トップ > 中日スポーツ > ドラゴンズ > ドラニュース一覧 > 4月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【ドラニュース】

外出禁止でもできる!!。ドラフト1位・石川昂はテニスボールで集中力アップ

2020年4月6日 紙面から

メンタルトレーニングでテニスボールを3個積み、笑顔を見せる石川昂(家族提供)

写真

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中日は5日から活動休止期間に入った。練習環境が限られる中、ドラフト1位の石川昂弥内野手(18)=愛知・東邦高=はテニスボールを使ったメンタルトレーニングを実践中。部屋の中でもできる「妙技」で打席での集中力を高めている。

 部屋の中ででも心は鍛えられる。新型コロナウイルスの直撃で、入寮する昇竜館は基本的に外出禁止。ナゴヤ球場での練習も制限されている。うずうずする体で、石川昂が自室で取り組んでいるのはメンタルトレーニングだ。

 使うのは硬式テニスボール。床に座り込み、置いてあるテニスボールの上に、もう1個を慎重に積み上げる。転がらないように手先へ神経を研ぎ澄まし、成功すればさらにもう1個。「2個積むのはできるんですけど、3個積むのはめちゃくちゃ疲れるんですよ」と集中力が必要なことを強調する。

 集中力を高めるだけではなく、さらに上の「ゾーンに入る」状態を引き出すためのトレーニング。トップアスリートや学校の授業などでも導入されている。石川昂は昨年12月、メンタルトレーナーの川谷潤太さん(37)から教わり、初めて体験した。2個までは簡単に積み上げられたが、3個目には苦戦。それでも20分をかけて成功させた。

 目指すのは打撃の神様の境地。「安定して3個を積めるようになれば、打席でもボールが止まって見えるようになると思います」と川谷さん。打席での集中力を磨いていけば、元巨人の川上哲治が到達した領域に近づくことも不可能ではないというわけだ。

 

この記事を印刷する

PR情報

中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