達人達が見ている景色、お見せします。
異なる分野で活躍する2人の“達人”が出会い、語り合う。ただし、単なる対談番組ではありません。
番組の前半と後半でゲストとインタビュアーを「スイッチ」しながら、それぞれの「仕事の極意」について語り合い、発見し合う、いわばクロス×インタビューです。
人気急上昇のショートショート作家、田丸雅智。数々の受賞歴があり新聞の4コマ漫画でも知られるしりあがり寿。ともに不思議な魅力を醸し出す二人が出会い、語り尽くす。
現実とフィクション、本物とパロディの間を軽やかに駆け抜けるしりあがり作品。「個性をつけられるのはイヤ」と、創作の姿勢について語った。さらに「劣化に興味がある」という発言の真意は?一方、2014年のデビュー以来、読み手の想像力を刺激する作品を発表している田丸。お笑いコンビジャルジャルのライブにも登場、観客をその世界に引き込む。最後に2人で即興のショートショート作品を創作。いったいどんな作品が?
【出演】漫画家…しりあがり寿,ショートショート作家…田丸雅智,【語り】六角精児,平岩紙
選「沢則行×宮城聰」
チェコ・プラハを拠点に世界的に活躍する人形劇師の沢則行と、静岡県舞台芸術センターSPACの芸術総監督として海外と積極的に交流する演出家・宮城聰。初対面で熱く語る
チェコの国立芸術アカデミーで、人間と人形が同等に舞台に立つ演出「フィギュア・シアター」を学んだ沢。日本にもメソッドを紹介し国内外で活動している。前半は、現在長野県で巨大な人形を製作中の沢を宮城が訪ね、その世界観を聞く。後半は、静岡から世界に演劇を発信し、海外でも高く評価されている宮城を沢が訪問。演劇の普遍性や、私たちの生き方のヒントなど、日本を相対的に見てきた二人ならではの息のあったトークが弾む。
【出演】人形劇師…沢則行,演出家…宮城聰,【語り】六角精児,平岩紙
「村木厚子×今野敏」
無実の罪で誤認逮捕・勾留された経験のある元官僚・村木厚子と警察小説などで人気の作家・今野敏。組織を登りつめてきた達人と外から組織を描いてきたプロが語り合う。
大のミステリー好きという村木。中でも警察官僚が登場する今野の小説は勾留中も多数読破、心の支えにしてきたという。一方、警察官や官僚の理想の姿を作品に込めてきた今野。嘘や隠蔽が起きやすい現状に危機感を持つ。前半は村木が、空手家でもある今野の道場と書斎を訪ね、後半は村木がよく訪れる図書館で対談。テーマは組織のあり方から若者たちの居場所作りにも広がる。風呂で大好きな小説にキスをする?村木の意外な一面も…。
【出演】大学教授・元厚生労働省事務次官…村木厚子,小説家・武道家…今野敏,【語り】六角精児,平岩紙