何度も起こる酒匂川の増水被害
加藤憲一市政で不満が多くあるものの一つに防災対策の不備というものがある。記憶に新しい令和元年の台風19号でさらに鮮明になりました。
酒匂川の川岸には多くのスポーツ施設が整備されており、サイクリングや野球、サッカーなど多くのスポーツができるようになっている。このスポーツ施設が台風や大雨のたびに整備が必要になっているのだが、これまで小田原市は何も対策をしてこなかっのです。
加藤憲一市長になってからも同じだ。今回の台風19号でもスポーツ施設は使えなくなり、子供たちをはじめスポーツ環境が極端に減ってしまっている状況です。多くの方々がこれについてネットでも発信しているので参考までに読んでいただきたい。
台風15号でも同様にこうした記録が市民のブログでも書かれています。
毎年のように崩壊するスポーツ施設の様子をみて、加藤憲一市長は何も思わなかったのでしょうか?河岸に集中しているスポーツ施設にいる子供たちが河の急激な増水で巻き込まれたりすることなどの心配はされなかったのでしょうか??
2020年2月、酒匂川には現在も荒れた状態のグランドがそのままとなって放置されています。護岸工事の早期検討など、対応できないものなのか不思議で仕方ありません。
視察の意味が不明。。。
加藤市長も防災対策については少しは考えようとしていた形跡はありました。酒匂川についての視察を行っていた様子がブログにありました。
①と②が書かれていますが、最終的な結論は
今後、関係者が知恵を出し合って、流域の安全確保と水系の健全性回復に向け、取り組みを進めなければなりません。
とあるのみ。。。何を対策として講じるかは視察報告では書かれていませんでした。なんのためにいったのでしょうか??
市議会における答弁も見てみましょう。
平成22年の台風9号による被災を契機として、平成25年3月に酒匂川総合土砂管理プランを策定し、森林や砂防、ダム、河道域、海岸に至るまで、国や県の各分野の管理者が連携し、土砂管理に取り組んでいるところであります。この中で、河道域を担う県では、堆積土砂のしゅんせつを精力的に進めており、現在、おおむね被災前の状態まで回復したところでございます。今後の取り組みにつきましては、昨年末、政府が閣議決定しております国土強靱化3か年緊急対策費を活用し、これまで以上のペースでしゅんせつを進めていくと伺っております。いずれにいたしましても、酒匂川の堆積土砂のしゅんせつにつきましては、今後も取り組み状況を注視いたしまして、しっかりと働きかけを行ってまいります。
小田原市 令和 1年 9月 定例会 09月18日-05号 加藤憲一市長答弁
酒匂川総合土砂管理プランというものが策定されているようではあるが、これは神奈川県の仕事であり、市長は注視はするものの、基本的にはこのプランを受け入れる態度のようです。つまりは県の仕事にのっかっているだけのように見受けられます。
神奈川県への要請はしているのだろうか?
正直、このまま県の事業を見守る姿勢で良いものなのか疑問しかわきません。。。世の常ではありますが、地元の小田原市から神奈川県へ要請が無いと予算も付きづらく工事も計画からどんどん遅れるというものです。今の加藤市長に期待してもむりだろうなとは思いますけどね。。。
また、改めて現在の酒匂川の写真撮ってこようかな。。。この間川沿いを車で走ったら相も変わらず荒れ果てたまんまでした。