(ニューデリー中央社)新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため全土が封鎖されたインドに滞在する台湾人が、日本政府が手配した臨時便に同乗して出国できる見通しとなった。駐インド代表処(大使館に相当)が明らかにした。
インドでは25日から約3週間、出入国を禁じるとともに、工場や会社なども原則的に閉鎖された。現地で暮らす日本人を帰国させるため、日本政府はデリー発羽田行きの臨時便を手配。日本航空が29日から来月4日まで1日1便を運航している。駐インド代表処によると、同処の要請を受けた日本航空が、空席があった場合、台湾人の予約を受け付けることに同意したという。希望者は電話で事前予約した後、インディラ・ガンディー国際空港でパスポートを提示した上で航空券を購入できる。
この知らせは30日、田中光・駐インド代表(大使に相当)がインドやバングラデシュなど南アジアに拠点を置く台湾企業・台湾人団体に伝えられた。
(康世人/編集:塚越西穂)