2020年02月26日 (水)長野県 辰野町


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春の訪れを告げる福寿草が見頃を迎えていました

今回の「たび自慢」は、中央アルプスと南アルプスに囲まれた

長野県中部に位置する人口2万の辰野町(たつのまち)です

かわいらしい黄色い花が、町の至る所で咲き誇っていました

 

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辰野町には、諏訪湖から静岡県へとつながる

天竜川が流れています

長野放送局の小田翔子ディレクターが紹介しているのは

その川沿いに人工的に造られた水路。

列をなすように水路が設置されていますが

はてさて何のための水路なのか・・・

 

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少し高いところから全体を望むと~

まるでナスカの地上絵のように張り巡らされています

この水路、一直線に伸ばすと全長3キロにも及ぶそうです

実はホタルが暮らすための水路なんです

もともと天竜川一帯はホタルの名所でしたが

水質悪化によりホタルが減少し、危機感を募らせた

地元住民が47年前から人工水路を造り

「ほたる童謡公園」として

ホタルが暮らしやすい環境作りを進めてきたんです

 

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毎年6月には「ほたる祭り」が開かれ

多いときには2万匹のホタルが乱舞するそうですよ

そのホタルを見に、人口2万の町に10万人を越える

観光客が訪れるそうで、町一番のイベントなんだそうです

町の取り組みは水路作りだけではありません

 

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「ホタル飼育研究室」を設置して

ホタルを増やす努力が日々行われています

研究室を1人で切り盛りするのが

辰野町役場観光係の堀内久史さんです

幼い頃からホタルを見て育ち

6年前から「ほたる祭り」のガイドもされきたそうです

たくさんの水槽で育てているのは~

 

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ホタルの餌となるカワニナです

辰野町では、水路で水質を管理するだけでなく

ホタルの餌も養殖し水路に放流することで

ホタルを保護しているんです

 

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カワニナは、町に自生する朴葉(ほうば)を

餌にして育てています

長さ30センチはあろうかという大きな朴葉を与えると

カワニナはきれいに葉脈だけ残して食べきります

 

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こちらは研究室のカワニナを食べて育ったホタルの幼虫

現在はホタルも養殖できないかと研究中で

川から土に上がってサナギになる過程を

研究室で実践しようとしているんです

ホタルという地元の宝を守ろうとする努力には

頭が下がります

実は、こうした辰野の本来の自然を取り戻す取り組みは

ホタルだけではないんです

 

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冒頭でご紹介した辰野町の花「福寿草」も

地元の方々の努力によって守られているんんです

地元の方の話によると、福寿草は家の裏の土手や

あぜ道などでひっそりと咲く花だそうです

原因ははっきりしませんが

自然環境の変化でこの福寿草も徐々に減ってきたそうです

 

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福寿草の群生が見られる場所として有名な沢底地区で

福寿草を守る活動をしている有賀(あるが)茂人さんです

有賀さんは、今年で18回目を迎える「福寿草まつり」を

企画する実行委員として

地区の皆さんと協力し福寿草を植えたり

散策ルートをつくったりしています

 

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有賀さんの自慢は

「永正二年(1504~1521年)」と彫られた

沢底地区に残る道祖神の石碑

日本最古の道祖神という説もあり

楚々と咲く福寿草と合わせて見に来て欲しいそうです

 

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2月29日に開かれる「福寿草まつり」では

地元の皆さんで作った「凍り餅」も振る舞われます

お餅を外に干して、自然の力で冷凍と解凍を繰り返し

乾燥させて作る昔ながらの保存食です

辰野町は、時代の変化と共に薄れゆく

自然や文化を今も味わうことがでる場所です

福寿草は3月上旬まで観賞できるので

ぜひ辰野町で本来の日本の風景をご覧下さい!

投稿者:小田切アナ | 投稿時間:09:43 | 固定リンク

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2020年02月18日 (火)岐阜県 可児市


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バレンタインの翌日の取材、トリュフチョコレートを前に

演出担当の大村志歩ディレクターもニコニコ顔!

でもこのチョコレート

信じられない食材で作られているんです

その食材が特産品の

岐阜県可児(かに)市から「たび自慢」で~す

 

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名古屋から電車で北へ1時間の岐阜県可児市は

明智光秀ゆかりの地

光秀が主人公の大河ドラマ「麒麟がくる」もスタートし

町は大変盛り上がっています

私の頭上には、光秀が生まれ育ったともいわれている

「明智荘(あけちのしょう)」という地域が

東西4キロ、南北2キロに渡って広がっています

 

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「明智荘」の南には、山城だった明智城跡があります

大手門をくぐって明智城の本丸跡を目指しましょう!

