纏わない哀れな姿になってしまったが、少年の様子に変化はないようだった。魔眼で見ると少年の頭には魔力の糸のようなものが変わらず漂っているようだが変化はない。この世界の法則がどんなものかは分からないが、時間経過で自然に消えることを祈るしかないだろう。
イベントリの危険物の欄にサークレットを入れたガーネットは、ぶら下がる少年の一物を一瞥し、なんとも言えない気持ちで真っ裸になった少年に透明な服を着せ始めるのだった。
◆
「あれ……、僕は」
少年が意識を取り戻し、辺りを見ようと身体を動かそうとするのを肩を抑えて止める。なぜなら少年が座っているのはこの墓地にある一本の大きな木の枝の上で、少し身体を動かせばそのまま落ちてしまうからだ。
少年の目は傷つけられており、周囲の様子は伺えない。少年には見えないだろうが木の下を見ればアンデッドがひしめき合っており、鬱陶しく思ったガーネットが一時的に避難させるために木の上へと登ってきたのだった。
しかし、ガーネットにとって少年が見ることができない現状は喜ばしいことだった。なぜなら
「おー、目を覚ましたか。いやーなかなか目覚めないから死ぬんじゃないかって心配してたよ。復活魔法がどうなるかわからないこの世界で無闇に使うわけにもいかないしさ」
「え、えっと、復活魔法は王都に使い手がいるらしいですよ。あれ? 何も見えないんですけど明かりとかありますか? えっと、あなたは誰ですか?」
「見えないのは目を怪我してるからだから無理に開けようとするなよ。え、ていうか復活魔法あんの? 凄えなファンタジーの世界……、ひとまず俺は君が変な儀式に使われてたから助けた者だから安心しろ。君に危害を加える気は無い」
「あ、衛士の方でしたか。えっと家に帰ったら女の人がいて、その人に一緒にいた冒険者の方も殺されてしまって……。とりあえず今はどういう状況でここはどこなんでしょうか?」
「君を犯罪者達から助けたけど、そいつらが君を使ってアンデッド召喚する儀式をやってたみたいでな。一時的にこの木の上で避難してるってわけだ。あー、それと俺は衛士じゃないよ」
「じゃぁ、冒険者方ですか?」
「いや冒険者でもないんたが……、まぁただの通りすがりだな。俺にとって迷惑だったから助けただけだから勘違いするなよ」
「通りすがりって……、普通通りすがりで助ける人なんていませんよ。あなたはいい人なんですね。助けてくれてありがとうございます」
「こっちの都合で手を出しただけだからな。善人じゃないぞ。そういうのはどっかのヒーローオタクやインテリヤクザがやりそうなことだからな。……あー、それと個人的に質問したいことがあるんけどちょっといいか?」
「ええ、僕の答えられることでいいのなら。なんですか?」
「この辺りに花火を作ってたり売ってるとこってあるか? もしくは火薬とか」
ガーネットは
ガーネットは話の矛先を変えるついでにこの都市で探して見つからなかったものを聞く。もしこの世界に存在しなければ、一から作る必要が出てくるかもしれないからだ。
「ハナ火に……火の薬ですか? 名前的に炎系の魔法ですかね。第一位階の〈
「いや、知らないならいいんだ。手に入ればいいなーって考えてたぐらいだからさ。じゃあ……て、もう来ちゃったか」
他にも聞きたいことは多々あったが、そろそろここを離れなければならないようだ。ガーネットの瞳には墓地の入り口で大剣を振るいアンデッドを吹き飛ばす鎧が映る。
「もうすぐ君の知り合いが解決するだろうからその人に保護してもらえ。ま、それまで寝てな」
そう言って睡眠を付加されている
◆
──―「ナーベラル・ガンマ! ナザリックが威を示せ!」
片手で振るった剣でアンデッドを吹き飛ばし、モモンガさんが叫ぶ。ガーネットが眺める先では、大量に犇くアンデッド達と、犯罪者達、そしてモモンガさん達の三つ巴の乱戦が行われていた。
ハゲ頭の犯罪者が
群がるアンデッドごと吹き飛ばすモモンガさんとアンデッドを相手取るモモンガさんの隙を突いてくる猫目の女、そして第六位階魔法以下の魔法が効かない
大剣を地面に刺しアンデッドに群がられるモモンガさんに向かって疾風の如く女が走ってくる。振り回したモーニングスターで群がるアンデッドを吹き飛ばし、空いた手でスティレットをヘルムへと突き刺すとモモンガさんの鎧が内側から爆発した。モモンガさんが女の腰に腕を回し逃れられないようにするのも構わず続いた女の第二撃により閃光が走るが、そんなことには何の意味もない。
