渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

危険なヤキトリ乗り蔓延の原因発見!!

2018年12月17日 | 公開情報







なぜオートバイの原理と正しい乗り方を無視した
危険なヤキトリ乗りがここ10年ほどで異様に蔓延
しているのか、その原因が判明した。
日本二輪車普及安全協会なる社団法人が大嘘の危
険運転方法を広報普及させているからだった。
「凛々しく見えることも重要です」
こんな内実の伴わない思考法はあり得ない。
つっ立ち剣道やってるのではない。ヘソ出し胸開
きなどはオートバイではあり得ない。
安全運転は実こそ全てだ。
直立の立礼のような姿勢でテニスできますか?
卓球できますか?
相撲ができますか?
ゴルフのスイングができますか?

「良い例」での説明文は全てにおいて嘘です。
レーシングライダーのことを書いていますが、こ
れも大きな事実誤認というか嘘。
真実は、仙骨も背骨もこのように使う。

おぎゃあという新生児や人が眠る時の手の指
のように自然に力を抜いて背骨を曲げる。
血流がどうのと別次元問題を強引に引用して
自己の誤謬である主張の根拠とするのは中身
が薄すぎる。血流の為には人間は眠る時は指
は曲げずにギプスでもはめて指も背中も真っ
直ぐにして眠ると身体に良いとでも言うの
だろうか?
そのような無茶苦茶なことをこの団体は二輪車
の乗車姿勢において主張しているのである。

また、「悪い例」で血流がどうの分かったような
事を書いているが、ではテニスや卓球やゴルフは
血流が悪くなり凛々しくない姿勢だとでも?
そのスポーツにはそのスポーツなりの運動理論と
医学的な確たる根拠がある。
嘘を言ってはいけない。
ヘソ出し胸開きで加速減速Gや下からの突き上げ
を受け止めたら人体がどういうことになってしま
うと思っているのか。
オートバイの場合は、腰にかかる負担は背中を丸
めることにより軽減する。肩は内に自然に絞る。
緩衝を直受けでなく逃す形に骨盤を後転させる
(尻反りの逆)。
従って、猫背というよりも腰前を前に出し、腰中
を後ろに引く姿勢(野球のキャッチャーの姿勢)
でオートバイに乗車すると、自然と脱力した猫背
になる。
それにより、路面からのショックを自然体で緩衝
でき、疲れないし腰痛などの身体障害も起きな
い。
ライディングは直立不動の立礼ではない。
上体を起こし腰骨に真っ直ぐに乗るのは剣道や陸
上、器械体操やシンクロナイズドスイミング等で
あり、上体を屈曲させて自在に運動させることが
必要なスポーツでは背骨と腰を曲げるのである。
それはそれの理があるからだ。
オートバイもその一つであり、起立!礼!のよう
な姿勢で二輪車を走行させることは二輪車の理論
と身体医学的な根拠を無視するものである。
なによりも、危険な運転に直結することが一番よ
くない。
この団体のように理学的な大嘘を言ってはいけ
ない。

また、顎を引かずにヘッドアップすると、走行
においてどんな空気抵抗を呼ぶのか。
この団体の主張は、実際に走行するのとは関係な
い、停止した二輪車に跨ってのポーズだけのこと
を言っているのである。
この主張する姿勢のまま走行状態に入ったら、オ
ートバイは危険過ぎる。
公的社団法人が理にかなわぬデタラメの大嘘を主
張して国民を危険に誘導するのは、犯罪的な行為
であるといえる。

法人は申請すれば認可が下りる。法的には許認可
は書面に不備なくば通す形式主義だからだ。
世の中、正しい団体が法人格を取得しているわけ
ではない。
歴史的な家柄の他家の家名を僭称して盗用して法
人登録しているような自称古武術団体もあるくら
いだ。

この日本二輪車普及安全協会なる団体のオートバ
イの乗車姿勢の主張について、側面姿勢部分に関
しては、100%誤りです。
こんな新しく作った泥縄のデタラメを日本人が
言い出したらモーターサイクルの歴史ある西欧や
全世界から笑われるだけだ。
日本の立礼の姿勢が全てに通じる美しく正しいも
のかとするような偏頗な私的な狭い視野狭窄であ
り、モーターサイクルにあっては、明らかに事実
誤認であるからだ。
安全普及と称しながら、この協会は、二輪車の道
理を理解していない危険な乗車姿勢を国民をして
誤認せしむる行為を為している。
こういうニセ情報は盲信しないように十分にお気
をつけください。

だから、こんなのばかりになってるんだな。今の
時代は。



これまたひどいヤキトリ。当該団体の主張では
MotoGPもこれだと言う。それは事実とは異なる
嘘である。
しかし、これはひどい。腕立て伏せか?

