皆さんは「タワーデュエル」を知っていますか?
その名の通り、「タワー」と言う大きなデッキを使って対戦するルールです。
どちらかと言えば知らないという方が多いと思いますが、この記事を通して「タワーデュエル」を知ってもらうと同時に興味を持っていただければと思い紹介記事を書いていきます!
目次
■タワーデュエルのルール
■タワーデュエルってなに?
■ルール解説
■最後に
■タワーデュエルのルール
「タワーデュエル」変種ルールでは、プレイヤーは対戦相手とリソースを共有してゲームを行います。
タワーデュエルは 2 人戦でも多人数戦でも行なうことができます。多人数戦の場合、原則として、「無差別戦」変種ルールを用い、「影響範囲限定」選択ルールは用いません。
タワーデュエルでは、通常のデッキの代わりに、単一の「公共デッキ(タワー)」を用意する必要があります。公共デッキの枚数は何枚でも構いませんが、参加プレイヤーの人数×30~40枚が好ましいです。
タワーデュエルでは、各プレイヤーは山札、マナゾーン、墓地をそれぞれ「公共山札」「公共マナゾーン」「公共墓地」として共有します。共有されているゾーンは自分のゾーンであると同時に、対戦相手のゾーンとしても扱われます。
ゲーム開始時、公共デッキを公共山札に置き、各プレイヤーは公共山札から5枚を自分のシールドとして展開し、5枚になるようにカードを引いて自分の手札とします。
各プレイヤーは、一番最初のターンのみ、マナチャージステップで必ずチャージします。
複数のプレイヤーの山札の上から 1 番目を同時に参照する効果は、ターン・プレイヤーが山札の上から 1 番目を参照し、非ターン・プレイヤーが 2 番目を参照します。
タワーデュエルでは、山札が 0 枚になっても敗北しません。公共山札の最後の 1 枚が公共山札から離れる時、代わりに公共墓地を公共山札に加えてシャッフルします。
■タワーデュエルってなに?
タワーデュエルとは、1つの大きなデッキ、マナゾーン、墓地を各プレイヤーで共有して対戦する多人数変種ルールです。
デッキが1つあれば良いので3人、5人と奇数人でも遊べるということ、デッキの所持者以外のプレイヤーには何も準備させなくても良いということが利点として挙げられます。
■ルール解説
それぞれのゾーンを共有することで、通常環境やその他変種ルールとはまた違った世界が見えてきます。
《斬隠オロチ》や《転生プログラム》のようなそれぞれのバトルゾーンにクリーチャーを踏み倒すもの、《コマンダー・ラッキーロトファイブ》や《蹴断の閃き マトリクス》のような相手に一方的にクリーチャーを踏み倒させるもの、これらのカードをデッキに入れることでこの公共山札がパンドラの箱になるのです。
そんなパンドラの箱ですが、時には自分の思惑通りに事を進めることが出来ます。
《ブレイン・ストーム》や《フューチャー・カプセル》のような山札の上を積み込むことが出来るカードと合わせることで計画的な展開が可能です。
《傲慢の悪魔龍 スペルビア》というカードがあります。いわゆるデメリット・クリーチャーであり、通常環境ではまず見向きもされなかったカードの1つです。
この《傲慢の悪魔龍 スペルビア》、相手に押し付けて安心に浸りたくはありませんか?また、相手に押し付けられて勝てないことに恐怖を覚えてみたくはありませんか?
このタワーデュエルではこれらのデメリット・クリーチャーたちがとても輝く舞台になるのです。
上のような押し付け合いの他には《若頭の忠剣ハチ公》や《ガチャンコ ミニロボ2号》のような同名カードをサーチするカードを主人公にしても面白いです。
《若頭の忠剣ハチ公》の場合は手札破壊に耐性がありハンターという恵まれた種族を持っているので、《ガンヴィート・ツイスト》のような除去のついでに手札破壊を放ってしまうカードを入れてみたり、各種ハンターサポートや進化クリーチャーを入れてみても良いでしょう。
《ガチャンコ ミニロボ2号》の場合は自身がシールド・トリガーであったりグレートメカオーというこれまた恵まれた種族を持っているので、迂闊に相手のシールドを割るとシールド・トリガーとして突然現れ相手の進化クリーチャーの進化元を用意してしまうなど形勢逆転が起こりやすくなります。
マナゾーンを共有することで、自分にとっての単純なマナ回収は、相手にとってマナを破壊されたことと同義になります。
本来マナ回収と言えば《黙示賢者ソルハバキ》のようなカードが使われますが、タワーデュエルにおいては自分がマナを回収した後そのマナゾーンを相手が使うので単純なマナ回収のほうが強く、《炎晶バクレツ弾》のようなカードはメリットのみのカードとなります。
《グローバル・ナビゲーション》はとても面白い挙動をします。相手のクリーチャーをマナゾーンに送ってからマナ回収を行うテキストですので、相手のバトルゾーンにあるクリーチャーを手札に加えることも出来るのです。
墓地を共有することで、墓地で発動する効果の取り合いの他、同名カードを参照する効果が強力になります。
《究極生命体 Z》のようなカードはコストを払えば誰でも自分のターン中に召喚することが出来ますし、各種S級侵略[不死]や連唱呪文などは条件を満たせば誰でも墓地から効果を発動することが出来ます。
同名カードを参照する効果は各種クローン呪文、《蓄積された魔力》などがそれに値します。中でも《クローン・ライトニング》はシールド・トリガーを持っており、墓地が増えるにつれて普通のスパーク呪文となんら変わらない性能を備えます。
■最後に
いかがだったでしょうか?
少しでもタワーデュエルの魅力が伝わり、興味を持っていただければ幸いです。
今後ともタワーデュエルのデッキレシピ紹介等記事を書いていくつもりですので、どうぞよろしくお願いいたします。