【4月6日 CNS】新型コロナウイルス感染症の発生後に急きょ建設された中国・武漢市(Wuhan)江夏区(Jiangxia)の簡易医療施設「雷神山医院」では、多くの患者が治癒・退院し、大部分の病棟が患者ゼロとなり使われなくなった。

 この病院では4日にC3病棟が患者ゼロとなり、5日にはさらに13人の患者が退院。現在、患者数は47人のみとなっている。同院で治療した患者は計2000人。患者47人は過半数が重症で、集中治療室(ICU)には20人がいる。上海から支援に来ていた医療隊第3陣は6日、撤退した。

 同院は3月25日に初めて1病棟の入院患者がゼロとなって以来、3月末には10余りの病棟が患者ゼロとなり、現在は32ある病棟のうち30が閉鎖されている。4日には、C3病棟が閉鎖された。

 今年1月25日、武漢市はこの総面積7.97万平方メートルの「雷神山医院」の建設を開始、2月8日には初めての患者を迎えた。総病床数1600床、2か所の重症医学科病棟、3か所の準重症病棟と27の普通病棟を有し、重症病棟以外は1室あたり2個のベッドを備えている。(c)CNS/JCM/AFPBB News