コンジェット CONJET

ハイドロデモリッション(ウォータージェットによるはつり)の概要

ハイドロデモリションは、橋梁や駐車場フロア等の損傷に敏感な構造体から劣化コンクリートを制御はつりのために開発された工法です。
ウォータジェット固有の特徴により、適切な設定で実施した場合は、健全部分を残し、劣化コンクリートのみを選択的に除去するように調整することが可能です。
 

概要

コンクリートは複雑な材料

コンクリートは、セメントや骨材の外に空げきやクラックを含む複雑な材料です。ハイドロデモリッションの行程でウォータジェットがコンクリート中に浸透し、内部圧力を発生させます。

発生した圧力がコンクリートの引張強度を上回わった場、コンクリートが部分的に破壊されます。 このため、衝撃を伴う従来工法(油圧ブレーカなどによるはつり)では不可避だった、健全なコンクリートに対する損傷を発生させることなく、劣化した部分のみの除去が可能です。

接合性の品質管理が重要

鉄筋部分やその裏側までコンクリートの劣化が進んでいる場合は、鉄筋裏までコンクリートを除去して新コンクリートとの付着を確保し、将来にわたって鉄筋を保護する必要があります。ハイドロデモリッション工法では構造体に新たなマイクロクラックを発生させることはありません。

また、コンジェット機器ではノズルの揺動により鉄筋の裏側を施工することが可能で、その際に鉄筋を洗浄する効果で発生した錆を除去する効果も併せ持っています。

残留コンクリートの品質は目視検査で判定できます。クラックや塩分が残留コンクリートに見付かった場合はハイドロデモリッションを引続き実施して下さい。また、骨材とセメントの付着強度は、ハンマーで打った場合に石が欠ける程度に強力でなければなりません。通常、ハイドロデモリッションでの除去深さは、表面の損傷・劣化の状態によって異なります。従って、ハイドロデモリッションによって現れた表面は不均一なので、他のどの破砕工法と比較しても新旧コンクリート接合を良好に施工できます。テストの結果では、ほぼ100%の接合が得られています。

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