なぜなら
未だ生きている鎧の男に驚き、モモンガさんの拘束から逃れようと女は抵抗をし、殴り、暴れ、頭突きし、噛み付くがどれも意味はなく逆に女の体が傷つく結果となっている。その間に吹き飛ばされた隙間を埋めようとアンデッドが集まり、身動きのとれない
鎧の正体を知った女が怨嗟の混じった声をあげ、それに反応するかのようにアンデッドが更に集まってくる。ガーネットはナザリックで見た人間を思い返して目を背けたくなるが、小さな断末魔が聞こえなくなる頃に、ようやくモモンガさんにも群がるアンデッドを吹き飛ばした。その腕に残った女の身体は四肢と呼べる物がなく、下半身は殆ど残らない無惨な亡骸であった。
ガーネットが眩い光を視界で捉えてその先を見ると、黒焦げになって存在が消えていく
地上へと落ちた男にアンデッド達が群がり食われていく。途中でアンデッドを吹き飛ばしたモモンガさんと違って、アレでは死体すら残らないだろう。
(……いや、情報の隠匿を考えると死体は残らない方がいいんじゃないか?)
先ほど助けた少年が言っていたが、この世界にも復活魔法はあるらしい。それはつまり、死すらもこの世界では状態異常の一種でしかない可能性があるのではないだろうか?
モモンガさんは鎧の中の正体を女に明かしていたが、モモンガさんはこの世界にも復活魔法があることを知っているのだろうか? もし知らずにいた場合、取り調べとして復活でもしたらナザリックの情報が世に出てしまうのだろうか? 身元を隠して情報を集めているモモンガさんだが、その正体が世に出た時にどういう対応をするのだろうか? かつてのモモンガさんとは違う思考をしている可能性を考えると、恐ろしい未来図が浮かび上がる。
(……あの死体、回収した方がいいんじゃないか?)
ガーネットはふと、思う。探索役のくせにこの都市に来てから遅々としか進まない己の情報収集と冒険者として動けるモモンガさんの差。人間とまともに話せないフランケンシュタインの怪物の姿で一人で動くのは限界がある。それならばあの死んだ女を復活させて顔さえ見せなければ交渉次第で雇うことはできないだろうか、と。
あの女はlv100のモモンガさんを直に見てその強さも知っている。少なくともモモンガさんのことを知っているということ自体が、彼女に対しての脅迫、もとい交渉材料になりえるだろう。それに復活させてくれた存在は無碍にもできないだろう。……手持ちのアイテムで復活させることが成功したら、の話ではあるのだが。
「……利用できるかもしれないな」
そう呟いて、ガーネットはモモンガさんが抱える死体を追いかけるのだった。
◆
アインズは冒険者組合に用意された宿屋の一室で、冒険者であるモモンの姿ではなく魔法詠唱者のアインズの姿で椅子に座っていた。
アインズがエ・ランテルで起こったアンデッド事件を解決して暫くしたあと街を救った英雄として冒険者組合で迎えられ、事件の調査に協力していたのだが予想以上に長引いてしまった。というのも事件の当事者で被害者であるンフィーレアはすでに誰かに助けられた後だったらしく、一人木の上で縛られ眠っているところを冒険者組合によって発見されたのだった。
誰が木に縛ったのかも、犯罪者集団がどうやって大規模な儀式を行ったのかもわからずに取り調べが長引き、アインズ自身もンフィーレアを助けた何者かについて情報が欲しいという理由で調査に協力していたのだったが、突如森側から爆発のような音が鳴り響いたことでエ・ランテルの事件はただの陽動作戦であり、本命の事件があるのではないか? という不安が市民に広がり、戦力として期待されるモモンも冒険者組合に頼まれて待機としてここに留まっていたのだった。
(ンフィーレアを助けた存在……何者だ? プレイヤーか? もしプレイヤーなら俺に気づかれずンフィーレアを助けることも容易だろうし……。くそッ、この世界の実力を知って己を過信していたか。できれば友好的なプレイヤーであってほしいんだが)
