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【コラム 撃戦記】

五輪種目追加への動き 活動がより活発に 全日本学生キックボクシング 東海大が3年ぶりV

2019年11月30日 紙面から

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 全日本学生キックボクシング連盟主催「第88回全日本学生選手権大会&チャンピオントーナメント決勝戦」が23日、東京・後楽園ホールであり、東海大が3年ぶり、13回目の優勝を飾った=写真。

 連盟は、テレビ局が視聴率を競ったブームの中で1972年に設立された。当時、私は日大で極真空手を学び、NETテレビ(現テレビ朝日)の「ワールドキックボクシング」にも出ていた。キックボクシングの基となったムエタイはタイの国技。剛のイメージが強い空手に対し、ムエタイは柔軟な動きが対照的だ。私は研究を兼ねてキックボクシングの同好会を大学に作った。

 その後4大学に部ができて、交流大会が始まった。それがいまにつながる流れだ。今は「全日本選手権」とは別に「大学交流戦」「大学対抗戦」を開催。昨年7月、タイで行われた「第1回世界大学ムエタイ選手権大会」にも4選手を派遣、活動の場を広げている。タイがムエタイを五輪種目に追加しようと動きだしたのも学生の気持ちを変えている。連盟の活躍を期待したい。

 23日の結果は次の通り。各階級優勝者、フライ級川原俊将(創価大3年)、バンタム級小野祥平(東海大3年)、フェザー級山口隼也(拓大2年)、ライト級大館秀長(日大2年)。

 最優秀選手・西方大智(東海大3年)、優秀選手・冨原旭日(創価大2年)、技能賞・執行航平(同3年)、喜多川賞・中原昴生(専大4年)。

 (格闘技評論家)

 

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