フランスで買い物客襲撃され死亡、テロか
新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため外出禁止が続くフランス南部の街で、生活必需品の買い物に来ていた人々が男に襲われ、少なくとも2人が死亡しました。テロの可能性が高いとみられています。
4日昼前、フランス南部にある街の食料品店などで、刃物を持った男が買い物に来ていた人々を刺し、これまでに2人が死亡、5人がけがをしました。
地元当局などによりますと、男は33歳のスーダン人で、現場近くで身柄を拘束されましたが、現地メディアは、“男が犯行時に「アラーアクバル」=「神は偉大なり」と叫んでいた”とする目撃証言を伝えています。また、男の家からは、“信仰を持たない人々の国”で暮らすことへの不満などが書かれたメモが見つかったということです。
当局は、生活必需品の買い出しのために人々が集まる場所を男が意図的に狙ったテロの可能性が高いとみて捜査しています。