私が女性化を始めようと決めた日の話

初めて男の私が女性化を真剣に進めようと決意した日。

それは何でもない暇な休日だった。

当時実家暮らしだった私はその日、ボーッと昼まで寝ていて

起きて昼食を取り

することもなく部屋で猫とダラつきながら考えていた。

『もう20も過ぎてフリーターを続けてるだけだし。

特にしたいこともないし適当なところに就職してた方がいいのかなー。

それなら就職して仕事辞められなくなる前に、女になっちゃった方がいいよな！

よし！とりあえず調べてみよ！』

そんなノリでネット検索をし、性転換手術の受けられる某病院のサイトを見つけた。

だがイマイチ説明がよくわからない。

『ここに電話して予約したらホルモン治療とか精神科にかかったり性転換手術も全部出来るのかな？

けど詳しいことは何も書いてないし。

電話してみよ！』

そして電話をかけると

「こちらではジェンダー外来などは行っておらずうんたらかんたら、なんたらかんたら…」

「？？？？？？」

「どーとかこーとかなんとかかんとか…」

「？？？？？？」

「…なので別の場所になりますがメンタルクリニックを紹介させていただいていますが」

「？？？？？？！！！？

それはどこですか？」

という流れでクリニック名を聞き、そのメンタルクリニックへ行くことになった。

そして１ヶ月先に予約が取れ、何もわからないままとりあえず出向いた。

そしてそこへ半年ほど通い、ホルモン治療を受けられる別のクリニックを紹介してもらいホルモン治療を開始。

そして今現在もたまにそのクリニックへホルモンをお願いしに行っている。

思えば適当に出向き、流されるままに行き着いた結果が今！って感じ。

流れ着いた結果、戸籍上も女になってる現状。

きっと早くから自身の身体にコンプレックスがあったり、

GIDを強く感じていたりする人は自ら行動して少しでも情報を取り入れて！みたいにしてるのかもしれない。

だが私みたいに「特に将来の夢とかないしとりあえず大学に行こう」的なノリで精神科に行って順序よく進むのも一つかもしれない。

私には専門的な知識は全くないし、経験したことしかわからないが

知識のある先生方に従ってたおかげで今に至れている。

なので個人的に思うのは

思いついたら即行動！とかよりも

思いついたらとりあえず相談！

くらいの気持ちの方が女性化もそうだし何事にも無理なく進められるのかなと私は思った。