 

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取材に同行してくれた

市役所の奥村さん、飯田さん、地元のガイドさんも一緒です

まるでピクニック気分

 

 

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10分も歩けば頂上の本丸跡に到着です

先ほどの明智荘の景色はここから見られますよ

 

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案内をしてくれたのは

「明智荘をみつめる会」の

高井さんと渡邉さんです

大河ドラマが始まって

明智城跡を何度も上り下りしながら

観光客を案内してるんだそうです

 

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明智城跡に来ると、御朱印ならぬ御城印が購入できます

この御城印を求めてやって来る観光客も増えているんだとか

東に1キロ先には「大河ドラマ館」もオープンしていて

いい散策コースになっているのでぜひお越しください!

高井さんや渡邉さん、「明智荘をみつめる会」の皆さんが

熱く明智光秀を語ってくれるはずです

 

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今度は可児市の畑の土を掘り起こします

木曽川から運ばれるこの黒い土には有機物が多く含まれていて

地元の方は「黒墨土(くろぼくど)」と呼んでいます

この土が、可児市特産の作物を育てるんです

 

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掘り起こされたのは里芋!

粘り強いその触感と味には定評があり

関西の料亭に仕入れるほどの人気でしたが

最近はこの里芋を育てる農家さんが少なくなったそうです

 

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そこで立ち上がったのが「さといも塾」の皆さんです

農業とは全く縁のなかった人たち40人ほどが集まって

黒墨土で育てる里芋づくりを守っているんです

理事長の加藤芳久さんはもともとエンジニアだったそうで

今では里芋づくりが楽しくて仕方ないそうです

事務局長の有馬恵子さんが

今回素敵な里芋料理を作ってきてくれました

 

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それがこちら! 甘く煮た里芋に~

最初に大村ディレクターがご紹介したトリュフチョコレート!

なんと里芋で作られていたんですよ~

 

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里芋とチョコを練り合わせていて

お味はちゃんとしたチョコレート!

粘り強い里芋の触感がトリュフチョコレートにぴったりでした

いや~斬新なアイデアですよね~

地元では餃子やコロッケの具にしたりして親しまれているんですよ

 

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私が感動したのは、里芋の冷製スープのビシソワーズ!

玉ねぎと里芋をコンソメで煮てミキサーをかけた後

牛乳や生クリームでまろやかさを出し

塩と胡椒で味を整るそうです

本場フレンチの味に全く引けを取らないおいしさで

本当に驚きました

加藤さん、有馬さん、ありがとうございました~

明智光秀効果で

今後さらに可児市の里芋が注目されるといいですね~

投稿者:小田切アナ | 投稿時間:18:21 | カテゴリ:小田切アナの~のど自慢でたび自慢~ | 固定リンク

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2020年02月10日 (月)熊本県 水俣市


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柑橘(かんきつ)の皮の、

なんとまあ芳しい香りだこと。

今回はこの柑橘類が特産の、

熊本県水俣市から「たび自慢」しましょう!

 

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もう間もなく旬を迎える甘夏です。

収穫をまだかまだかと待ちかねたように、

たわわに実っていました。

緑にオレンジ色が映えるんですよね~。

 

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朝9時過ぎに取材に訪れましたが、

この日はかなり冷え込んでいて、甘夏に雫がいっぱい。

より一層みずみずしく見える甘夏は、

直径10センチほどに育っていました。

 

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このしっかりとした果肉をご覧下さい。

収穫するにはもう少し時間が必要で、

かぶりついたら酸っぱかったー!(笑)。

水俣の甘夏は、甘味、酸味、苦味のバランスが絶妙で、

その香りの良さから菓子店やパティシエからも、

大変人気なんだそうです。

 

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地元の皆さんは、

生産や加工販売をグループを組んで行っていて、

甘夏を栽培し、ジュースやマーマレードも作っています。

皆さんのにこやかな表情を見ると、

今年も美味しい甘夏が収穫できそうですね〜。

 

