医師は曝露していても熱がない限り働き続ける
斎藤氏:ニューヨークの病院でCOVID-19の患者さんが多い所では、看護師も医師もウイルスにエクスポーズ(曝露)しているので人手が足りていません。
当初は、エクスポーズしたら14日間は自宅待機という決まりになっていましたが、現在は熱や咳(せき)などの症状がなければ働いていいということになっています。14日間待機の時は、人手があまりにも足らず、外科医が内科の患者さんに目配せするような末期的な状況だったと聞いています。
私の勤務先でも熱が出たら自宅待機になるので、皆、しょっちゅう熱を測って自分の体調を確認しています。
防護具も足りていません。ニューヨークもニュージャージーと同じだと思いますが、「N95」のマスクが全然足りない。本来は患者1人に対して使い捨てをするのですが、私はかれこれ1週間は使っています。表面をアルコール消毒したり、サージカルマスクという日本で皆さんが着けているようなマスクを上から装着して、それを使い捨てにしたりして対応しています。
テレビの映像で見ると、欧州や中国の医師は体をすっぽり覆う大がかりな防護服を着ていますが、こちらでは初めからそんなものはありませんでした。皆、とても簡易な装備で仕事をしているのです。
看護師は、1日に10回くらいはICUの部屋に入って、1回当たり10分くらいは中にいますから、いつ感染してもおかしくない非常に危険な状況です。ER(緊急治療室)のドクターでも入院している人が何人もいます。かなり重篤化するケースも出ています。
コメント54件
Kazuaki
大手電機メーカ勤務
早く終息してほしい。
様々な事でストレスが溜まってきました。
keserasera
こんな状況でも、ニューヨークでは、電車通勤しているのでしょうか??
駒鳥
本題の、欧米における若者の重篤化ですが。
(1) ロックダウンにより失業者が増える。
※ 米国の先週の新規失業保険申請件数は300万人超。
(2) ロックダウンにより食料品が高騰(安い食料品は売り切れて棚にない)
(3) 失業中の若者がま
ともに食べられない。
...続きを読む(4) まともに食べられなければ体力と免疫抵抗力が低下する。
(5) 体力と免疫抵抗力が低下していれば、新型コロナにかかりやすいし、重篤化しやすい。
すべては必然で、日本でも「ロックダウンの噂」による食料品の高騰が始まっています。対岸の火事ではありません。
人災です。
貧困層は助けず、新型コロナで所得の減った富裕層だけを助ける大盤振る舞いの支援策を、岸田が安倍に進言しているようです。
岸田です。
とっくにその名が泥にまみれている安倍の名を使えるだけ使って、安倍を捨て駒に、私腹を肥やそうとする自民党議員が動き始めています。
アラサー会社員
商社勤務から医者になった経歴に驚きです。
やれやれ
NYはじめアメリカでの感染が拡大する中、アメリカ政府は日本在住のアメリカ人に日本は検査数が少なすぎて信用できないと帰国勧告を出している。今の日本の状況はアメリカより悪いと判断したのだろう。
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