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【ドラニュース】

ナゴヤ球場を消毒 コロナ感染予防対策即実行 防護服身につけ毎日作業続ける

2020年3月31日 紙面から

2軍の練習試合で20日から22日まで阪神が使用した一塁側ベンチの消毒をする作業員=ナゴヤ球場で(中嶋大撮影)

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 中日は30日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴ってナゴヤ球場を消毒した。同球場にはコロナウイルス感染が発覚した阪神の伊藤隼太外野手(30)も20~22日に訪れていただけに、さらなる拡大を防ぐために今後は毎日消毒作業を続ける考えを示した。

 普段は選手たちの元気な声が響くナゴヤ球場が物々しい雰囲気に包まれた。白色の防護服を身にまとった作業員3人が薬剤を染み込ませたペーパータオルで手に触れそうな場所を拭いて回った。机の上や階段の手すり、ドアノブ…。ベンチ内にある選手の名前を書くホワイトボードに置かれたペンを一本一本ふくほどの徹底した作業で球場内を消毒した。

 「選手が安心して練習できる環境にしたいと思います」。作業に立ち会ったナゴヤ球場の平田和夫球場長代理は消毒することに至った理由をこう説明した。

 この日の消毒は球場のエントランスから始まり、阪神の選手も使用した一塁側ベンチやロッカー、選手サロンを中心に三塁側も含めて球場内のすべての部屋が対象。手に触れそうな箇所を中心に消毒を進めた。

 ナゴヤ球場に衝撃が走ったのは27日。2軍の練習試合でナゴヤ球場を訪れていた阪神の伊藤隼が新型コロナウイルスの陽性反応が出たと発表された。球団は翌28日に選手やスタッフに伊藤隼と接触したかどうかの聞き取り調査を行うと、29日から2日間はナゴヤ球場の使用を禁止。31日から練習が再開される前に消毒する運びとなった。

 阪神との練習試合が行われたのは20~22日の3日間。最終日の22日から数えると1週間以上経過している。それでも消毒作業を実施したのは念には念を入れるためだ。

 

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