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こちらは水俣市の西側に広がる八代海の生き物、

タツノオトシゴです。

でもスマホに写ってるのは、

2017年に発見された新種なんです。

その名も「ヒメタツ」。

タツノオトシゴよりも頭の上の突起が小さいんですって。

この写真を撮ったのがこちらの方、

 

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水俣生まれの水俣育ち、

地元でダイビングショップを営む森下誠さんです。

八代海の魅力を全国に知ってもらいたいと、

水中写真家としても活躍されています。

森下さんが指差す八代海は内海で、

波も穏やかなことから、

ヒメタツの一大繁殖地であることも分かったそうです。

 

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森下さんが撮影した写真をもう一枚ご紹介しましょう。

左がオス、右がメス。

メスがお腹の卵を、オスのお腹に移す、

「托卵(たくらん)」という瞬間を撮らえた一枚です。

まるでハートの形!

タツノオトシゴは、

オスがお腹の袋で子供を育て出産するそうで、

その生態といい姿といい、本当に珍しい生き物ですね。

 

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八代海を望む親水護岸には、

「托卵」をモチーフにしたハートのモニュメントがあり、

恋人の聖地としても人気。

ハートの中に納まっているのは、

今回演出担当の吉田ディレクター(左)と、

3月に長崎県諫早市で演出を担当する牧ディレクター(右)です。

共に去年入局したばかりの同期で、

ハートの中でのど自慢の引き継ぎです!

念のため、二人は恋人でもなんでもありません(笑)。

さー、みんなでお昼ご飯食べに行こう!

 

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地元の「道の駅みなまた」には柑橘類がいっぱい!

吉田くんと牧さん、昼ご飯食べる前に試食大会ですね~。

私もほとんど試食させていただきましたが、

どれも香りが違い、甘味の強いもの、酸味が強いものと、

食べ比べが楽しい楽しい。

 

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私たちの目的はこれ!

地元の皆さんも大好きな「みなまたチャンポン」。

ま〜お野菜がたくさん入っていて嬉しいですねー。

 

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麺はかなりモチモチとした太麺で、

色が白っぽいんですよね~。

水俣のちゃんぽん麺は卵を使わずに、

製麺したものが多いんだそうです。

豚骨スープではありますが豚骨独特のにおいはほとんどなく、

お味はさっぱり!

タンメンに近い味わいで本当に食べやすかったですね~。

水俣市には特産物が多く、

辛味が少なく甘い「サラダたまねぎ」や、

4月から収穫が始まる「みなまた茶」、

八代海のしらすや太刀魚なども有名です。

山側に「湯の鶴温泉」、

海沿いに「湯の児温泉」もあり、

熊本県の南部、

鹿児島県の県境にある人口2万4000の水俣市は、

最高の観光地でした~!

投稿者:小田切アナ | 投稿時間:11:17 | カテゴリ:小田切アナの~のど自慢でたび自慢~ | 固定リンク

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2020年02月03日 (月)滋賀県 近江八幡市


 

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これがこんにゃく!?

そうなんです!

滋賀県でこんにゃくと言えば

この赤こんにゃく

逆に滋賀県民からすると

あの灰色のこんにゃくを見ると

「なんで赤くないの?」と驚くそうですよ

今回はのたび自慢は

琵琶湖の東側に面した、滋賀県近江八幡市です!

 

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市内を走るJR琵琶湖線の安土駅前では

戦後武将の織田信長像が出迎えてくれます

近江八幡市は

信長が「安土城」を築城した場所でもあり

地元の皆さんにとっては英雄なんです

 

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2017年に新しくなった安土駅

安土城の天主閣をイメージした

八角形の塔が設けられました

明智光秀を主役にした

大河ドラマ「麒麟がくる」が

スタートしたこともあり

安土城のある近江八幡市は

ますます注目されるでしょうね~

 

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八角形の塔の壁面に描かれた安土城!

 

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塔の壁面には

標高199メートルの安土山に築かれた

安土城の当時の様子が

再現されていて見応えがありますよ~

熊谷ディレクター

上りたくてしょうがないみたいですね~(笑)

実はこの石垣が今も残っています!

続いては安土城跡に直行!

 

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と、、、その前に、安土駅の観光案内所で

地元の方が厚紙で作った精巧な冑を被って

テンションアゲアゲの熊谷くん

 

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さ~っ、こちらが安土城の石垣です!