正しく乗れている人たち。






ちなみに、日本式の立礼と座礼のお辞儀において
は、背中を丸めるのはよくありません。
それは「決まり事」だからです。
オートバイの乗り方に決まり事はありません。
しかし、危険を誘発する乗車姿勢や乗車方法をさ
も正しく安全なことであるかのように宣伝普及さ
せるのは、国民の命の大切さを真剣に考えてはい
ないということです。
結局のところ、オートバイで走ることは自己責任
です。
何が正しく、何が正しくないのかは、ライダー各
人が自立的に自覚して判断してください。

一つエピソードを言いましょう。
ヤキトリ乗りではなく、正しい緩衝背骨と仙骨の
用法を用いた乗車姿勢(私が解説している姿勢)で
オートバイに乗る人は、「きつい」だの「疲れ
た」だの「腰が痛い」などは一切口にしません。
これは根性や精神論ではなく、実際に私が言う
正しい乗り方をすると身体的負担も少なく、現実
的に疲れないからです。
身体に障害を起こさず、柔軟な操縦ができて安全
運転に繋がり、しかも機敏に運転でき、疲れもし
ない。これを正しい乗車方法と言わずして何を
言うのか。
だからこそ、空前のバイクブームの頃には、とい
うか、それよりも昔からライダーはそのような
正しい乗車姿勢を取ってきたのです。
それをここ10年ほどで、異様でミョウチクリンな
直立顎出し力み乗り=ヤキトリ乗りが雨後のタケ
ノコのように大量発生してきている。
以前はそれは「女の子乗り」と呼ばれて、よく乗
れない素人の女性初心者の乗り方だったのです。
それが今はそのガチガチの力み乗りが「良いも
の」とされる大きな危険な誤認に国民が陥ってい
る。
この不思議に首をひねっていたのですが、原因が
判明しました。
安全普及と称して、危険運転を広報しているよう
な団体があったからです。
これでは、教習所でも大嘘教え始めてきた筈だ。

危険運転は、危険を危険と正確に認識できないこ
とから始まります。
十分にお気をつけください。


P.S.
だいたい想像つくけど、この団体のこのコラム担
当者、オートバイと運動医学等に暗い人、しかも
警察組織で剣道やってた人が書いたのでしょう
ね。これはあくまで私的推測ですが。
発想方法と決めつけの断定、事実誤認をも正義と
する思想性、思考パターンで、だいたいどのあた
りの層に属した人間かが判ります。
しかし、嘘は嘘。
オートバイの乗り方は、直立上体が美しいのでは
なく、旧来からの伝統を守った正しく理にかなっ
た乗車姿勢こそが美しい。
直立気をつけ礼!のような姿勢をオートバイでも
やることを凛々しいとか美しいとか思うその誤っ
た美意識は、普段からオートバイとは別な所で
そうした姿勢を日常的に行なっているある特殊な
層の人たちが勝手に抱いている感性であり、その
ことは二輪車の正しく安全な乗車姿勢とは全く
関係ありません。
自分らの感覚を持ち込んで、つまり私的価値観が
あたかも普遍性をもつかのようなファシズム的な
思考法で国民を危険な状況に追い込むことは断じ
て許されない。

私的な美意識としては、本来のオートバイの美し
い力の抜けた円形造形を崩して、ピノキオや傀儡
のような角のある姿勢や動きが美しいとは私は
まったく思えない。
バイクの乗車姿勢は、後ろから見ても、丸く自然
体で力が抜けた前傾姿が美しいし、横から見ても
直立の力み乗りが美しいとは全く思えない。
それは理にかなっていない非現実性を帯びている
から。
武士の両刀はバランスが悪いからと左右一本差し
にすればいい、というような非現実は美しさとは
無縁の事柄なのだ。右手抜刀の理があるゆえ、武
士は二刀を左腰に差す。而してそれが美しい。

