新型コロナウィルスの影響により、セブ島の英語学校についても2020年は少なからず影響を受けています。そうした中当社グループでは、「一幸舎」「d:matcha Kyoto」を中心とする飲食事業だけでなく、開発中の農園や今日紹介する「F&J Mart」のコンビニ事業についても、昨年より準備をしてきました。今日はそのコンビニ事業について紹介します。※ちょうど先日1日あたりの売上で過去最高を更新しました。

なぜコンビニ事業を立ち上げたのか？

日本だとコンビニ業界は、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの3強体制で、フィリピンに多いミニストップは苦戦しています。一方北海道を地盤に「セイコーマート」が特徴のある店舗展開をしています。セブ島のコンビニについてリサーチをしたところ、まだ日本ほど洗練されていない点や、店舗数もそれほど多くないこともあり、セブ島を地盤に日本のセイコーマートのようなコンビニをやったらうまくいくのは、というのが最初の発想です。当社では「飲食事業」も展開しており、「英語学校」では生徒さんに食事を提供していることから、コンビニ事業とのシナジー（相乗効果）が高いことも大きな理由です。

日本の商品も販売したい

次のアイデアとしては、単にコンビニをやったのではセブ島にある他のコンビニと同じで、強みなど明確ではありません。日本の食品を扱う店舗としては、「町屋マート」が有名ですが、ここで詳細には書きませんが、会社運営上（特に法令順守、コンプライアンス上の観点で）大きな問題を抱えています。きちんと法令を遵守したうえで、まっとうに日本食品を適正価格でコンビニで販売することで、日本で大きく発展した「Japanese Convenience Store（日本のコンビニ）」と名乗れるコンビニにしていくことが、一番の目標で大きなテーマです。

※マニラのランドマークに行ったときに撮影した「日本食品コーナー」

もう一つ参考にしたいのが「ドンキ」

先日シンガポールに行った際に、「ドンキ」がシンガポールですでに多店舗展開していることにビックリしただけでなく、多くのシンガポール人から指示されていることに気づきました。「ドンキ＋ファミマ」で、ファミリーマートも一部特徴のある商品の販売が伸びているという記事も見つけました。シンガポールにある「ドンキ」の大きな特徴が、豊富な生鮮食品です。前回は特に「イチゴ」が多く販売されていたのが特徴的でした。

※シンガポールに行った際に撮影した「Don Don Donki（ドンキ）」

コンビニ＋生鮮食品、コンビニ＋レストラン、コンビニ＋カフェも模索

当社グループでは農園を運営しており、5月には野菜の出荷ができることが決まっていますので、その野菜が店頭に並び販売することは決定しています。日本のコンビニでも一部取り扱いをしていますが、当社「F&J Mart」では、より多くの種類の野菜を店頭で購入することができるでしょう。一方、1号店の店舗が比較的大きいスペースのため、レストランを併設させたり、カフェを併設することを検討しています。いずれも2020年内にはオープンを予定しています。

日本のスナック、インスタント食品、ドリンクを販売へ

先日ようやく、正式なルートのサプライヤーとつながることができて、日本製のスナックやインスタント食品、ドリンクを発注したところです。おそらく3月中には店頭に並び販売を開始することができます。

冒頭にも書きましたが、先日1日あたりの最高売上記録を更新しました。野菜や日本製食品も追加されることで、また売上が更新されるのも時間の問題です。当社グループでは、このコンビニ事業は店舗運営している他の事業の中で最も有望視しています。というのも、他の業態との連携（コンビニ＋α）で、いろんなエリアに出店を検討できるからです。まだまだ、セブ島のコンビニが日本と比べて高品質でないという点と、日本と比べてコンビニの店舗数が多くないという点も、この事業に大きなポテンシャルを感じています。

2020年は1号店での情報収集に力を入れて、2021年には2号店の出店となるよう注力していきます。

応援よろしくお願いします。

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