アイヌ文化身近に、市内5施設で伝統文様タペストリー展示【登別】
登別市教育委員会は、市内公共施設に、アイヌ文様のタペストリーを展示している。手縫いで仕上げた幾何学的な独特の文様が表現され、縫製技術の高さが目を引く。
国のアイヌ政策推進交付金を活用した取り組み。アイヌ民族の歴史や文化への理解促進、アイヌ文化の振興を図るシンボルとして実施した。
市内5施設に展示している。このうち市民会館(富士町)には、高さ約2メートル、横幅約3メートルのタペストリーを展示した。1階正面出入り口前の壁に飾っており、入館者の目に真っ先に入る。濃紺の生地の上に、白や黄緑、青など複数色の糸で、15の文様を手縫いで表現。文様ごとに製作者の名前も記されている。
登別市民を中心としてアイヌ民族の伝統的な刺しゅうを学んでいるイコロの会が製作した。このほか市立図書館など4施設には、A2サイズの作品を展示している。市教委文化・文化財主幹で学芸員の菅野修広さんは「各施設に常設しているので、作品を通じてアイヌ文化を身近に感じてもらいたい」と話している。
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