iPadでHHKB を使うメリットと快適に使うための設定方法などまとめ

2019年末から1ヶ月ちょい、最近はとにかくすごいHappy Hacking Keyboard(HHKB)が気に入っています。

HHKBがあるおかげで最近ブログが更新できるようになったのは間違いないんですが、それに加えて「iPad + HHKB」が大変素晴らしい組み合わせなのもすごく重要です。

この組み合わせの良いところ便利なところ気に入っているところなど、色々とまとめてみたいと思います。

MacBook Proより「iPad + HHKB」は軽い

まず個人的に大変重要なのが(HHKBという物体自体は決して軽くないんだけど)MacBook Proを持ち歩くよりもiPad + HHKBという組み合わせは「軽い」ということ。

MacBook Pro 13は1.37 kgなのに対して、今使ってるiPad Pro 10.5インチ 2017年セルラーモデルが477g。HHKB単体の重さが540gに、単三電池2本で大雑把に50g。合計するとだいたい1.15kg。

自分が使ってるのが13インチのMacBook Proなのでそれと比較してますが、もう一段階軽いMacBook Airが1.25kgなので、それと比べても軽いです。まあ、MacBook(無印)は0.92kgなので負けますが、これは「今売ってない」ので、要するに大雑把に「Mac持ち歩くより軽い」と言えるのではないかと。

さらに今時のiPadは(多分どのモデル使っても)MacBookより完全に動作はキビキビしてるし、充電器の持ち歩きなど考えたらまあだいたい同じくらいというか、要するに大事なことは「HHKBを持ち歩いてもiPadと組み合わせる場合は(重さ的には)大して重くはないということ。

iPadを縦向きに使える = 表示領域が広い

あと実際にiPad + HHKBっていう組み合わせを使ってみてから気が付いたんですが、Apple純正のキーボードカバーを使う場合と違って、HHKBを使えばiPadを縦向きにしても使えるんですよね。

少なくとも自分が文字を入力する場合においては横幅の広さ的にはiPadは縦向きで十分。そして、縦向きのiPadなら(使いアプリや設定にも依存するけれども)一回り大きいMacBook Proよりも表示できる行数が多いです。

(アプリUlyssesでのMacとiPadの全画面での画面比較)

実物で比べるとこんな感じ

要するに文章書く時に便利なことが多いです。

自分の環境での表示行数の差は8行くらいなんですが、縦の表示行数が30行くらいだってことを考えると3割程度表示できる行数が増えます。

まあ、Macだとこの状態でSplit Viewを使うと画面2つ表示できるとか色々違いはあるんですが、それよりもキーボードが使いやすい方が嬉しい。HHKB使えて表示領域も広いなら言うことないじゃん、て感じ。

個人的に、画面を縦向きにできるのがiPad+HHKBを使う1番のメリットだと思ってて、外で文章書くことが多い人にこそ是非とも試してほしい組み合わせです。

セルラーモデルはランニングコスト低い

さらにそれに加えて便利なのが「セルラーモデル」のiPad。

iPad買う時の値段が1万円ちょい高くなってしまうんですが、MacBookと違って「手数ゼロ」でネットに繋がることこそがiPadのメリットだと思ってるので、iPad買うなら絶対セルラーモデルをオススメしてます。

うちの場合は「SIM3枚で3000円くらい」の格安SIMを使っているっていうのもあるんですが、格安SIMをうまく使えばセルラーモデルのランニングコストもかなり安くなります。(大抵SIM追加して月300円くらいで使えるイメージ)

月々数千円レベルで費用がかかるなら流石にちょっと、とは思うけど、数百円レベルでiPadが違和感なくどこでもネットに繋がるようになると、別にキーボード繋いでなくても便利です。

出先で普通にちょっと取り出して使える。

知っておくと便利になること

その他、iPadでHHKB(というか外部キーボード)を使うにあたって知っておくと便利になるかもしれないことをまとめておきます。

基本的なキー操作

日本語入力切り替え:Control+Space

Spotlight:コマンド+Space

アプリの切り替え:コマンド+Tab

ヘルプの表示:コマンドを長押し

大体のコマンドは要するに「Macと同じ感じ」で使えると思って良いかと思います。

ちょっと違うのは「コマンド長押し」でそのアプリ毎のショートカットキーが表示されること。これだけ覚えておけば新しく使うアプリもかなりキーボードだけで操作できるようになり、もう1段階快適度が上がります。

ちなみに、HHKB裏面のDIPスイッチは「Macモード」にしてるんですが、Controlもコマンドもどれも表示どおりに使えます。

また、HHKBは「Fn+Control+数字」で複数台の接続先に切り替え可能なのも覚えといて損はありません。

詳細は以下。

Emacs系のショートカットが機能するようになった(iPad OS〜)

また、個人的に超重要なのがiPad OSになってからEmacs系のキーボードショートカットが使えるようになったということ。

これまではiPadでキーボードを使うのはあくまでも「ソフトウェアキーボードよりマシだから」という理由だったんですが、Emacs系のショートカットが使えれば「Macと同じレベル」と言えなくもないくらい快適にキーボードが使えるようになったと感じます。

  • Control+F,B,N,Pで前後と上下
  • Control+A,Eで行頭と行末
  • Control+D,Hでデリートとバックスペース
  • Control+K行末まで削除(Contol+Yはない?)

キーリピート速度を上げる

後もう1個、これも大事なのが「キーのリピート速度」

要するに「上押しっぱなしでガーって上に進むやつ」が「どれだけ早く反応して」「どれだけ素早く動くか」なんだけど、最近こういうのはとにかく「設定可能な最速」を基本にしとくと反射神経が鍛えられて良いです。効率よくなります。

Vimとかちゃんと使ってた時代を振り返ると長押しで連続移動とかは圧倒的に邪道なんですが、その辺りはもう連打で移動でええんや。カーソルだーってできればそれでいい。

うまく収納できるカバンをどうするか問題

最後に、iPad + HHKB(というかHHKB)はここ最近で言うと「ルンバ以来の俺的大ブーム」なんですが、上手に収納できるカバンがなかなか無いという所だけは大きな問題。

2020年にもなって、ほとんどの(自分が欲しい)カバンは「パソコンをしまう所」はついてるんですが、当たり前ながらそのスペースではキーボードはしまえません。

また、割と「分厚くて長い」存在なので、これをうまく収納するのがとにかく大変に難しい。

現状持ってるカバンで言うと、とりあえずPeakDesignのトートバッグ(販売終了モデル)が一番マシな状態なんですが、使いやすいとは言い難い。。。

まあ、でかいカバンさえあれば入るのは入るんですが、これを解決できるともう1段階便利になりそうで、なんかいいアイデア無いっすかね。

オーディオブックで目を節約する

現代社会のありとあらゆる場面で超重要な「目の疲れ」
少しでも目の負担を減らすためにオーディオブックを聴くようになったらすごくいろいろ便利になりました。

この記事を書いた人

五藤隆介(goryugo)

「仕事効率化」「ライフログ」「家族Hack」「デジタル情報共有」みたいなことを書いてます。
年に1〜2回子連れで長旅をするようになり、新しく旅行・お出かけブログも作りました。
2018年4月からはPodcastも毎日配信中。

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