八角形の塔に描かれていたのが、まさにこの階段

安土城は1579年に完成したと伝えられていますが

その3年後には本能寺の変が起こり

その後、天主などの建物は焼失してしまいます

平成元年から復元作業が行われ

当時の石垣を組み直して整備したそうです

 

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私が立っているのは

階段の中断左手にある羽柴秀吉邸跡です

信長と秀吉が、この場所を起点に

天下統一に向けて邁進していたんですね~

こうした石垣を組んだ天主閣を備えた城郭は

その後のお城の建築に大きな影響を与え

城郭建築の模範になっていったそうです

 

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時間の都合で頂上まで登れませんでしたが

中腹からの眺めは最高です

現在人口8万の近江八幡市は

この安土城の築城をきっかけに

商業の町としての歴史を積み重ねていきます

 

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場所は変わって

安土城跡から西へ5キロほど移動した「八幡掘」

信長亡き後、今度は豊臣秀次(秀吉の姉の子)が

八幡山城を築いて、この地を治めます

安土や近隣から住民を集めて新たな城下町を作り

商業都市としての礎を築きました

当時の町並みを今に残した八幡掘は

ドラマや映画のロケ地としても活用され

観光地としても大人気

 

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八幡掘周辺には

名物の「近江牛」を食べられるお店もたくさんあります

赤こんにゃくも乗った、彩り豊かな近江牛の牛丼!

 

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近江牛はサシが細かく入った霜降りですが

脂の口溶けがよくて

私のようなオジサンでもさっぱり食べられました

明治時代にこの近江八幡市から

良質の牛肉が東京に出荷され

「近江牛」の名が広く知れ渡ることになるんです

 

見どころたくさんの近江八幡市

大河ドラマ「麒麟がくる」を見たら

近江八幡市に行きたくなりますよ~~~(笑)

 

投稿者:小田切アナ | 投稿時間:14:46 | カテゴリ:小田切アナの~のど自慢でたび自慢~ | 固定リンク

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2020年02月03日 (月)NHKのど自慢チャンピオン大会2020 出場者決定!


2020年3月20日(金・祝)後7:30 NHKホールから生放送! ※都道府県名はのど自慢の開催地です。

風見直諒さん(茨城県結城市)/石川 仁さん(新潟県新潟市)/長谷川 昴さん(広島県廿日市市)

小倉祐介さん(東京都新宿区)/黒田珠衣さん(佐賀県上峰町)

藤元畝那さん・藤元脩平さん(北海道岩見沢市)/加藤詩乃さん(福岡県中間市)

永田さおりさん(高知県南国市)/小川和良さん(埼玉県新座市)/岩本みさきさん(静岡県菊川市)

川邊美幸さん(三重県志摩市)/吉田健五さん(佐賀県基山町)/藤木ハンナさん(茨城県日立市)

投稿者:のど自慢スタッフ | 投稿時間:09:40 | カテゴリ:お知らせ | 固定リンク

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2020年01月28日 (火)神奈川県 鎌倉市


 

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さ~、2020年ののど自慢がスタートしました!

今年最初の「たび自慢」は神奈川県鎌倉市から。

今年がいい年でありますように、、、

鎌倉幕府を開いた源頼朝ゆかりの「鶴岡(つるがおか)八幡宮」に、

お参りに行ってきました~。

 

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八幡宮の階段を上りきって後ろを振り返ると、この景色!

「舞殿」と呼ばれる建物の向こうに「三の鳥居」、

さらに奥に「二の鳥居」が見え、

「若宮大路」と呼ばれる参道が一直線に、

湘南の海につながっているんです。

鎌倉市は相模湾に面した人口17万2000の町で、

年間2000万人近い観光客が訪れる、

まさに観光都市なんです。

 

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こちらが国の重要文化財に指定されている「本宮」です。

源頼朝が現在の地で八幡宮を整えたのが1191年。

およそ800年に渡って鎌倉の象徴として、

歴史を刻んできたんですね~。

 

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本宮に掲げられている八幡宮の「八」の字にご注目!

神様の使いである鳩が向き合って形づくってるんですよ。

可愛らしいでしょう~。

 

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今回演出担当の鵜飼ディレクターが、

番組の成功を祈願しておみくじを引きます!

このはしゃぎっぷり(笑)。

意気揚々と引いたくじは~・・・?

 

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・・・ある意味持ってるよね~。

番組は成功したから、

鵜飼君が悪い運を出し切ってくれたんだね。

 

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こちらは参道の西側に平行して、

八幡宮につながる「小町通り」。

平日だというのにこの人出!

