エルメロイJr.が根源に至るまで 作:トマトケチャップ
読む前の注意:SAN値自己責任でお願いします。
You Tube で『HEYYEYAAEYAAAEYAEYAA』、『Electric six Gay Bar』、『ホモの奇妙な冒険』の三つを視聴した上でお読みください。ミュージックビデオです。題名のコピペで見つかります。
見てください!!(大事なことなので略)
クセが強いのは国際化のせい(鼻くそピーン)
皆さんをイイ感じに欧米化(ゲイ)したので初投稿です。中華風のネタ?BLが多くてホモネタがねえんだよ。
天使。
剥離城アドラの主題として、この言葉が相応しいだろう。
『――天使の名を問う
問われて答えられなかったものは、すべからく天使を剥ぎ取られる
私の天使をつかまえたものを、遺産の相続者とする』、か。
...どこかしら、懐かしいフレーズだ。
城中に鏤められた数多の天使、そして招待者たちそれぞれに与えられた『天使名』の謎を解いた者だけが、剥離城アドラの『遺産』を引き継げるという。
故に、天使の意を地に堕とせばよい。神威の翼を剥奪し、天に座す権利を簒奪せしむるのだ。
なればこそ、天使の純白なる羽根をもぎ取り、黒く染めあげるのは何時だって堕天使である。七つの大罪、人の原罪たる証、楽園追放の始まり。コレを喚起し、呼び起こす手段はもう揃っている。
アドラの荘厳なる城壁とそこから内部へと繋がる道に刮目しながら、私は思う。まあ、発想からして色々とぶっ飛んでいると自覚しているが、往々にして、魔術の神秘とはこういう所から生ずるものだ。
...ザバーニーヤの試験運用も兼ねるから、是非も無いよネ!はっはっは、橙子さんもよく発想に付き合ってくれたものだ。基本ストイックな人だけど、身内には割と甘いからね、彼女は。
『バッカじゃないのか?いや、オマエの事だから大真面目か。私も相当な変わり者だが、お前は次元が違うぞ、ジェームス』と言われてしまったけど、気にしちゃあ負けだ。何事にもパイオニアが必要だからな。
・・・で。どうするよ、コレ。
ヘリコプターの中でルヴィアがアルカイックスマイルで私の腕を万力の如く絞め、グレイが縄張りを主張する猫みたいに膝上で丸まっている。そして、肩の荷が三千倍になったようなシワを眉間に刻み、足元をトントンとさせる兄上。
ええと、私、何かしたっけ?首をかしげていると、兄上の肩がプルプルと震え出した。おっと、肩こりの限界かな?
「まるで自分が何もしていないような無邪気な顔を見せるなッ!」
バッと顔を上げ、唾を飛ばす兄上。眼がクワッと見開かれているあたり、相当ストレスが溜まっているように見える。
「まあ、落ち着いてくれ、兄上。血圧が上がるぞ?」
「もう上がり切っとるわァッッ!!」
ゼエゼエと息を切らし、頭を抱えている兄上を見ていると、いたたまれなくなる。ポンポン、と背中をさすってあげることにする。
「まあまあ。はい、蜂蜜ドリンク。」
「ありがとう。」
ずずーっ、と自家製の蜂蜜ドリンクを至福の表情で飲む兄上。
「ってちっがーう!」
バンッと簡易机を両手で叩き、ビシッと人差し指を突き付けられた。
「な・ん・でッ!聖堂教会の女と懇ろな関係に発展してるんだよッ!?」
口調まで崩しているからか、ウェイバーキャラの比率が著しく増大しているな。やはりストレスか。
「ええと。そう、言われてもなァ。あのカレンという女の方から、急に一方的なアプローチされたのだ。」
そう、剥離城に出発する前。お目付け役のバゼットさんに無茶をしないよう釘を押され、兄上に私の監視を任せるという旨の事を話していた矢先だった。
急に修道女服の白髪の女がトコトコ歩いてきたかと思うと、急に抱き着いてきたのだ。貴方に主の救いを、と熱い眼差しを向けながら。ドSとドMが両立したような眼光だった。
訳が分からねェ、てか、何処かで見たような恰好だなー、新興宗教の勧誘かしら、とかボケていたら、カレン・オルテンシアと自己紹介をされた。
私の黄金のシナプスは丸三秒でその名の意味を理解するや否や、自分史上最もクールな口説き文句を発した。
「美味しい麻婆店をご存じならば、ご同伴に与れないのだろうか?」
そこからは、頭蓋に響く鈍痛で記憶が余り定かではない。
「…特に問題が無いのでは?」
「君にそーいう機敏な感性を求めた私が馬鹿だった。」
ハァ、と重いため息を吐くと、兄上は手をヒラヒラと振った。
「とにかく、厄介ごとに巻き込まれないでくれ。頼むから。書類が終わらん。」
万感の詰まった兄上の嘆願に、私は大きく頷き返す。
「任せてくれ。前向きに検討する。」
「オイ待てそれ了解してないと同義だろコラ。」
