1 対話のできるまち、徳島
中心市街地・駅前のグランドビジョン
対話をベースに、新しい発想のまちづくり計画を再構築します
そごう撤退後のアミコビルについては、民間コンサルタント会社のみに頼ることなく、市も主体性をもってより良い施設へと変えていきます。
徳島駅周辺の容積率を緩和すれば、核となる施設を補完するものとして、ホテルなど宿泊施設の誘致も可能です。
また、シンボルロードやその周辺の整備はもちろん、鉄道高架事業にかかる、老朽化した市立体育館や県立武道館、県青少年センターや市社会福祉センターなどを県市協調のもとで総合的に組み替えることによって、中心市街地を市民に安らぎを与えてくれるような、そして、多くの観光客に訪ねてもらえるような、賑わいのあるまちへと変えていきます。
水都徳島として、現在、進んでいない川の駅ネットワーク構想は推進していきます。
新ホール整備
県市協調のもと、次世代に誇れる施設の整備を早急にすすめます
新ホール整備には多額の事業費が必要です。
その大半は借金で賄われることになりますが、その際、国が返済額の3割を負担してくれる有利な事業債「地域活性化事業債」の活用が不可欠となってきます。
しかし、この「地域活性化事業債」を使うには、県知事の同意が必要です。
現在の県有地をめぐるトラブルだけを見ても、現市政のままでは、県と市が対立することはあっても協調などできるはずがありません。
まず県との対話を再開させ、県市協調ができた上で、きちんとプロセスを踏んで、県都徳島市にふさわしい新ホールの建設を早急にすすめます。
阿波おどり
誰もが心から楽しめる阿波おどりを復活させます
今の阿波おどりの運営は「阿波おどり実行委員会」が意思決定機関とされているものの、実際の現場の阿波おどりの運営に精通している者がほとんどいないというのが実情です。
諮問機関とされている「運営協議会」の意見が聞き入れられることも、関係者との十分な対話もなく、ものごとを強引にすすめていく手法に対し「現市政になってからの阿波おどりの運営はおかしい!?」と憤っている市民は決して少なくありません。
私自身が実行委員長に就任し、責任をもって関係団体と調整をはかりながら、阿波おどりにかかわるすべての人々が心から楽しめる阿波おどりにしていきます。
木工会館
対話を通して、解決策をさぐります
「古くなったから壊します」という主張ありきではなく、より多くの関係者との対話を重ねます。
木竹工業・仏壇製造といった地場産業の関係者や地域住民のみならず、多くの市民が安心して利用することができる発災時の避難施設としての活用も含めて、道を探ります。
資金面についてもクラウドファンディングや民間からの寄付を募り、市からの補助金で賄っているランニングコストの見直しができないか、という議論や市民にとってどのような木工施設が必要なのか、それとも必要じゃないのか、というところからもう一度、議論をし、今後の方向性を見極めていきたいと考えています。
広域ゴミ処理施設
スケジュールを一旦凍結し、自らが地元に出向いて住民の生の声を聞きます
あまりにも強引なやり方ですすめられてきた現計画を巡っては、地元の多家良地区5町の住民からも反対の声があがっています。一方で、賛成派(中立派含む)もおり、街を二分する議論が起きていることに対して私は非常に心を痛めています。
しかし、賛成派、反対派に限らず、いくら要請しても現地に出向いて対話に応じようとしない現市長の姿勢に疑問を感じている街の声が多いことは事実です。情報開示請求も黒く塗りつぶされたものを提示されるだけで住民は誰も正確な情報を知りません。
対話に応じない、きちんとした事業計画の説明がないことが原因で街が二分され、妥結ポイントも見出せず、計画を疑問視した反対派が増えてきているのが今の多家良地区の現状です。実際に多家良町についてはその7割の家庭・3500筆の「白紙撤回を求める署名」が提出されています。
「地元合意を得るまで着工しない」と説明していると言っても、その「地元合意」の定義も曖昧なものになっています。
私はまず、対話の前提となる信頼関係を築くための第一歩として、一旦スケジュールを凍結し、私自身が地元に出向いて、現計画に関するあらゆる情報を開示して住民の声を聞きます。