放流のためトラックに積んだ水槽に移される稚アユ=射水市二口で
|
|
大門漁協(射水市二口)の稚アユの放流が八日、庄川で始まり、水槽で育った十万匹が元気よく泳いでいった。大門漁協を含む庄川沿岸漁協連合会は六月中旬までに百万匹を放流する。
稚アユは一月下旬、富山漁協(富山市)の養殖場から大門漁協のアユ中間育成施設に搬入された。当時体長四~五センチ、重さ一グラムだった。現在は一〇~一二センチほどに育った。大門漁協の組合員らがこの日、稚アユを大型水槽からトラックの水槽へ移し、庄川右岸まで運んだ。稚アユはホースで庄川に放流された。
稚アユは庄川を遡上(そじょう)し、アユ釣りが解禁になる六月中旬には三〇センチほどまで成長する。同漁協の鏡時夫組合長(69)は「餌をいっぱいやったので成長が早かった。釣り解禁までに大きく成長してほしい」と話した。(小寺香菜子)
この記事を印刷する