剥離城のゲートに着くと、門の奥でイケメン&ロリコンビと肌黒のオッサン、車椅子のジジイにその車椅子を引くホムンクルスがたむろっていた。
…ロリコンビってなんだよ、語呂イイなあオイ、と自画自賛をしているとイケメンが爽やかに話かけてきた。
「僕の名前はハイネ、ハイネ・イスタリ。錬金術の名門、イスタリ家の面汚しさ。」
キラキラしてて、真っ直ぐだな。気色悪い。
ま、イケメンはナニをヤっても様になるって事さ。私の秘密兵器(蒼崎産)で掘るぞ。
「謙遜も過ぎれば嫌味になるぞ、錬金の
名門イスタリ家に生まれるが、魔術師の『闇』を嫌って出奔。聖堂教会に修道士として身を置く。しかし、後にイスタリ家に戻り、改めて後継者となっている。その際、自分の離脱を阻もうとする教会の刺客十数名を尽く打ち倒したという武勇伝を持つ。
実に痛快だ。」
ハハハ、と彼は恥ずかしそうに肩をすくめた。
「若気の至りというものです。貴方に知られる程の未熟ぶりとは、我が不甲斐なさがお恥ずかしい。
それに、貴方こそエルメロイの秘宝、エーデルフェルト家の牙と称される御方。私なんかと比べては、貴方に失礼というものです。」
「またまた、何をおっしゃるか。」
しばらく歓談し、彼と打ち解ける事に専念する。兄上も蝶のジジイに無事絡まれて(意味深)いるようだ。
…さて、
「少し、耳を貸して頂きたい。内密に、だ。」
「…分かりました。」
声音から何かを察したのか、彼は私の後ろに続き、柱に近寄るとさり気なく防音の結界を広げた。
「話をお聞きしましょう。」
「
「…!!…どうして!?」
動揺している感情の波にさらに被せ、畳み掛ける。彼を、私の元へ手繰り寄せるために。手札は既に此方の掌中にあり。なれば、後はそれを切るのみだ。
「ハイネ・イスタリ。私は汝の悲願を知っている。汝が何故教会の手を振りほどいたのか、その訳も。
自身の代わりに後継者となった、妹ロザリンドのためであろう?」
「……。」
「妹が魔術刻印との過剰適応により命の危機に陥っていることを知ると、教会の制止を振り切って家に帰還。そして、ロザリンドから魔術刻印の再移植を受ける。
しかし、一度ロザリンドに移植されて変質をきたした魔術刻印は、今度はハイネの生命力を吸い取りつつあり、見立てでは余命は数年と持たないと言われている。魔術刻印は足から身体の奥深くまで複雑に食い込んでしまっており、もはや摘出も不可能。
死を恐れてはいないが、ロザリンドに『自分のせいで兄が死ぬ』という重荷を背負わせないため、魔術刻印の治癒、あるいは摘出の技術を求め、修復師ゲリュオン・アッシュボーンの遺産を手に入れるべく剥離城を訪れた。」
「……………。」
「このあらすじに、間違いは無いかな?」
「…いいえ。お見事です。目的は、何ですか?」
ニヤリ、と口が歪む。渇望する望みの前で、人は撤退という思考を失う。清廉な彼だからこそ、その誘惑はもっと断りがたい。
「私は君達を救える。」
ハイネの唇が震え、悪魔が甘い囁きを零す。
「ほ、本当かい?」
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「ああ。エルメロイの誇りにかけて。」
次回予告・空砲猛太郎の天使狩り!!:
『あの(小便し終わって閉じろジッパー!しようとしたら俺のスティッキィ・フィンガーズが挟まって意識がアリーデヴェデルチしかけた)時以来だ、こんなにも怒りを感じるのは...ッ!!』
『だから、だからこそ!
君がイクまで、私は君を殴る(ピストンする)のをやめないッ!!』
『汝の敗因は、勃ったひとつ、勃ったひとつのシンプルな答えだ。』
『汝は私を
注意を守っていない人は尻ません。本文が短い?察してください(オレンジジュース)
最後に、はっちゃけた事に深くお詫びを申し上げると共に、責任を取って失踪します。
空砲猛太郎の必殺
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股間光殺砲
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北斗百劣拳
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ゴールデンフィンガー
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プリプリ☆プリズナー
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私は掘る。ただそれだけだ。