世界中をパニックに陥れている新型肺炎・コロナウイルスの猛威。
日本でも小中学校などの一斉臨時休校をはじめ、プロ野球やJリーグの開幕が延期となる異常事態に見舞われている。
また「マスク不足」が叫ばれる国内で問題視されているのが生活必需品の「転売行為」だった。政府では国民生活安定緊急措置法に基づき「高値でのマスクの転売」を3月15日から禁止した。4月1日には、安倍総理が日本の5000万あまりの全世帯に一律に布マスクを2枚配布するプランを明らかにしたが、様々な意見が噴出している。
そんなマスクを巡り、3月7日にTwitterで「マスク転売」を痛烈に批判していたのが、メンタリストDaiGoだった。当時、マスクをネットオークションに大量に出品して転売し800万円以上の利益を得ていた静岡県議について触れ〈次の選挙ではなく、ぜひ来世でやり直していただきたい〉とまで痛烈にブッタ斬った。さらにDaiGoは〈マスクで小銭稼ぎするやつの作った法律に誰が従うんだって話ですよ〉とツイートしたのだが、
「そんな彼自身が過去に『転売による小銭稼ぎ』を堂々と推奨していたんですよ」と指摘するのは芸能ライターだ。
DaiGoが「転売のススメ」を説いているのは今から約2年前の18年6月に自身で公開したYouTube。
「ほぼ0円で始めるノーリスク副業入門~タダ同然で仕入れられるものを高く売るには」なる動画で語っているという。
「動画の中でDaiGoは、オークションを例に出し『まだみんなが価値を見出していないものでそのへんにいっぱいある物を売るといいよ』と断言している。マスク転売議員の場合は、値上がりすることがわかっていて、マスクを大量出品・転売した線が濃厚ですが、DaiGoの動画での発言は、今となっては、動画のタイトル的にも、どうしても『マスク転売議員』のような行動を推奨しているように思えてしまいますね」(前出・芸能ライター)
記憶力抜群のDaiGoなら、この時の発言との整合性もとっていただきたかったところだ。
(吉松あさみ)