だが、こうした美に関する価値観は個人的なこと
である。
それ=個人的価値観を正しい乗車方法として説明
すること自体が間違っているし、そもそもがそう
した私的な美的観点で人間の運動態様を語る姿勢
と発想そのものが、著しい錯誤を出発点としてい
る。
個人的美的価値観で言うなら、ヤキトリ乗りなど
は理を無視したもので見苦しいみにくさ全開だと
私個人は思っている。
だがそれは個人的価値観であり、それを公的団体
の指導要綱の文書に持って来てはならない。
そうした低劣な感性の持ち主が書く事は書かれて
いる内容も得てして誤りなことが多いのである
が、今回のこのケースはあまりにもひどすぎる。
危険と身体障害を誘発するようなことを、事実誤
認に基づいて普及させようとしているからだ。
オートバイのライディングはバレエや社交ダンス
ではない。
乗車姿勢は、適切に機敏に対処できる、力が抜け
て背中が自然に曲がった正しい姿勢こそがオート
バイの乗車姿勢ではオートバイ乗りの美しさなの
である。それは理にかなった安全と適切な実行を
現出させているから美しくもあるのだ。戦闘機の
シルエットのように流線形を人とオートバイが人
馬一体で形成している点において。
本末転倒してはいけない。
オートバイにはオートバイの乗り方の美しさがあ
る。別世界の礼法のような美しさをオートバイ
の乗車姿勢に強引にあてはめるのは誤りなので
ある。
オートバイにはオートバイ特有の姿勢の美しさが
あるのは、それはすべて実理と融合しているから
なのだ。その秩序を乱す姿は、仮に見てくれが
礼法のように威風あるように見せかけても、実を
思わない中身空っぽであるので、ひとつも美しく
なく、むしろ醜(みにく)いのである。

この協会が主張する私的見解の誤伝を鵜呑みにし
て真似してはいけません。
それによる運転は危険であるし、理論的に身体を
壊すので。
野球、テニス、卓球、バスケ、ゴルフその他多く
が全て直立で運動しているなら別ですが。
オートバイにはオートバイの乗り方があります。
それは日本式立礼座礼とはまったく別物なので
す。

改めて言う。
正しい身体運動を得る乗車姿勢はこれである。
ハーレーのパレード乗りのような姿勢ではない。
背筋は自然体で軽く曲げ、上体に力を入れず、
肩を脱力させて肘を自然に垂らし、顎は引く。
ステップは足載せではなく、足裏(土踏まずもし
くは親指の付け根)でステップバーを「掴む」よ
うにする。
加速・減速の際、コーナリングの際にはステップ
を踏ん張って荷重させる。
直線路においてもステップにただ足を置くのでは
なく、内カカトでマシンを締め込み、つま先を
真っ直ぐに前を向ける。


アップハンドルのバイクの正しい乗車姿勢。

背骨を自然に曲げ、直立させず、肩と肘の力を
抜いて自然に垂らす。
ステップは足載せでなく、しっかりとステップバ
ーを足裏で掴み、腕をつっぱらずに脱力させ、顎
を引く。顔を正面に向けても背骨は直立伸ばしに
なる不自然な立礼姿勢はライディングでは取らな
い。





どのタイプのオートバイでも、基本は同じであ
る。
正しい摂理は一つ。
「上半身の脱力」。これに尽きる。
上体に一切の力みなし。
それを実行すると、ハンドルが前にある二輪車で
は自然と肩甲骨が内に閉じ、背骨が丸くなり、綺
麗な弧を描く流線型となる。
これはごく当たり前の摂理だ。
ヘソ出し胸開きなどはあり得ない。
自然に逆らい秩序を壊すことを「美しい」だなど
と考えてはならない。
それは、最初からボタンの掛け違えである。
それは、心の出立点そのものが正しくない。

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