観光都市の名にふさわしい賑わいですよね~。

 

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それもそのはず、

小町通りにはたくさんの甘味処が軒を連ねていて、

歩いているだけで甘~い香りに包まれます。

本当にいろんなスイーツが売られていて、

目移りしちゃいました!

私が手に取っているのは、

2年ほど前にできたお店の美味しいチーズケーキ。

小町通りには年を重ねるたびに、

どんどん新しいお店ができるんですって。

 

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一方で、来年で創業100年を迎える、

老舗の和菓子屋さんもあります。

地元で昔から愛されている名物が、

粟(あわ)で作ったお餅であんこを包んだ「粟大福」。

粟の風味と品のある甘さを味わえて、

小町通りでは昔ながらの味もしっかり守られています。

 

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鎌倉というと、

最近は様々な種類のお野菜が食べられる場所として、

有名になりましたよね~。

こちらは若宮大路に面した野菜の直売所です。

「鎌倉市農協連即売所」と言って雰囲気のある建物にびっくり。

 

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昭和3年から地元の市民の台所として愛され続け、

23件の農家さんが代わりばんこに、

自慢の野菜を売りに来るんだそうです。

この日は買い物袋を手にした外国人の姿もあり、

鎌倉で暮らす外国人にも人気なんだそうですよ。

 

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直売所で売られている野菜は250種類以上!

スーパーではなかなか見かけない珍しい野菜もあって、

地元のレストランのシェフも通うほど。

冬物の根菜類もカラフルですよね~。

 

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鎌倉で野菜を作り続ける萩本秀一さんは、

お爺さまの代からこの直売所で野菜を販売してきたそうです。

奥様とお母様も笑顔を振りまきながら一緒にお野菜を売っています。

買い物客とお話しをしながらのこうした対面販売は、

本当に見かけなくなりましたよね~。

観光都市・鎌倉は、地元で暮らす人々も笑顔にする文化が、

しっかり息づいていた町でした~。

投稿者:小田切アナ | 投稿時間:18:04 | カテゴリ:小田切アナの~のど自慢でたび自慢~ | 固定リンク

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2019年12月10日 (火)宮崎県 日向市


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何やらサーファーっぽい男性が、大きな牡蠣(カキ)を持ってアピール!

男性は、できればサーフィンをうまくなりたいと願う

NHK宮崎放送局の尾崎ディレクター。

今回はサーフィンとカキの町から「たび自慢」しましょう!

 

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宮崎県の北部、太平洋に面した日向市。

海岸の前に素敵な看板が。

「phew! HYUGA=ヒュー!日向」が

この町のキャッチコピーなんですよ。

1年を通じて気候が温暖で

太平洋からの波のうねりが安定していることから

日向市は全国屈指のサーフスポットとして有名なんです。

 

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こちらがサーファーに人気の海岸「お倉ヶ浜」。

4キロに渡り、このなだらかな砂浜が広がっているんです!

遠浅のため砂浜に海水が薄く残り

鏡のようにサーファーを映し出しています。

まるでウユニ塩湖のようだー!

見ているだけで和むんですよね〜。

海にはポツポツと黒いものが浮いて見えますが

みんなサーファーです。

 

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どうですか、日向の波は! いい感じでしょう〜。

眺めていると、素人目にも分かるような

結構いい波が来てるんですよね〜。

12月だというのに、この日は30人ほどが“波乗り“していました。

 

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早朝サーフィンを終えてこの笑顔の男性は

日向市よりも北部にある延岡市からやってきたそうです。

なんと62歳!サーフィン歴は40年を数え

よくこちら「お倉ヶ浜」でサーフィンを楽しまれるそうです。

日向市では4年前からサーフタウン構想を立ち上げ

サーフィンで町おこしをしていて

日向の波を求めて移住される方も多いんだそうです。

歳を重ねても楽しめるのが、サーフィンのいいところなんですね!

