女性と「生理」は切っても切れない関係です。毎月来られるのもうっとうしいし、来なきゃ来ないで不安になる……。そんな生理を擬人化した漫画「生理ちゃん」(KADOKAWA)。
キモ可愛い(?)風貌をした生理ちゃんが時に厳しく、時に優しく女性たちに寄り添うストーリーに「共感しかない!」「まさかの感動!」という感想が寄せられています。
著者の小山健(こやま・けん)さんに、生理ちゃんが生まれた背景や、女性に話を聞いて驚いたこと、ないがしろにされがちな男性の悩みなどについて、ざっくばらんにお話しいただきました。
——WEBメディア「オモコロ」での連載「ツキイチ!生理ちゃん」のときから読んでいましたが、最初は「え!オモコロで生理のこと描くの?」と驚きました。生理をテーマにしようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
小山健さん(以下、小山):オモコロでは「生理ちゃん」以前にも定期的に漫画を描いていたんですけど、どれも今ひとつパッとしなかったんですよね。ほかのライターさんの記事がすごくリツイートされているのを見て、「自分ももっとウケるものを描きたいなぁ……」と浮かない気持ちを抱えていました。いままでの記事を分析して、「インパクトが勝負だな。よし、生理をテーマにしよう」と思ったのが、「生理ちゃん」を描き始めたきっかけですね。
——小山さんにとって、生理はどんなイメージのものだったんですか?