ドイツのベルリン市が、マスク20万枚が何者かに奪われたと発表し、アメリカによる「海賊行為」と批判したのに対し、トランプ大統領が関与を否定した。

ベルリン市政府は、市の警察がドイツの医療用品会社を通じて、アメリカの3M(スリーエム)に発注したマスク20万枚が、タイの空港で何者かに奪われたと発表。

アメリカのマスク禁輸措置に関係していると指摘し、「海賊行為」と批判した。

これについてトランプ大統領は、4日、「海賊行為はなかった」と述べて、アメリカ政府の関与を否定。

「逆に3Mはもっと国内を優先すべきだ」、「国内を優先しない企業は大きな代表を払うだろう」と3Mを批判した。

世界でマスクが不足する中、トランプ大統領がマスクの輸出禁止を発表したことについては、各国で反発が広がっている。