あの場にアインズですら気づかなかった存在がいたということは、冒険者モモンとナーベの正体を見られた可能性があるということだ。そしてアインズに気づかれず、この世界では強者であるクレマンティーヌやカジットからンフィーレアを助けられる強者というのはプレイヤーの可能性を非常に高く示している。
こちらの正体を知られ、向こうの正体を知らないのは既に先手を取られているようなものである。なるべく早く敵意がないことを示して接触することが理想だろう。
このままナザリックへと逃げ帰ることも考えたが、拠点を相手に知られるリスクも考え、また、部屋で待っていたら向こうからくる可能性もあるのではないかと考えて、戦闘の可能性も否定できないことからオーバーロードの姿に戻って、扉に目を向けて座っているのだった。
そうやって来るかもわからない来客をアインズが待っていると、外に見張りとして配置した
「入れ」
アインズの声に反応して扉の隙間から霧が入り人へと形作っていく。ナーベラルが前に出ようとするのをアインズが片手を挙げて制し、そこに現れたのはミストフォームという肉体を霧へと変える
「アインズ様、至急のご報告がございます!」
アインズはシャルティアの喋る言葉が普段の──ペロロンチーノさんが設定した言葉遣いではないことに気づき、シャルティアか来た理由が非常に緊急な事態であることを悟り、無い喉を鳴らす。
(シャルティアには武技の調査を命じていた筈だったな……、何があった? 組織のトップとしてナザリックで指示を出す自信ないから冒険者として来てたのに、どうしてこっち来ちゃうんだ……? アルベドからも報告はきてないし。まさかンフィーレアを助けたかもしれないプレイヤー関連か? 果たして部下に見放されない程度の指示が俺に出来るのだろうか……? 頑張れ、俺!)
「……どうした、シャルティア。たしかお前には武技の調査を命じていた筈だが。なんだ、厄介事か?」
「はっ! 至高の41人が一人、ガーネット様を見つけました」
「…………はぁ!?」
だいぶ遅くなりました、すみません!まさか一ヶ月近く投稿できないとはなぁ…
来週投稿できるのかなー、せめてテスト期間終わったら楽になるけど…
結構誤字修正などで度々追加してる部分があるのですが、早く見てくれる人に申し訳ないなと思ったので、大きな修正?追加文を0話として纏めて投稿しときます。
あとからこの文章入れたほうがいいなとか思って変えても、最初に読んでくれた人はそんなこと知らないし、大して変わってもないのにわざわざ読み返すものを勧めるのもなぁ…みたいな
因みにサブタイトルの「見えない者・見られる者・見つかる者」は
見えない=本物のンフィーレアが見えないカジット、見られる=クレマンティーヌと戦う姿をガーネットに見られてるモモンガ、見つかる=シャルティアに見つかるガーネット、と同時に
見えない=目が見えない、見られる=裸見られる、見つかる=冒険者組合に見つかる、ということで全てンフィーレアのことも指してる感じです
アインズvsズーラーノンが乱戦になったのは、ガーネットがンフィーレアを攫った?からです
多分ンフィーレアが放つ魔法に修正を加えることで、都市へと誘導して霊廟近くにアンデッドが寄らないようにしてたけど、そのンフィーレアがいないとこで修正魔法使っても意味なかったよみたいな。気楽に眺めてたらアンデッドに囲まれたのでクレマンティーヌがカジっちゃんにブチギレティーヌしてます。
そんなクレマンさんですが、原作よりも悲惨な死に方をしたのは気のせいです。因みにクレマンは周りのアンデッドから逃げるためにこの男も拘束外すだろうなと思ってたら、鎧の中身もアンデッドでした☆って心境です。可哀想ですね
ちなみに叡者の額冠が前回から羅針盤に反応しなかったのは、私が完全に考えてなかったからです。これをこじつける理由を考えるのに一週間近く伸びました。
このオリ主のガーネットは異世界転生でよくある、「転生チート!ラッキー」と起こった現実を受け入れる系や、「俺はどうしても帰らないといけないんだ!」って思う系じゃなくて、「なんで俺ここに来ちゃったの?え、ちょっと待ってなんで?知らないのは怖いんだけど」って考えこむタイプです
まぁアレです、最終回に向けての伏線作り始めとこうみたいな、これで全体の半分いかないぐらいかなー
感想、評価、共に励みになります。誤字脱字報告あれば直します。
読んでくれてありがとう