 

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続いて向かったのは

最近パワースポットとして人気を集めている神社です。

七五三を迎えた姉弟が着物姿でお参りに訪れていました。

地元でも愛されている神社なんですね~。

 

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先ほどの「お倉ヶ浜」にほど近く

海沿いの柱状岩の上に建つ「大御(おおみ)神社」。

この神社、今年日本中を湧かせた

あのラグビー日本代表が訪れ、注目を浴びました。

 

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ラグビー日本代表のお目当ては

高さが4メートル、周囲30メートルもある大きな岩「さざれ石」です。

「君が代は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで」

そうです、「君が代」の歌詞にも登場する「さざれ石」。

小さな石が長い月日をかけて固まって大きな岩となったもので

結束を象徴する岩として、

ラグビー日本代表はワールドカップ前に

この岩の前でワンチームを誓ったんです。

その後の活躍ぶりは、皆さんもご存じの通りですね~。

 

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日向市は海の幸も豊富! その一つが岩ガキ。

日向市北部の沿岸はリアス式海岸になっていて

その入り江が栄養豊富でカキの養殖が盛んに行われているんです。

カキ殻が大きくてびっくり!

大きいものは長さ15センチほどありました。

地元のカキ小屋では焼きガキとして楽しむことができます。

 

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焼き上がったカキには

日向産の柑橘「へベス」をたらして食べます。

果汁たっぷりで、酸味はさほど強くなく香りがいいんですよ~。

 

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それにしても、本当にこちらの牡蠣は大ぶり!!!

へベスの果汁に包まれた熱々の牡蠣は

まさに日向の土と海が育んだ味ですね~!

 

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取材に同行して頂いた

市の観光交流課の葉上さん(中)と加那屋さん(手前)も

地元の味に舌鼓。

加那屋さんは牡蠣小屋で食べる牡蠣は初めてだったそうで

取材に来て頂いて良かった良かった(笑)。

お二人のお陰で、日向市の新たな魅力に触れることができました。

いろんなパワーをいただけた日向市

最後に叫びたくなりますね、ヒューーーー!

投稿者:小田切アナ | 投稿時間:16:54 | 固定リンク

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2019年12月03日 (火)茨城県 日立市


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今回の会場の最寄駅で降りて、

ホームから階段を昇って改札に向かうと!

・・・この景色が広がっていたんです。

全面窓ガラスの先に見えるのが、快晴の空と太平洋です!

今回は、茨城県の北東部にある人口17万9000の

日立市から「たび自慢」です。

 

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こちらはJR日立駅。

鉄道の国際デザインコンペティションの駅舎部門で

最優秀賞を受賞しているんですよ。

ガラス張りの飛び出た部分は駅とつながっていて、カフェになっています。

カフェにつながるコンコースにはピアノも置いてあり、

時々訪れた人が自由に鍵盤を鳴らしていました。

まさに日立市民の憩いの場です。

 

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その日立市を象徴するものがこれ。

よく見るとコイルが円を描くように備え付けられていますが、

これ自体がモーターになっています。

そもそも日立市は銅を産出する鉱山がありました。

その鉱山には、銅を運搬するための機械のモーター部門があり、

そのモーター部門がゆくゆく世界有数の

総合電機メーカーとして成長していくんです。

さて、このモーターは何のために使われているんでしょうか~。

 

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製造現場に潜入しました!モーターを備えた複雑な形の白い箱。

オートメーション化された工場ではありとあらゆる部品が造られ、

最終的には作業員3人が一つのチームとなって組み立てていくそうです。

 

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1人が組み終わると、白い箱はベルトコンベアーで流れて

隣の作業員のブースに移動しさらに部品を組んでいきます。

1年ごとに新商品が開発される家電業界の中で、

機械で部品を作り人間が組み立てるこの作業が効率的なんだそうです。

モーターの付いた白い箱には、大きな穴の開いたドラムが取り付けられました。

もうお分かりですよね。

 

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製造していたのは、最近流行りのドラム式洗濯機でした~!

日立市は、ドラム式洗濯機の全国シェア4割を誇ります。

年間で24万台も製造されているんですって!

その他にも掃除機、炊飯器、電子レンジといった家電製品から、

大きな発電所で使う発電機まで、

モーターを使うありとあらゆる電化製品がこの日立市で造られているんです。

 

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工場を見学する際、こんなおもてなしも受けました。

嬉しかったな~。工場の説明・案内をしてくださった、

総務の黒羽さんと林さん、生活家電本部の小嶋さん、設計部の根本さん、

取材をさせていただきありがとうございました~!

 

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さて、ものづくりの町・日立市は太平洋に面していることもあり、

漁業の町としての顔も合わせ持ちます。

日立市内には6つの漁港があり新鮮な太平洋の海の幸に恵まれています。

冬場のアンコウは特に有名ですが、

そんなおいしいお魚たちと出会えるのが、

「道の駅 日立おさかなセンター」!

