新型コロナウイルスに関するQ&A(医療機関・検査機関の方向け)
令和2年3月24日時点版
問1 診断方法はなんですか?
問2 臨床経過はどのようなものですか?
問3 自治体で行政検査を実施する場合、検査方法などの相談窓口はありますか?
問4 PCR実施ができる場所や費用、結果が出るまでの期間を教えてください。
問5 検査が陽性となった場合の行政の対応はなんですか?
問6 鑑別疾患はなんですか?
問7 体調を崩した方が医療機関を受診した際に、現場の医師や看護師などはどのようなことに注意して診察を行うべきでしょうか?
問8 感染の疑いがある患者を診察する際、医療者はどのような準備や装備が必要ですか?
問9 感染の疑いがある患者の届け出は必要ですか?
問10 疑い患者が疑似症定点でない医療機関を受診した際の対応はなんですか?
問11 医療機関や検査機関で新型コロナウイルス感染症患者に診療を行った場合、濃厚接触者に該当しますか?
問12 医療機関や検査機関で新型コロナウイルス感染症患者に診療を行った後、就業を控えた方が良いですか?
問13 医療機関や検査機関で新型コロナウイルス感染症患者に診療を行った後、PCR検査を行ってもらえますか?
問14 医療機関や検査機関での診療により、感染してしまった場合はどうなりますか?
問15 新型コロナウイルスの簡易検査キットの開発・使用開始はいつごろになりますか?
問16 新型コロナウイルスのワクチンの開発・使用開始はいつごろになりますか?
問17 治療薬や治療法の開発の今後の見通しを教えてください。
問18 新型コロナウイルス感染症の方も含め、感染拡大、とりわけ院内感染の危険性を考慮すると、遠隔診療の体制を検討すべきではないですか?
問19 基礎疾患のある患者について、診療を行う上での留意点はありますか?
問20 妊婦、授乳婦、小児患者について、診療を行う上での留意点はありますか?
問21 新型コロナウイルスにより亡くなった方の遺体を搬送作業や火葬作業に従事する者に引き渡す際に、留意すべき事項はありますか。
問22 イブプロフェンで新型コロナウイルス感染の症状が悪化するという話を聞きましたが、どのように考えればよいでしょうか。
問1 診断方法はなんですか?
まずはお近くの保健所にお問い合わせください。
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問2 臨床経過はどのようなものですか?
http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/2019ncov_casereport_200205.pdf
なお、China CDCによると、2月11日までに中国でコロナウイルス感染症と診断された44000人のデータによると、息苦しい(呼吸困難)などの症状や血中の酸素濃度の低下などを認めない軽症例が80%以上と多くを占めており、呼吸困難が生じる重症や呼吸不全に至る重篤例は20%未満に過ぎないと報告されています。
http://weekly.chinacdc.cn/en/article/id/e53946e2-c6c4-41e9-9a9b-fea8db1a8f51?from=timeline&isappinstalled=0
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問3 自治体で行政検査を実施する場合、検査方法などの相談窓口はありますか?
※国立感染症研究所のHP「新型コロナウイルス(2019-nCoV)」
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov.html
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問4 PCR実施ができる場所や費用、結果が出るまでの期間を教えてください。
※陰性の結果の場合、8万円の費用がかかるといった誤った情報が、SNS(ソーシャル・ネット・ワーキングサービス)上などで流れているのでご注意ください。
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問5 検査が陽性となった場合の行政の対応はなんですか。
・厚生労働省HP:「新型コロナウイルス感染症について」の「1 自治体・医療機関向けの情報」
・国立感染症研究所のHP「新型コロナウイルス(2019-nCoV)」に掲載の関連するガイダンス
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問6 鑑別疾患はなんですか?
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問7 体調を崩した方が医療機関を受診した際に、現場の医師や看護師などはどのようなことに注意して診察を行うべきでしょうか?
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問8 感染の疑いがある患者を診察する際、医療者はどのような準備や装備が必要ですか?
詳しくは国立感染症研究所のHP「新型コロナウイルス(2019-nCoV)」に掲載の関連するガイダンスをご参照ください。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov.html
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問9 感染の疑いがある患者の届け出は必要ですか?
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問10 疑い患者が疑似症定点でない施設を受診した際の対応は何ですか。
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問11 医療機関や検査機関で新型コロナウイルス感染症患者に診療を行った場合、濃厚接触者に該当しますか?
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問12 医療機関や検査機関で新型コロナウイルス感染症患者に診療を行った後、就業を控えた方が良いですか?
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問13 医療機関や検査機関で新型コロナウイルス感染症患者に診療を行った後、PCR検査を行ってもらえますか?
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問14 医療機関や検査機関での診療により、感染してしまった場合はどうなりますか?
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問15 新型コロナウイルスの簡易検査キットの開発・使用開始はいつごろになりますか?
