北京=高田正幸
独自の調査報道で知られる中国メディア「財新」は、昨年末、中国の複数の検査機関が未知のコロナウイルスの存在を確認しながら、中国政府が情報を公開しないよう命じていたと伝えた。感染が始まった当初に情報統制をしていた疑いを指摘するもので、ウイルスのサンプル廃棄も指示していたとしている。
対応に当たった医師らへの取材や公開情報の分析に基づく記事は、2月26日にネット上で公開されたが、まもなく削除された。
記事によると、武漢市の病院で受診した患者のサンプルを調べた広東省の検査機関が、12月27日に未知のコロナウイルスの存在を確認。別の広東省の機関も12月30日、重症急性呼吸器症候群(SARS)に似た新しいウイルスの存在を病院側に伝えていたという。
しかし、国家衛生健康委員会は…
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