中能登町旧鹿西中を2004年に卒業した7人が28日、卒業時に校内に埋めたタイムカプセルを掘り起こした。昨秋から探し続けて見つかっていなかったが、ようやく発見した。
校舎は新年度、中能登町庁舎として改修工事に入る。30歳を迎えた卒業生の有志が昨年11月頃から敷地に足を運んでいた。ただ埋めた場所に目印を付けておらず、作業は難航した。
「これで最後にしよう」と集まった28日、約4時間の捜索を経て、カプセルが土中から見つかった。50人が思い出の品を詰めたカプセルはそのまま保管し、年内に開く予定の同窓会で開封するという。
神前(こうざき)祐輔さん(31)=同町良川=は「もうあきらめようと思っていた。見つけたら、うれしさとなつかしさが込み上げた」と笑顔を見せた。