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【政治】<新型コロナ>緊急事態宣言なら…自衛隊は- 都市封鎖は任務外
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、緊急事態宣言が発令された場合、自衛隊はどう行動するのでしょうか。海外では、米ニューヨーク州が感染多発地域に州兵を派遣したり、フィリピンが外出制限の実施に軍を動員したりした例がありますが、日本では法律上、自衛隊が武装して街中に展開するような事態にはなりません。 (山口哲人) Q 自衛隊は戦車で道路をふさいで通行止めにするなど、都市を封鎖する任務に当たるのですか。 A 河野太郎防衛相は三日の記者会見で「自衛隊が都市封鎖に関わることはない」と明言しました。ネット上では、東京都に緊急事態宣言が出れば、都県境を自由に出入りできない設定の映画「翔(と)んで埼玉」の場面が現実になるとの声も上がっていますが、河野氏は都に入ってくる人を「止めるわけにはいかない」と説明しました。警察による通行規制はあり得ます。感染症法は都道府県知事が消毒のために交通を遮断できると規定しているからです。 Q 治安維持の名目で、武装した自衛隊が街中に繰り出す恐れは。 A 治安の維持は警察の役割です。自衛隊法には武器使用も認められる「治安出動」が規定されていますが、それが許されるのは警察力で治安が維持できない場合だけです。河野氏も治安出動は「全く想定していない」と否定しました。 Q では、自衛隊はどんな活動をするのですか。 A 既に自衛隊は災害派遣され、集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の医療支援や、中国・武漢からチャーター機で帰国した邦人の生活支援を担いました。東京都と北海道には自衛隊から連絡員を派遣して情報収集や連携を強化しており、宣言が出されれば、知事の要請に基づいて活動するとしています。離島からの患者の緊急搬送をはじめとする医療支援や、隔離された患者の生活支援を中心に任務を果たすことになります。 PR情報
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