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問16 新型コロナウイルスのワクチンの開発・使用開発はいつごろになりますか?
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問17 治療薬や治療法の開発の今後の見通しを教えてください。
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問18 新型コロナウイルス感染症の方も含め、感染拡大、とりわけ院内感染の危険性を考慮すると、遠隔診療の体制を検討すべきではないですか?
※疾患によらず、定期的に医療機関を受診している方について、定期的にかかっている疾患に対する診療(例:高血圧で普段かかっている方が、高血圧の診療ため受診)が対象です。初診の方や、定期的にかかっている疾患に対するものではない場合(例:高血圧で普段かかっているが、発熱で受診した)は対象ではありません。
詳しくは下記事務連絡をご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/000602426.pdf
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問19 基礎疾患のある患者について、診療を行う上での留意点はありますか?
関係学会からの留意点
○心臓病患者に関する留意点
・日本循環器学会
心臓病患者の新型コロナウイルス感染症に関するQ&A
http://www.j-circ.or.jp/
○気管支喘息患者に関する留意点
・日本アレルギー学会
新型コロナウイルス感染における気管支喘息患者への対応 Q&A(医療従事者向け)
https://www.jsaweb.jp/modules/important_list/index.php?content_id=67
○糖尿病患者に関する留意点
・日本糖尿病学会
新型コロナウイルス(COVID-19)への対応について(Q&A)
http://www.jds.or.jp/
○透析患者に関する留意点
・日本腎臓学会
透析患者診療における新型コロナウイルス感染症について
https://www.jsn.or.jp/
・日本透析医学会
新型コロナウィルス感染症に対応した医療体制について
https://www.jsdt.or.jp/
・日本透析医会
新型コロナウィルス感染症に対応した医療体制について
http://www.touseki-ikai.or.jp/
○リウマチ、膠原病患者に関する留意点
・日本リウマチ学会
新型コロナウイルス(COVID-19)への対応について
https://www.ryumachi-jp.com/
○がん患者に関する留意点
・日本癌治療学会
新型コロナウイルス感染症に対応した医療体制についてのQ&A
http://www.jsco.or.jp/jpn/
・日本臨床腫瘍学会
新型コロナウイルス感染におけるがん患者への対応 Q&A
https://www.jsmo.or.jp/
○脳卒中患者に関する留意点
・日本脳卒中協会
脳卒中患者さんのための情報
http://www.jsa-web.org/
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問20 妊婦、授乳婦、小児患者について、診療を行う上での留意点はありますか。
関係学会からの留意点
○妊婦、授乳婦に関する留意点
・日本産科婦人科学会
妊婦・産褥婦の新型コロナウイルスの感染予防対策について
http://www.jsog.or.jp/modules/news_m/index.php?cat_id=7
○小児患者に関する留意点
・日本小児科学会
新型コロナウイルス感染症に関するQ&A
http://www.jpeds.or.jp/
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問21 新型コロナウイルスにより亡くなった方の遺体を搬送作業や火葬作業に従事する者に引き渡す際に、留意すべき事項はありますか。
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問22 イブプロフェンで新型コロナウイルス感染の症状が悪化するという話を聞きましたが、どのように考えればよいでしょうか。
(参考)
1. 欧州医薬品庁(EMA)の主な見解(2020年3月18日)
現在のところ、イブプロフェンが新型コロナウイルス感染の症状を悪化させる科学的な根拠はなく、治療に際して、患者や保健専門家はアセトアミノフェン、イブプロフェンのような非ステロイド性抗炎症薬を含め、すべての可能な治療オプションを検討すべきである。 (https://www.ema.europa.eu/en/news/ema-gives-advice-use-non-steroidal-anti-inflammatories-covid-19)
2. アメリカ食品医薬品局(FDA)の主な見解(2020年3月19日)
現在のところ、イブプロフェンが新型コロナウイルスの症状を悪化させる科学的な根拠はありません。イブプロフェンの服用が心配な場合や慢性疾患の治療に使用している場合は、保健専門家に相談してください。 (https://www.fda.gov/drugs/drug-safety-and-availability/fda-advises-patients-use-non-steroidal-anti-inflammatory-drugs-nsaids-covid-19?utm_campaign=Stakeholder%20Update%20-%20March%2020%2C%202020&utm_medium=email&utm_source=Eloqua)
3. WHOの主な見解
(1) 記者会見の質疑応答(2020年3月17日)
専門家は新型コロナウイルス感染症の感染者に対するイブプロフェンの有害な作用の可能性について調査をしているところであり、当面の間はアセトアミノフェンを代用することを推奨する。
(2) 公式ツイッター(2020年3月18日)
現在得られている情報に基づけば、イブプロフェンを使用しないことを推奨するわけではない。(https://twitter.com/WHO/status/1240409217997189128?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1240409217997189128&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.sciencealert.com%2Fwho-recommends-to-avoid-taking-ibuprofen-for-covid-19-symptoms)