音に包まれる感覚(サカナクションLIVE感想190414広島)
- 2019.04.21 Sunday
- 16:27
行ってきました2回目のサカナクション。
前回はこちら。
→世界観ハンパない(サカナクションLIVE感想170528広島)
どライトなのでレポ書く気は 全然ないというか書けないんだけど、
とっても楽しかったので覚えている事だけ。
どこまでネタバレか分からないので
一応開けます。
この先バレ注意。
今回は6.1ch Sound Around Arena Session
ということで、
ど素人にも音の違いが分かるかな?と
楽しみにしていたんだけど、
凄かった。
爆音のような『耳の痛さ』は全くないのに、
途中、音圧が凄すぎて慄いた。
圧というか…内臓からくる感じ。
体の中に直接流し込まれている感じ。
曲によってボーカルがすっきり聴こえたり
楽器と同様のバランスになったりだったけど、
インタビュー読んでみたら
多分あれも意識的にしているんだな。
相変わらず、紗幕と光の演出も
素晴らしかった。
対面スタンド前方から見ていると
アリーナ(スタンディングでした)が
まるで水面のように見える瞬間があったり。
なるほど、アクアリウムだねー!
開演前も青みのあるダウンライトだったし、
水の中のようなSEが
薄く流れていたような(気のせいかもw)
レーザーライトが途中で曲がって
模様を描くのなんて初めて見たよ!
『新☆宝島』と壁に描いたり。
初っ端3曲めで、開演前に
「私聴きたいんだよねー」と言っていた
『アルクアラウンド』がきて大喜びした。
テンション爆上がりである。
『夜の踊り子』はスクリーンで
MVのような芸妓さんが踊っていて、
チョモが終わった後で
「あれがオリンピック開会式でええやろ!」
って言ってたw
▼夜の踊り子/サカナクション
『さよならはエモーション』は
LIVEで聴くとCDより好きになったな。
新曲の『ナイロンの糸』も好き。
曲名は分からないけど、
ピーナッツ剥き続ける曲が
かなり好きだったw
スクリーンの女性がピーナッツを
剥き続けたり、踊り狂ったりするのw
『SORATO』で上空から全員が
DJ卓前サングラス一直線で登場!
あれ、戦隊ものの変身シーンのような
盛り上がり感があるね!
というか基本、サカナの曲って
単調じゃないというか
途中でぐあっと盛り上がったりするから
(ド素人すぎる表現)
CDで聴いたイメージよりずっと
LIVE向きなんだよね。
あと、やはり夜に合いすぎる。
ミッドナイトソニック行きてー!
『新宝島』から『アイデンティティ』、
『多分、風。』までの流れはもう
ひたすら踊りまくり!
音の海をサーフィンしているみたいで
とにかく楽しすぎた。
『アイデンティティ』はファンには
もういいと言われるぐらいの定番らしいけど、
冒頭で山口さんが客席に
「歌える?」と振って、
客が一斉に歌いだしたのを見て
「すごい!」ってにこっと笑っていた。
山口さんが笑うと何だか嬉しくなるね。
▼新宝島/サカナクション
▼多分、風。/サカナクション
本編終了前に少しMCが。
ニューアルバムのタイトルが
デビュー前?に使っていた
札幌のスタジオから東京までの
距離だと仰っていた。
「デビューしてからこれまで
作為的な曲を書くこともあり」
という山口さんのMCが
ちょっと胸に迫ったなあ。
アンコール一曲めで
『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』
だったのでライトの私はブチ上がったよね。
スクリーンにバッハの肖像画が
スロットゲームみたいに
ずらーっと出てきて笑ったw
本編最後とアンコールにロングMCがあるの、
福山公演でもそうだったけど毎回なのかな?
その他は基本MCもないし山口さんが
袖に入ることもないんだよね。
ガッツリ文系って感じで
そんな風に見えないけど(失礼だぞ)
体力あるんだなあ。
アンコール前のMCは
本編最後に言っていた
東京に出て、タイアップが付いたりして
認知が上がってきてから
『作為的な曲を書いたこともあった』頃と
札幌でただ純粋に曲を作っていた頃の
中間になるようなアルバムだと
いうようなことを仰っていたかな。
「そういうニューバランスなね…、
あっニューバランスってそういう意味?
良く考えられてるブランド名ですね!