 

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 おさかなセンター近くの久慈漁港に水揚げされた魚が、

いっぱい店頭に並んでいました。お値段も安い!

 

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 こちらは少量お刺身をパック詰めしたものがズラリ!

一パック100円台から300円台。自分で好きなもの選んでいきます。

 

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 私が選んだのは、「赤むつ」「漬けサーモン」「かんぱち」

「めばちまぐろ」「白魚」「真あじ」と6種類。

中盛り100円のごはん(出し汁付き)をつけて~・・・

 

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 こちらがおさかなセンターの名物「身勝手丼」!

選んだ魚を自分で勝手に丼に盛り付けます!

白魚はコリコリ、赤むつや真あじは脂が乗っていて、

どれも本当に新鮮でした。

ちょっと贅沢に盛り付けすぎましたが(笑)

東京で食べる海鮮丼よりも本当にお安くておいしかった~!

電化製品から新鮮なお魚まで、

日立市は「たび自慢」しがいのある町でした~!

 

投稿者:小田切アナ | 投稿時間:14:44 | カテゴリ:小田切アナの~のど自慢でたび自慢~ | 固定リンク

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2019年11月26日 (火)青森県 三沢市


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飛行機と関わりが深い町

青森県三沢市にやって参りました~!

八甲田山を背景に、戦闘機の「F-16」を

こんな間近で見学することができるんです。

戦闘機の向こう側には

航空自衛隊とアメリカ軍が共同使用する三沢基地があり

基地に備わった滑走路は

三沢空港として民間も利用しています。

まさに三沢市は飛行機の町!

 

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たくさんの飛行機が展示されているのが

三沢航空科学館にある「大空ひろば」。

取材には青森放送局の土田翼アナウンサーが同行しました。

名前が“翼”って、三沢市にピッタリ!(笑)。

 

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航空科学館の中はひしめき合うように

様々な飛行機が展示されてますよ。

手前の大きな飛行機は

戦後初めて日本で開発された輸送機「YS-11」です。

人類が大空にかけた夢を

様々な飛行機を通じて触れることができます。

 

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子供たちに人気なのは、体験型アクティビティー。

こちらは自由落下体験装置!

カプセルに乗り、空気の力で浮上したり降下したりします。

 

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土田アナウンサーと意気揚々とカプセルに乗り込みました!

ベルトで体を固定して準備万端。

 

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空気の力は凄い! 一気に浮上したと思ったら急降下。

このひん曲がった表情を見たら乗りたくなくなるかな~。

50歳には刺激が強すぎました(泣)。

 

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三沢市が飛行機の町として歴史を重たきっかけが、

80年前に世界で初めて太平洋無着陸横断飛行を成功させた

この飛行機、「ミス・ビードル号」

航空科学館にはそのレプリカが展示されています。

41時間10分かけて、アメリカワシントン州ウェナッチ市までの

7847キロを見事横断飛行しました。

その出発地が三沢市だったんです。

 

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三沢基地にはアメリカ軍関係者など

1万人ほどが暮らしているそうで

そんなアメリカ人との交流も盛ん。

アメリカ空軍のシェフ直伝のハンバーガーを

地元の道の駅で食べることができます。

その名も「エアーフォースバーガー」!

紙に包まれたハンバーガーにポテトにサラダ?

 

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「パテ」と呼ばれる分厚いお肉をご覧あれ。

この厚みがアメリカンですよね~。

お肉も香ばしく焼かれています。

 

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そして自分の好みで

トマトやレタス、ピクルスなどをお肉の上に乗せ

ケチャップとマスタードをかけてバンズ(パン)で挟むんです。

これがエアフォース流!・・・

それにしてもダイナミックですよね~。

 

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土田アナが食べます!

口の開きがハンバーガーの大きさに追いつかない!(笑)。

アメリカンサイズを肌で感じました。

もちろんお味は、very good!

 

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三沢市の中心市街の夜は今

イルミネーションで彩られています。

既にクリスマスの装いですね~。

三沢市にはアメリカの雰囲気を味わえる

イベントがたくさんあるんです。

6月にはアメリカンパレード

10月にはバーベキューやハロウィンのイベント

そして一番の盛り上がりを見せるのが

三沢基地で9月に行われる航空祭。

人口4万の三沢市が10万人の人出で賑わうそうです。

アメリカ文化との交流が深い飛行機の町

三沢市は、“ねぶた”で有名な青森県にあって

国際色豊かな町でした~!

