渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

東名バトルから25年後のキリンとポルシェ橋本

2020年04月04日 | 公開情報


















(抜粋)

あのデカ尻女とのバトルから25年。
キリンとポルシェ橋本はまだバトルして
いた(笑)。
本編はRIDEXでどうぞ。

この小編、解せぬことが二つ。
風景は夏なのに、ポルシェ橋本はミカン
若者に渡す。なぜ夏に?
夏蜜柑か。だから酸っぱいのか。
その含みの意味は?
そのニ。
キリンのフジツボマブシのカタナは、
若き別人のキリンが長尾泰三から受け
継いで青く全塗装して乗っていた。
それは、高速道路での抗争により横転
したタンクローリーと共に炎上した。
ということは、この25年後のカタナは
初代キリンのフジツボ号ではないことに
なるが、さも当時のカタナであるかの
ような印象描写にしている。
まあ、その後乗っていたBMWだとどう
にも味付け不足になるからか。
新たにまた昔と同じマシンをキリンが
買ったという想像を読者が働かせるため
の演出か。

くすぐり一つ。
ジッポーが出て来た瞬間にキリンと分か
る映画的なカット割の演出となっている。
ソリッドブラスでダイアゴナルライン入り
のウィンディデザインのジッポーだ。
これは今では伝説的なジッポーで、滅多
出回らない。初代キリンのシンボル的
なアイテムとなっているジッポーだ。
彼は、バイクもジッポーも、古い物を
大切に、しかも存分に使う。
それが彼の生きるスタイルだ。
伝説のバトルから四半世紀後。彼はまだ
このジッポーで火を点けていた。
痺れるシーンだ。