まあ僕ら皆(足を上げて)NIKEなんだけどね!」
ってだいぶ笑ったww
その次のアルバムはまた変わるかも、
僕が歌詞を書かないかもしれないし
歌わないかもしれない、とまで
言っていた。
アーティストだなあ…。
いや、バンドマンではあるけど
ここまでやっていたら正しく
『アーティスト』と呼べるよね。
通常のLIVEは2.1サラウンドで
今回は6.1サラウンド。
客席を囲むようにスピーカーを置いている、
というお話。
6.1の説明する時
「よくヤンキーの車に…」って
ウーハーの説明していたけど、
「ヤンキー↓」って
ニューヨーク・ヤンキースとかと同じ発音で、
私達の地方は「ヤンキー↑」って発音だから
何のことか一瞬分からなかったw
「今僕が喋っているのは2.1なんですけど
これを6.1chにしたらどうなるか
ちょっとやってみましょう」
ということで、6.1chに切り替えて
「皆さんおはようございます!」
だったかなw
校長的な挨拶w
てか凄かった!あなたの頭の中に
直接語りかけています。みたいな。
稲葉さんのMCも6.1にしたら
聞き取りやすいじゃないかな?←
彼らを追いかけていたら自然と
そういう知識も身についていきそうだね。
で、スピーカーオンを客席の四隅で
切り替えていったんだけど、
「上手前方の山口です!」
「上手後方の山口です~」
って、全部声色変えて言ってて吹いたw
山口さんさすが番組持ってるだけあって
お話すごく上手いよねw
前日は同会場でAlexandrosが演っていて
スタッフさんが徹夜でセッティングした
とのことで、感謝をされていました。
「Alexandrosは2.1だったと思うよ?w」
っていうのわろたw
「いや2.1が悪い訳じゃないんだよ!」ってw
後はドラムの江島さんが
サカナやる前にやっていたバンド名が
『刀狩り』で、当時オヤジ狩りが
横行していたから付けたらしいけど、
「ダッサイ名前!」
「おこがましいわミュージシャン風情が!」
って山口さんが鋭いツッコミを入れていたw
何かMCの途中で山口さんが
栄養とるゼリーみたいなやつを
吸いながらメンバーの話聞いてて、
途中でむせてたんだけどw
あれ何だったんだろう。
(最初カロリーメイトかと思ったら違ったw
歌う前に口がボソボソするのまずいかw)
最後に、7年ぶりのアルバムが
歌詞遅れで6月に延期となってしまったこと、
深々と頭を下げて謝罪しておられました。
私も、バンドメインのソロ活動ではありつつ
稲葉浩志の作品は4年6年普通に待つけど、
いつも想像以上に凄いもの作ってくれるし
不満を感じたことはない。
スピード感は数字的に大事かもしれないけど、
やっぱり最終的にアーティストが
納得したものを聴きたいのが
音楽ファンだと思っているから。
(バンドとしてもソロとしても
新譜を聴けない辛さは絶対あると思うけどね)
これを語ってから
「そういうもの(商売としての音楽)から
距離を置くきっかけになった曲です」
的な事を言って
『グッドバイ』を演奏したの
とても切ない気持ちになった。
確かにLIVEなんだけど、一つの
小説を読んでいるような。
映画を観ているような。
不謹慎?だけど、とても良かったです。
最後に皆さんの記憶をお借りした
セットリストを。
1.セプテンバー
2.アルクアラウンド
3.夜の踊り子
4.陽炎
5.マイノリティ
6.Aoi
7.さよならはエモーション
8.ユリイカ
9.years
10.ナイロンの糸
11.蓮の花
12.忘れられないの
13.新曲
14.新曲
15.INORI
16.SORATO
17.ミュージック
18.新宝島
19.アイデンティティ
20.多分、風。
21.セプテンバー
22.『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』
23.夜の東側
24.グッドバイ
グッドバイのアウトロで
両側から幕が降り始め、
そこにスタッフロールが流れ出したの
まさに映画って感じで素晴らしかった!
でも、あっこれでさよならも言えず
グッドバイなのね…と思ったけど
その後もう一度幕が開いて
山口さんの生声
「ありがとうございました」
と手つなぎお辞儀がちゃんとあって
優しいな!ってw
ちゃんとお別れ言えた!みたいな
嬉しさがあったよね。
キーボードの岡崎さんが途中からまた
背中にトゲを生やしていたんだけど、
袖に入る時、必ず最後に
恥ずかしそうにそそそっと
走っていくのがめっちゃ可愛かった。
ギターの岩寺さんは新宝島で出てきた
MVと同じチアガールに囲まれていたのが
何だか可愛かった。
草刈さんは相変わらずど美人で
やっぱり草刈さんのベース好きだなあって。
クールでかっこいいのに割と衣装は
フリルとか付いていてとっても好みでした。
さて…。
つらつら書いたけど唐突に終わる。
もう最高に楽しかったです。
是非また行きたいな。
サカナクションの皆さんが苦労して
作り上げた作品、楽しみにしています!
834.194/サカナクション
最後まで読んでくださって
ありがとうございました。