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【ドラニュース】

中日・高橋、休みは名古屋城RUN 三英傑にあやかりチームまとめる

2020年4月3日 紙面から

打撃練習する高橋=ナゴヤドームで(今泉慶太撮影)

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 中日・高橋周平内野手(26)が2日、名古屋城周辺の「名城公園」をランニングして調整するプランを明かした。この日はナゴヤドームでの練習に参加。開幕日はおろか練習日程も不透明な状況下、休日は徳川家ゆかりの地で『名城RUN』にいそしむという。その心は…。

 自宅にいたってストレスがたまるだけ。トレーニングウエアに着替えた高橋は玄関を飛び出す。「休みはランニングっすよ。やれることやるしかないですから。名城公園を走ります」。そのとき思いを巡らすのは自分、そしてチームのことだ。

 尾張徳川家が居城していた名古屋城。連想するのは三英傑のこと。それぞれの性格は「鳴かぬなら-」で始まる有名な句で表現される。高橋流の解釈はこうだ。

 「ボクの立場は『鳴かせてみよう』です」。肩書は主将。練習環境すらままならず、日々の感情に左右されがちな選手を、何とか工夫してまとめたいと考える。

 ひとつの照準が、開幕日が決まったとき。すぐにチームがひとつになれるよう下地をつくっておく。各選手の状況を把握し、必要な手を差し伸べる。そこが豊臣秀吉を言い表す句と合致する。

 この日のフリー打撃では下半身でどっしり踏ん張るスイングで柵越えを連発。右翼スタンド中段へ何発も放り込んだ。

 「普通です。何か語るような段階にありません」。フォーム微調整に余念はない。必要と思えば、大胆に修正もする。いつでも今の自分を『殺してしまおう』と考えられる。織田信長のように妥協とは無縁だ。

 『鳴くまで待とう』の姿勢は日程に対して。「考えたって仕方ないですから」。徳川家康のように忍耐強く待つ。

 

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