投稿者:小田切アナ | 投稿時間:16:30 | 固定リンク

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2019年11月19日 (火)新潟県 加茂市


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かわいいシマリスが、怪獣に餌で誘われ襲われる!・・・

ように見える写真ですが

“怪獣”の方はかなりの胸キュン状態なんですよ(笑)。

リスはまた後ほどご紹介するとして

今回は新潟県中央部の内陸にある

加茂市から「たび自慢」です。

 

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加茂市といえば「桐たんす」!

およそ230年前から作られてきた、加茂市の伝統工芸品です。

でもこのたんす、ずいぶんデザインが格好いいでしょ。

最近は消費者の要望に細かく応えて製作する

オーダーメイドにも力を入れているんだそうです。

 

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こんな青い「桐たんす」もあるんです!

実は、うしろの古いたんすの一部だったものを

あらたに修復しリメイクしたものなんです。

時代も変わり、「桐たんす」も色や形を変えて

受け継がれているんですね~。

今も市内で30の工房があり

全国の「桐たんす」のシェアの7割を占めているんです。

 

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「桐たんす」の良さはいろいろあります。

軽くて燃えにくく、抗菌効果もあると言われています。

特に気密性の高さは有名ですよね。

それは職人さんの持つ技術によって生み出されます。

かんなで丁寧に削りながら

正確にその形を作り出していきます。

 

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一度削っては確認し、また削っては確認し

この作業を何度も何度も繰り返していくそうです。

 

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それは、かんなの削りカス一枚にこだわる技術なんです。

たんすの引き出しの隙間は

ティッシュペーパーよりも薄いんだそうです。

引き出しを一つしまうと、別の引き出しが飛び出すのは、

それだけ気密性に優れている証拠なんですね。

 

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桐たんす工房の3代目、桑原隆さんです。

壁に貼ってあるのは、桐たんすを購入したお客様からのお礼のハガキ。

中には、3人目のお子さんが生まれた報告のハガキがあり

ゆくゆくは3人の子供のために「桐たんす」をプレゼントしたいと、

メッセージが書かれていました。

桑原さんも仕事に力が入りますよね~。

桑原さん、加茂の「桐たんす」を守るために、頑張ってください!

 

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さ~、体長10センチほどのシマリスさんの登場です。

ヒマワリの種の皮をきれいに歯ではぎ取って

中身を口の中いっぱいにため込んでいます。

このふくらんだほっぺが、またかわいらしんですよね~。

訪れたのは加茂市にある加茂山公園です。

JR加茂駅から歩いて5分と近いので

園内にあるリス園は子供たちにも大人気。

 

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リス園で30匹ほどが放し飼いにされていて

餌をあげるとチョコチョコっと寄ってきます。

取材スタッフの背中にまで乗ってくる警戒心の無さ!(笑)

リスは冬になると冬眠するので

リス園も11月いっぱいで閉園し

冬眠から目覚める春に再び開園

リスと遊べるようになるそうです。

 

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公園のお土産屋さんで売っている

「リスまんじゅう」をパクリ!

まんじゅうとは言え、“リス”を食べる罪悪感からなのか

新潟局の柚木ディレクターは恐る恐るかじってます(笑)。

それはそうと、柚木ディレクターの後ろをご覧ください。

もみじが色づいてるでしょう~。

 

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そうなんです。

加茂山公園は、今ちょうど紅葉の見ごろを迎えています!

公園の広さは15ヘクタール以上あり

市街地の公園としては本当に広く

リス園だけでなく

神社や噴水のある池、野外ステージもあり

9月にはロウソクや提灯をともして灯りを楽しむ

「あかりば」というイベントも開かれ

年間30万人が訪れる人気の公園なんです。

 

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加茂山公園には3000本の雪椿が植えられている

「雪椿園」もあり、歌碑もたてられています。

小林幸子さんが歌う「雪椿」は

新潟県を代表するご当地ソングですよね。

歌碑を見ながら、つい口ずさんでしまいました。

雪椿は加茂市の花としても指定されています。

のど自慢の生放送では、20番の出場者が「雪椿」を歌い

新潟・加茂らしい番組をお送りすることができました。

 

 

投稿者:小田切アナ | 投稿時間:10:47 | 固定リンク

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