コロナウイルス感染拡大は「3月までに終結」と大御所が断言する理由

「1%の界面活性剤」噴霧で殺せます
山根 一眞 プロフィール

根路銘 コロナウイルスは壊れやすいので、1%の界面活性剤を噴霧するだけで殺せます。特別な消毒剤がなくても、水にごくごくわずかな家庭用の洗剤や石けんを溶かしたもの使うのでも効果があります。

また手洗いでは、水だけで洗うのでは十分ではないので、石けんを使うことです。石けんはウイルスを作っている膜を溶かしますから。

コロナウイルスは感染力が強いインフルエンザウイルスよりは御しやすいので、感染者、肺炎発症者に近づく時はマスクをするなどを心がければ、いずれ終息します。

山根 感染拡大はいつまで続きますか?

 

根路銘 テレビで4月、5月にさらに感染が広がるおそれがあると発言している人がいて唖然としました。コロナウイルスは気温が上がると生きていけないんです。もともと冬の寒い季節に活発になる風邪のウイルスなので、2月末から3月に入れば自然に終息すると私は見ています。

正しい知恵と対処法をもって向き合あえば、あと1ヵ月で終息するはずです。恐怖を煽りたてることをやめ、落ち着いて対処してほしいと願うばかりです。

マスクマスクの品切れ状態は続いているが…… Photo by Getty Images

沖縄自生植物がウイルスを殺菌する

山根 根路銘さんは、沖縄に自生する植物、センダンにインフルエンザウイルスを死滅させる効果があることを発見、以前から数多くの論文を発表。製品化も進めていると聞いていますが。

根路銘 センダンはインドでは薬用植物「ニーム」としてよく知られている植物ですが、沖縄には多く自生しています。

長年にわたりインフルエンザウイルスと戦ってきましたが、感染拡大のためとはいえ、感染した鳥や動物を何万と殺傷する方法はしのびない。そんなことをせずにすむ効果的なウイルス殺菌方法はないかと、故郷の沖縄に戻ってから研究所を創立、探ってきて到達したのがセンダンによる予防、殺菌方法です。1月8日に東京でセンダンをテーマにした「インフルエンザ消毒液セミナー」を開催したばかりです。

センダンは、外殻(エンベロープ)を持つウイルスが健康な細胞に吸着する時に働くHA(ヘマルグリチニン)と、細胞内で増殖したウイルスが殻の外に出て離脱すると時に働くNA(ノイラミニダーゼ)という両方のタンパク質を切断する機能があることを解明できました。

そのため、同じ外殻を持ち、HAやNAを持つSARSウイルスやコロナウイルスの消毒液としても利用できるのでは、と考えています。

センダン2020年1月8日の「インフルエンザ消毒液セミナー」資料の一部。上・センダンの樹、下・センダン抽出液は、ウイルスが細胞に吸着する際に働く酵素や増殖後に離脱するノイラミニダーゼも破壊することが確かめられた(資料提供・生物資源研究所、根路銘国昭)

※記事内「コロナウイルスは「飛沫核感染」しかしない」は、正しくは「コロナウイルスは「飛沫感染」しかしない」でした。訂正してお詫びいたします(2020年2月18日)
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