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滋賀

大陸からオオカラモズ飛来 彦根の滝さん撮影

白い帯状の模様がある翼を広げ飛ぶオオカラモズ=東近江市内で(滝優さん提供)

写真

 彦根市野良田町の農業、滝優さん(77)が、東近江市内の田んぼで、大陸からやってくる渡り鳥のオオカラモズを撮影した。

 湖北野鳥センター(長浜市)によると、オオカラモズは中国などで見られるが、日本には、生息していない。

 中国南部や朝鮮半島で越冬するが、時折、日本に迷い込んでくる。

 体長三〇センチ前後で、灰色の体に、白い帯状の模様が入った翼をもつ。

 五年ほど前から趣味でカメラを始めた滝さんはこれまで、オオワシやハクチョウを追い掛けてきた。最近は自宅近くを散策し、カワセミなどの身近な野鳥も撮っている。

 知人からオオカラモズが来ていることを聞き、八百ミリの望遠レンズを手に現地へ。田んぼのへりにたたずむ様子や飛び立つ瞬間など、さまざまな姿をレンズに収めた。

 滝さんは「珍しい鳥で、難しい羽を広げたところも撮れてうれしい」と喜んだ。

 (稲垣遥謹)

 

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