6月プレ企画を開催しました
みなさん、こんばんは!
72期7月集会では、去る6月1日、プレ企画として、ヘイトスピーチ分科会を開催致しました
ヘイトスピーチ分科会では、京都朝鮮第一初級学校ヘイトスピーチ事件を題材に、当時教務主任であった教員の方と弁護団の谷文彰先生、さらに当時朝鮮学校の学生であった方をお招きし、被害の実態、弁護団の実際の裁判における取組みについてご講演いただきました。
教員の方からは、ヘイトスピーチにより生徒が「朝鮮民族って悪いの?」と周囲の先生に尋ねる、尖った鉛筆を忍ばせることで襲撃に対抗する等、生徒に自己肯定感が失われたこと、さらに在特会の襲撃を恐れ生徒だけで遊び場に行くことができなくなるなど、深刻な教育環境の破壊の実態を語っていただきました。
弁護団の谷先生からは、裁判をすることで更なる注目を浴び、仮に敗訴した場合にさらなるダメージを負うことを想起し、法的手段へ立ち上がることへのハードルの高さを感じてしまうことが語られました。さらに「沈黙効果」と呼ばれる反論する意思を奪うヘイトスピーチの構造が説明されました。弁護団自身も訴訟活動を通じて、ヘイトスピーチの被害を理解していったことが印象的でした。
当事者である元生徒の方からは、日本社会に迎合して生きればいいと思った当時の心情が語られました。
日本社会を生きる上で差別される側の理解を深めることは、必須でありかつ難しいことであることを実感しました。
また、分科会終了後には、参加者の方も交えて懇親会を開催しました!
懇親会では、ヘイトスピーチや、朝鮮学校について、7月本番のテーマについてなど、真面目な話はもちろん、修習の話や、就活の話など、修習生ならではのお話でも盛り上がりました
今年のプレ企画には、多くの法学部生の方が来てくださいました
本番も、若い世代の方々にたくさん来ていただいて、将来共に同じ問題に取り組んでいける仲間を増やしていきたいですね
7月集会では、今からでも実行委員になることができます!
今から参加、来週から参加、来月から参加、当日参加も大歓迎です
興味のある方は、ぜひ下記の連絡先へご一報ください
apprentice72nd.pc@gmail.com
Twitter:@72symposium
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